今日はトラクター狂さんに送ってもらった「昔のカタログシリーズ」シリーズ、シバウラトラクターS-30Aです。いつもありがとうございます!
というわけで今回はS-30Aは1968年生まれ(確実ではないですが)ということで話を進めます。
S-30Aは以前も何回か見ましたよね!
『年式不明。シバウラS-30A「撮りトラ」』
『これが気になる!!シバウラS-30A「撮りトラ」』
『小ネタ2点』
『いや〜スッキリした!』
特長も書いてあります。引用してみますね。
- 強力で始動性、耐久性抜群の水冷ディーゼルが搭載されています。
- 前進8段、後進2段のミッションはあらゆる作業に適応できます。
- エンジン直結の油圧ポンプはクラッチと無関係に作動するので至便です。
- 操作弁レバーは自動戻り装置により自由な位置で中立にできます。
- 機械式ポジションコントロールは耕耘、整地代掻に威力を出します。
- 軽量にもかかわらずプラウ作業では当社独特のプルコントロール装置により40PS級の牽引力を発揮します。
- ボールネジステアリングにより、ハンドル操作は軽快でフロントローダーの作業でも重さを感じません。
- 完全密閉のブレーキは更に強力になり心地旋回を容易にしてます。
- フートアクセルが標準装備になりトレーラー作業にもってこいです。
- 作業灯が標準装備になり夜間作業に好都合です。
- 車輪幅は前後輪とも大幅に調節できるので管理作業に最適です。
- 軽量なSRT-6ロータリー及SRT-6Kロータリーは軽量強馬力のトラクターとマッチして40-50PS級の仕事をします。
とあります。今ではなかなか見ない言い回しが含まれていて楽しいです。例えば3.の『エンジン直結の油圧ポンプはクラッチと無関係に作動するので至便です。』至便って一応変換で出てきましたが、僕は使ったことがありませんし、見たことがありません。
また、9の『もってこい』や10の『好都合』など、今のカタログで見ないような言葉が使われていて興味深いです。「好都合」・・・使わないですねえ・・・
今の言葉への変換や別の言い回しなど、いろいろと浮かんできちゃいますが、今日は時間がなくなってしまいました。また明日!
いろいろ情報をいただいたので追記します
Facebookでいろいろ写真とコメントをいただきました。
S-30Aには前期型と後期型があるそうで、こちらは後期型だそうです。後期形のエンジンはカタログのDL-201P(いすゞ製4気筒)と違い、いすゞ製のC201というもの。後期型のC201でも油圧ポンプはエンジン回転に対して直結になっています。
DL 201Pのカタログ画像もいただきました。
S-30A専用ロータリーの写真もいただきました
カタログ説明12番の「軽量なSRT-6ロータリー及SRT-6Kロータリーは軽量強馬力のトラクターとマッチして40-50PS級の仕事をします。」の部分ですね。メカメカしくてかっこいいロータリーです。
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
Sorry. I don’t have a manual.
Shibaura S-30A need manual