トラクターはどうあるべきか「フォード昔のカタログ続き」

毎日寒いです。秋が終わり、冬になった頃(明確に線が引いてあるわけではないですが)朝、部屋の温度が18度あたりで慌ててストーブに火をつけていたのに、今は13度くらいでも余裕な感じです。寒さに慣れてきたんですね。

今日は先日のヘンリーフォード一世の格言カタログの続きです。今日は出かけなくちゃならないのであっさりと短かめに・・・

Dさんのコメントでは

本当は1917年のインタビューに対する答えみたいです。
to make farming what it ought to be, the most pleasant and profitable profession in the world.

ということでしたが・・・

さて、本題です。親子二代で引き継げるような長く使えるトラクターという、イメージではなく、具体的にその期間を特定していた、ありそうでなかった「長持ちアピール」のカタログでしたよね。

トラクターは長持ちしてこそ価値があります

トラクターは長持ちしてこそ価値があります・・・と、直球です。
トラクターは長持ちしてこそ価値があります・・・と、直球です。

また引用してみましょう。

 

トラクターの修理は新のプロフェッショナルなサービスマンでなければできない仕事です。

年々高度な機構が組み込まれてきているトラクターの修理技術を持つサービスマンの育成は一朝一夕でできるものではありません。日本で30年の販売歴史をもつフォードトラクターのサービスマンがお客様の立場に立って豊かなサービスをお届けします。

部品供給が不可能のために「スクラップ」となったフォードトラクターは今だにありません。

フォードトラクターはモデルチェンジされた後でも15年鑑は部品の生産が続けられていますのでトラクターの命が尽きるまで部品供給が可能です。

 

「トラクターの寿命が尽きるまで部品供給が可能」素晴らしいコピーです。

風呂のボイラーなど買って10年経たないうちに「部品がない」といって買い替えを勧められたり、単車なんかも部品供給は厳しくなっています。倉庫の維持、部品の管理が大変でコストがかかるのと、短気で新ものズキのお客さん(僕も含めて)のせいでこうなってきたのでしょうね。

今発売されているトラクターはどうなんでしょう・・・親子二代使えるのでしょうか・・・

それとも、高価な機械ですが短期間で償却して廃棄もしくは下取りに出し、性能の良い新しい機械を買うような流れなのでしょうか・・・

 

フォードトラクターのアフターの良さは古参のトラクターが今も立派に農作業している事により証明されます。

  • 納入年度 形式
  • 昭和27年輸入 ニューフォード型(32.5HP)
  • 昭和28年輸入 フォードソンメージャー型(41.8HP)
  • 昭和32年輸入 フォードソンデキスタ型(32HP)
  • 昭和33年輸入 フォードソンパワーメージャー型(48HP)
  • 昭和34年輸入 フォードソンスーパーメージャー型(51.8HP)
  • 昭和37年輸入 フォードソンスーパーデキスタ型(44.5HP)

上記の表の古参トラクターは今でも大活躍しています。これもアフターサービスが十分でなければできないことです。

 

「昔のヤツが現役だから見てみろ!」ってことですね!このカタログにはF6600(1976年〜1981年)が載っているので、少なくとも30年は前のものと考えられます。昭和でいうと昭和51年〜昭和56年。

この時点で30年近く経っているトラクターが今だ現役で、「部品供給が理由でスクラップになったものはない」と言っているわけです。スクラップになっちゃったトラクターはそこに無くて見ることができないので話半分としても、今までなかったカタログの文句です。

「それに今でも」

 

輸入トラクターだからといって部品供給の心配はいりません。

フォードトラクターは、北海道(苫小牧)・本州(東京)に部品供給の中枢(センター)を置き、そのセンターを中心としてお客様の身近にある全国60箇所の基地に迅速な供給を行なっています。

日本とフォード社(米)とはコンピューターで連動しておりますので国内在庫は常に適正に保たれています。

 

外車に対する部品供給の心配の解消もここでプッシュしています。完璧ですね!

時間がなくなってきちゃいました。今日で最後にしようと思ったのですが続きます。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です