今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、三菱トラクター R210「撮り虎」です。


以前、同じ三菱のR200を紹介しましたが、こちらと比べてみましょう・・・

↓古い感じがするけどとってもすてきなR200型。時間のある方は下のリンクで眺めてみてくださいね!
『Narrow & small 完璧な形の三菱R200・・・「撮りトラ@土の館」』

いすゞ117クーペが頭にあるんだ!
昔、整備士をやっていたおじさんに聞いた話が頭に残っているんです。
いすゞで117クーペという車を昔作っていて、それが始めは生産量が少なかったので、板金等が手作業のすばらしい曲面のボディを持つ車だったのに、プレス機械で量産されるようになったら角っぽいツマラナイ車になってしまった。
「ぬめっとした形→角っぽい形」の流れは「古い→新しい」
ちょうどその話と逆じゃないですか?
117クーペ(117Coupe )は、いすゞ自動車が生産していた乗用車である。
流麗なデザインを備えた4座クーペであり、1970年代の日本車を代表する傑作の一つに数えられる。1968年に発売されて以来、長期にわたり生産され、長くいすゞのフラグシップを務めた。
中身を読んでみると大体おじさんに聞いた話はそんなに間違ってない感じです。
ちなみにそのすてきな曲面を持つ初期型は、手作りだけあって鉄板が薄かったのか、それともデザインを忠実に再現したため強度が足りなかったのか、リフトで持上げるとコンニャクを箸でつまんで持上げたみたいに両端が垂れ下がってしまったそうです。
いすゞ117クーペ、「古い」と「新しい」、並べてみます。(ウィキペディアより)


もしかしたら、この117クーペが生まれた1968年や、R200の生まれた1965年にこのような曲面や曲線のデザインが流行したのかもしれません。流行したということはそのような形が一時的にたくさん生まれて、それが一斉に古くなって目にする機会が多いので古く感じるのかも・・・
一方、流行ではなく与えられた条件の中でたまたま生まれてしまった形は他に比べるものがないので古く見えないのかもしれませんね。まあ、この117クーペは形としてはあまり古く見えませんけど。


三菱トラクタ
1960年(昭和35) 三菱重工業㈱製 (日本)
R21D型 20馬力 空冷ディーゼルエンジン
1961年(昭和36) 長谷川途中入手のもので経過は不明。昭和45年まで使用していた。三菱トラクタ初期のもの。MITSUBISHI TRACTOR
YEAR:1960(Showa 35) Manufacturer: Mitsubishi(Japan)
Model: R21D Output: 20ps Engine: Air-cooled diesel
This tractor was purchased by Mr. Hasegawa in 1961(Showa 36) and used for some time. Nothing is known about the outcome of his having used it.
It was in use until 1970(Showa 45). This is one of the first tractors produced by Mitsubishi.
あれ?ずっとR210と表記していたのですが、キャプションではR21Dとなっています。














三菱トラクターR210、これで終わりです。また明日!