水戸市大場町島地区では2014年度から『資源向上活動(長寿命化)』の活動も行っています。
『資源向上活動(長寿命化)』って正確にはどういうことだったっけな・・・と調べてみると、農林水産省のページでパッと見つかるのは、結局具体的な活動内容やその狙いばかりで、もっと上位の「定義」とか「理念」みたいなもの、見つかりませんねえ・・・
で、結局ウィキペディアによると・・・
資源向上支払
資源向上支払は、共用設備の軽微な補修等の共同作業 (共同)、および共用設備の長寿命化に対する交付金である。
共同
共同は、水路の機能診断およびヒビ割れ補修等、共用設備の軽微な補修等を主に行う共同作業である。「共同」には、これら「施設の軽微な補修」の他にも、「農村環境保全運動」および「多面的機能の増進を図る活動」がある。「農村環境保全運動」では、植栽活動または生物調査等が行われる。また、「多面的機能の増進を図る活動」には、田んぼダムの建設等による防災・減災の強化があり、その他、水田魚道の設置等の幅広い作業を含む。対象の農用地に支払われる単価は、10アール (約1反) あたり、田は2,400円 (北海道: 1,920円)、畑は1,440円 (北海道: 480円)、草地は240円 (北海道: 120円) である (平成26年度)。長寿命化
長寿命化は、共用設備の補修および更新等を行い、長寿命化 (耐用年数を延ばすこと) をする作業である。「共同」と異なり、軽微ではない補修・更新等が対象となる。対象となる作業は、老朽化した水路壁の上塗り、農道のアスファルト舗装等である]。対象の農用地に支払われる単価は、10アール (約1反) あたり、田は4,400円 (北海道: 3,400円)、畑は2,000円 (北海道: 600円)、草地は400円 (北海道: 400円)である (平成26年度)。
まず資源向上には共同と長寿命化があって、軽微なものを「共同」の範囲内で行い、大掛かりなものはまた別の申請を出す「長寿命化」で行いなさいということですね。
今までだって大変だった事務作業が、さらに増えちゃって大変なんですが、「イヤだ!」っていうわけにも行かないですしねえ・・・
さて! そういうわけでこの『資源向上活動(長寿命化)』を使って水戸市大場町島地区では水路の補修を行っています。
水路の柵板交換
↑ 動画(73秒)抜いて、さらって、はめるってだけなんですけど・・
小排水路というのでしょうか・・・巾60センチくらいの小さな水路です。このタイプは両脇に支柱があって、コンクリートの板がその支柱に沿ってはめ込まれています。これの一番上のコンクリート板が痛んでいるものを交換するのです。
以前、ダメなものをチェックして篠竹を突き刺したヤツ『資源向上活動(施設の長寿命化のための活動)の現場調査』ですね。
愛読者さん おはようございます
スマホは画面を見ないと操作できないような気がします
僕はそもそもガラケーでも手探り操作はできなかったので
(もちろんキーボードのブラインドタッチもできません)
もしかしたら普通の神の手を持っている人はできるのかもしれませんけど・・・
>最近はスマホを見ながら運転している人も多く
ハンドルの上にスマホを構えて、両手で操作しながら器用に運転してるヒト、時々見かけますね。
ガラケーってキーボード中央にホームポジションがあって、片手で手探り操作できるように作ってあるんですけど、スマホって画面を見ていないと操作できないんでしょうかね?
私はスマホやタブレットなヒトじゃないので、よく分かりません(笑)
愛読者さん おはようございます
ありがとうございます
僕も単車で身をもってずいぶん経験しました
大きな石とか、道にできた溝とか、大きく曲がったコーナーとか、崖とか・・・
「ヤベー」と思って見ちゃうと、必ず突っ込んじゃうんですよね
あまり関係ないですけど、最近はスマホを見ながら運転している人も多く
ゆるいコーナーでふわーっとこちらに突っ込んでくる車が多くてヒヤヒヤします
クルマって、運転手の視線に引き寄せられる(視線の向いた方向に寄っちゃう)性質があるそうですから、水路に落ちないでくださいね(笑)
愛読者さん こんばんは
最近は道を走っていても排水路の田んぼ側ばっかり気になって困ります
愛読者さん こんばんは
「ベントナイト」何だろうと思って調べてみたら
粘土みたいなものなんですね
地域によっては穴を掘ると必ず出てくる場所があったりするグレーの粘土みたいな感じ
材料って色々あるんですねえ・・・
吸い出されて陥没した場所っていうのは、「吸い出される理由」があって陥没しているので、よく観察すると理由が分かってくる事もあります。
どういう経路で水道(みずみち)が出来ているのか分かれば対策できますから。
ただ、個別に原因と対策を検討するのが面倒で、RC(再生砕石)とか土嚢とかを突き込んでしてしまうのが定番だと思います(笑)
こういった形式の水路は流れがあまりありませんから、「吸い出し」は主に水位の変動で進行します。
ですから、水位の変動を抑えることが吸い出し対策になりると思います。
もっと単純に、田んぼからの漏水が原因になっている場合もあり、そういう場合は畦際にベントナイトを帯状散布して畦塗りするなどの方法も効果的です。
山葵さん こんにちは
ビクトルシャウベルガー博士???
調べてみました
面白い人ですねえ・・・確かにどんな水路を作るのか見てみたい気がします
きっと今まで見たこともないようなパイプラインと排水路を作ってくれそうです
田んぼは・・・丸く作るのかなあ・・・
おじまさん こんにちは
うわ!
そうだったんですか・・・
島地区の場合、水はパイプラインで送られますから
水路はみな排水路です
そして、脇にたまに見かける穴は『吸い出し』でできたものだったんですね!
中にはごっそり裏側の土がないところもあります
僕は土を何かで使っちゃったのだと思っていました
なんてことのない風景にもそうなった理由が含まれているんですね・・・
専用のレール状の支柱とコンクリ板が21世紀の水路なのですね。施工や保守も機能的ですね
水路で有名なビクトルシャウベルガー博士なら21世紀にどんな水路を作るのでしょうか
おはようございます。お久しぶりです。
端の凸凹がかみ合って水が漏れないようになっているんですね。
本当は、水が多少漏れてもよいという想定なんです。排水路ですから。
用水路なら、きちんと目地を詰めて水漏れ防止策をとる必要があります。
ただ、あんまり隙間が大きいと「吸出し」という現象が起きて、
田んぼ側の土が排水路を流れる水流に引っ張られて流出し、
空洞になってしまうという事があるので、そこそこ隙間が無いようにする必要があるんです。
我が家の田んぼの排水路際は吸出しの空洞だらけで、そこを歩くときは気を付けないと落し穴にはまります。