見つけたっ!!モンローとモンローマチックの関係!・・・クボタトラクター T-15・・・「撮り虎」

今日は「撮りトラ」。スガノ農機「土の館」で見たクボタトラクター、国産初の乗用トラクタ「T-15」その2です。

巷の説は「モンローウォーク」が有力

モンローマチックについて多くのサイト(といってもリサーチした数は4つ)では「マリリンモンローからきていると聞いた」「モンローウォークがその姿に似ているからだそうです」的な言い方多し。
モンローマチックについて多くのサイト(といってもリサーチした数は4つ)では「マリリンモンローからきていると聞いた」「モンローウォークがその姿に似ているからだそうです」的な言い方多し。

前にジープのモンロー製外付け油圧機構(『もうひとつのモンローマチック。ウィリス・ジープの汎用トラクタ・・・「土の館」』)を見た時からクボタの「モンローマチック」はマリリンモンローから来ているのではなく、ショックアブソーバーの「モンロー」からきてると思ってたんです。

WILLIS JEEP  Year:1951(showa26) Manufacturer: Willis(America) Model:C-1-3A Output:70ps Fuel:Gasoline
ジープのに第に乗っている赤い箱(詳しくは上のリンクで)これがモンローマチックの元ではないかと・・・

『モンローマチックの輝かしいスタート!クボタサンシャイン・モンローマチック「昔のカタログ」』では、

「トラクタが傾けば作業機も傾く」というのが、これまでの常識。ところがこのモンローマチックなら、トラクタが傾いても作業機は自動的に水平に・・・。しかもスイッチひとつの操作で、思いのままの角度に作業機をコントロールすることもできるのです。だから、トラクタ性能がグンと向上。豊富な機種揃えの中からお選び下さい。

モンローマチックを派手に宣伝していながら、肝心のモンローについては説明はナシ。AUTO LEVEL CONTROL・・・ALCとかいう略語ならわかります。でも、いきなりモンローから説明されても「そのモンローは一体どこから出てきたの?」ってなっちゃうのが普通ですよね?

そのつながりをいまみつけたっ!

国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」の座席の下に付いている油圧装置・・・
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
やたっ!!! MONROEの油圧装置じゃないですかっ!

ジープに付いていた赤い箱。色は違えど同じです! ショックアブソーバーで有名なモンロー製。特許出願中 ファーム テステッド エクィップメント って書いてあります。これさえあればクラウンだろうがセルシオだろうが汎用トラクタにできます。
ジープに付いていた赤い箱。色は違えど同じです! ショックアブソーバーで有名なモンロー製。特許出願中 ファーム テステッド エクィップメント って書いてあります。これさえあればクラウンだろうがセルシオだろうが汎用トラクタにできます。
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
やっとみつけた! 少なくともモンローマチックはモンローウォークよりはモンロー製エキップメントとの関係のほうが深そう・・・それにしても、座面にボルトが飛び出して、自決シートというより、即死シートですね・・・
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
もちろん、こういうほうが、よりイメージしやすいというのは間違いないんですけどね・・・マリリンちゃんが優しく調整「モンローマチック」

HYDRAULIC LIFT MULTIPLIES

クボタT15は3年の歳月をかけて開発したと「クボタグローバル」に書いてありましたが、油圧装置まで開発するともっと時間が掛かってしまったんでしょうね・・・
クボタT15は3年の歳月をかけて開発したと「クボタグローバルインデックス」に書いてありましたが、油圧装置まで開発するともっと時間が掛かってしまったんでしょうね・・・

昭和35年(1960年)にローンチされたクボタT15に、昭和26年(1951年)には既にあったモンロー製ハイドラウリックリフトを使うのはリーズナブルです。

そして昭和56年(1981年)に完成した自動水平のラインナップ・・・それに「モンロー」の名が冠されるのはおかしいことじゃないです。(技術提携の有無とか、詳細は未確認)

1946年にはこんな車があったんですもんねえ・・・アメリカは。
1946年にはこんな車があったんですもんねえ・・・アメリカは。
モンローはこんなものも作ってます。油圧で回るノコギリでしょうか・・・何だか危険なニオイがする・・・
モンローはこんなものも作ってます。油圧で回るノコギリでしょうか・・・何だか危険なニオイがする・・・
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
再び国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」のモンロー製ハイドリックリフト。
今でもネットで説明書を見ることができます。
今でもネットで説明書を見ることができます。
オシリの下の箱はこんな風になっているんですね。油圧シリンダが入っているだけ・・・もちろんこれでは今でいう「モンローマチック」は付ようがありません。
オシリの下の箱はこんな風になっているんですね。油圧シリンダが入っているだけ・・・もちろんこれでは今でいう「モンローマチック」は付ようがありません。
左はオイルポンプですね。発電機といっしょに回すみたいです。そして右は作動油タンクと操作レバー。アップとダウンしかしないのかな?
左はオイルポンプですね。発電機といっしょに回すみたいです。そして右は作動油タンクと操作レバー。アップとダウンしかしないのかな?
ネットで見つけた写真。オイルポンプです。
ネットで見つけた写真。オイルポンプです。

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国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」モンローマチックの疑問、自分としてはかなり解決したんですが、実際はわかりません。
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
モンローマチックのことは抜きにして、T15はスッキリしていてまとまった美しいマシン。
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
その中でもこのハンドルポストの部分が好き。同じ部分が好きなゼトアとはまた違った思いきった解釈がなされている感じです。
国産初の畑作用乗用トラクタ クボタ「T15」
最後の写真になるにはあんまりすぎる写真ですが、せっかく撮ったので・・・ミッションのパターン表です。

キョウハコレデオワリデス ゴキゲンヨウ

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