ムンクの叫び顔、マッセイファーガソン(Massey Ferguson)のMF374H 「撮りトラ」の続きです。ヘッドライトに未知の発見!(当社比)大きな機械は本当に色々なメーカーの製品からなっているんだと、あらためて思いました。
なにこれー
Sutunus? Satwuns? 検索窓に色々スペルを変えては入力し、サジェスチョン機能がどう反応するかみてみる。うーーーん・・・
SaturnuS
何語なのかはわからないけど、土星。「サトゥールヌス」とでもいうのかな・・・これでさらに調べてみる。すると・・・
・・・とわかったようなフリだけど、スロベニアって、名前は聞いたことがあるけどどこにあるんだ????
イタリアLandini社製のマッセイファーガソンですから、当然お隣の国で作ったヘッドライトを使うことも考えられます。
以前フィアットについているのを見つけた、イタリアはトリノのSIEMというメーカーは、このMF374Hの時代にはもうなかったのかなあ・・・
SaturnuS スロベニアの電機部品メーカー
朝の忙しい時間なのでものすごくテキトーですが、このスロベニアの「土星ランプ社」は、第二次大戦前から生き残っているほぼ唯一のスロベニア企業で、現在はHELLAの傘下でアウディグループやルノー日産など、世界の主な自動車会社のヘッドライトを生産しているそうです。
国を越えて行き来する部品
トラクターをアッセンブルした国はイタリアだけど、それを構成する部品はスロベニアのみならず、きっと多岐にわたっています。単に僕がそう感じるだけで確証はないですけど、こうなったのはMF374Hが生まれた1989 – 1993より以前からの印象です。
ヨーロッパ連合ができる以前からヨーロッパ経済はこんな風に国を越えて経済が交流していた・・・そんな感じです。
日本で自由にクルマで行き来できるヨーロッパと同じように国を越えて部品の調達をするのはムズカシイですよねぇ・・・こうやって見てくると、クローバリズムって、「大陸で生まれたものなんだな」と感じます。
日本のトラクターはほぼ100%日本製の部品で構成されているだろうし、日本の製品が日本の中だけで発達し「ガラパゴス」と揶揄されるのはしかたがないように思えてきました。島国なんだからしかたないじゃん。
あーでも英国は同じ島国でもうまいことやってるなあ・・・やろうと思えばできるのか?
やるとすれば、英国を見習って地続きのアジアで部品を調達して、アジアのどこかでアッセンブルして、色々な国に売る・・・こんな形になるってことですか・・・そう考えると少ずつそうなっていますかね・・・
そいういった過程でイタリアのSIEMが現在どうなっているのか追跡できなかったように、いくつかの日本のメーカーはDNAを何かのパーツに残して消えちゃうってことです・・・寂しいけど。
発動機のシャチさん おはようございます
さすがにヨーロッパに比べてずいぶん時間がかかっていますが
日本のトラクターもすでにアジア連合体(AU・・・造語)製になっているんですね!
一昔前ならトラクタは100%日本製でしたが
今はそうは言えないみたいです。
家にはヤンマーEF342があるんですが、
台湾やタイで作った部品が付いてます。
ヤンマーはたしかトラクタのエンジンを
タイで組み立てしてたような気がします