ダイナミックフェア2014(JAグループ茨城の第40回農機・生産資材大展示会+同時開催の第55回中古農機展示即売会)で見たクボタのハンドトラクターです。
うーん・・・ずいぶん違うなあ・・・
ここまでプライスタグのキャプションを書き写していてヘンな気持になりました。昨日のインターナショナル ライス コンバイン105「昔のカタログ」と内容がずいぶん違います。同じ「商品を売る」文章であるのに、これはどうしたことでしょう・・・
ほぼ50年前のカタログはチャファー、シューシープ、コンケープ、ストローウオーカー・・・専門用語のオンパレード。おまけに表現はかなり思いきりよく「倒伏田もロスなく刈れます」「軟弱な水田地帯でも高い走行性能を発揮」と言い切っています。
一方、それから47年程経った現在のPOPには、家庭菜園向けとはいえ・・・
●ラクラク旋回(S仕様)
●ラクラク耕ロータ(M仕様)
●しっかり耕うん・簡単うね立て・軽快ラクラクのコンパクトで扱いやすい
●軽い力でエンジン始動/けいかるスタート
●操作は簡単! ハンドル周り集中配置の操作系
ラク、楽、簡単、かんたん、カンタンのオンパレードになっているではないですか!! 高齢化が影響しているのだろうか・・・
続きます
機械は進化して、ヒトは退化しているのかもなあ
カタログの謳い文句だけからの印象ですが、ここ50年くらいで機械が進化して性能が上がり、人々は楽になったけれど、なんだかそれに慣れてしまってさらに楽をしたくなっているように見えます。
「カンタンに、楽に」ということを実現するには本来頭を使わなくてはならないわけですが、メーカーが「カンタンに、楽に」を代わりに実現してそれをお金で売っているわけですから頭も使わなくなりそうです。
仕事が「カンタンに、楽に」になってしまって体も弱くなり、知恵もお金で買っているのだから頭も退化してしまいそう・・・この傾向が進んだら恐ろしいことに・・・
まあ、お金がなければ力も頭も使わなくてはならないので関係ないですけどね。
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
愛読者さん こんばんは
>作業しながらイロイロと思索に耽ることが多くなりました。
時間ができて
文化が生まれているんですね!
>機械は進化して、ヒトは退化しているのかもなあ
新しい機械を使うようになると、便利な機械や便利な機能が当たり前になり、目の前の作業のコトはあんまり考えないでも済んでしまうので、作業しながらイロイロと思索に耽ることが多くなりました。
そのうち不注意で事故ってしまいそうです(笑)