ダイナミックフェア2014(JAグループ茨城の第40回農機・生産資材大展示会+同時開催の第55回中古農機展示即売会)でクボタの新型トラクタースラッガーSL54とSL60を見てきました。
参考出品で2014年11月発売予定だそうです。
楽しみにしていたので、展示されていてよかったー。比較的大きいトラクターなのに、今までの前下がりのスマートな形から、顔の大きいオデコちゃんなのが印象的です。
クボタトラクター スラッガーSL60
予めお断りしておきますが、僕はまったくトラクターは使わないし農作業もしていません。したがって、トラクターを見ても鉄板一枚の表側を見ているだけで中身のことはまったくわかりません。人を服装だけで判断したり、クルマのカタログだけでカッコイイだの欲しいだの言っているようなものです。
ただ、服装やカタログの体裁にも流行や時代が反映されていて興味深いですし、見方によっては中身を知らなくても結構楽しめます。
担い手農家向けトラクタなんですって!
クボタのプレスリリース(http://www.kubota.co.jp/new/2014/2014-24j.html)によれば、担い手農家向けトラクタなんですって。担い手=若い というイメージがあるので次のKSASというのもサクサク使いこないしてしまいそうです。
トラクターから少し外れてICT→KSAS
ダイナミックフェアも今年で4年目?5年目?なので、毎年行っていると少しずつ流れと言うか方向が見えてきます。前年までと違うところは、排ガス規制とICT(Information and Communication Technology)というキーワードのように思います。
クボタでいえば農業経営を見える化し、消費者が求める「安心・安全でおいしい農作物」の効率的な生産をサポートする営農・サービス支援システム「クボタスマートアグリシステム(略称:KSAS)」ということになりますね。
ICTってなに? 調べてみた
コトバンクにこんなことが載ってました。
CT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」の略であり、IT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、コンピューター関連の技術をIT、コンピューター技術の活用に着目する場合をICTと、区別して用いる場合もある。国際的にICTが定着していることなどから、日本でも近年ICTがITに代わる言葉として広まりつつある。
とあります。
農業の場合は農業機械が圃場ごとに作物の状態の取得、また圃場ごとにその条件にあった作業の指令を受け取り、それらをサーバーに記録、保存、これを次の年に活かしていくような感じでしょうか?
全貌が見えていませんが、きっと農家の方々が今まで帳面に付けたりカレンダーに書き込んだりして記録し、「翌年はこうしよう」と調整していた、紙ベースの情報技術を、通信を含めた機械に置き換えるってことなんです。でも、これだけじゃつけ忘れがなくなったり、めんどくさくないってだけで、たいしてメリットもないのでもっともっと他にいいこともあるんでしょうね。
クボタのKSASのプレスリリース(http://www.kubota.co.jp/new/2014/2014-20j.html)これを見ると、ついにトラクターも車両だけ売るというのではなく、月々いくらの料金を発生させることに成功したんだなあ・・・と思います。
新しいクルマに乗らないのでまったくわかりませんが、クルマでこういうことをしているメーカーはあるのでしょうか? もしあったら、少ない金額でも台数が多いですから結構なことができるようになりそうですよね?
もしかしたら注文する側にもメリットがあるかも
クボタのプレスリリースに、収穫と同時に「収量」、食味に影響を及ぼす「タンパク含有率」と「水分率」を測定できる食味収量センサ搭載のコンバインができる・・・と書いてあります。
もし、こういう情報がサーバーに上がると、原料をたくさんの農家に委託している会社なんかは予定を立てやすくなって便利かもしれませんね。収穫したものの質が瞬時に把握できるってことは「もしかしたら今年は原料が足りないぞ」とか「材料があまりそう」などと作物全体の状況がすぐわかります。
それにしてもKSAS標準装備って、必要ない人はその機能にムダにお金を払ってしまうということですから、かわいそうな気もします。
外見と関係ないことに時間をかけすぎてしまった。クボタの新型トラクター スラッガーSL54
すみません・・・外見と関係ないことに時間をかけすぎてしまいました。今年は燃料タンク置きの問題を初めから視点において見てみました。
各社燃料タンク置きの形や燃料タンクの位置を気にしながらトラクターをみたら結構おもしろかったです。時間がなくなっちゃいました。色々未消化ですみません・・・続きます。