どうも必ずすれ違うらしい
↑乗車した人に撮ってもらった動画1分40秒ほど
筑波山の御幸ケ原コース登山道はほぼケーブルカーの線路に沿っています。鉃道(これは鉃道とは言わないのかなあ・・・)、別に好きというわけではないのですが、やっぱり気にはなります。
そして見ているうちに、「どうなっているんだろう?」・・・と、不思議に思う部分が出てきて色々調べたりしました。

後から考えると、駅には走っているとき以外必ずケーブルカーは停まっているわけなんです。駅は下と上の2つしかなく、車両も2台しかないんですから・・・

ケーブルカーはフニクラーで「フニクリ・フニクラ」

ウィキペディアで調べてみたら・・・
ちなみに英語でCable carといえば、日本語と同様にケーブルカーやロープウェイを指すこともあるが、アメリカ英語では一般的にはサンフランシスコ・ケーブルカーに見られるような、軌道下で常に動いているケーブルを車両が掴んだり放したりすることで動くシステムの「循環式ケーブルカー」を指し、日本で見られる「交走式ケーブルカー」とは全くシステムが違う。イギリス英語では、Cable carはロープウェイを指す。交走式ケーブルカーは英語ではFunicular(フニクラー)と称することが一般的である(関連項目:フニクリ・フニクラ)。
「フニクラー」というんですか・・・知らなかったなあ・・・おまけに「フニクリ・フニクラ」って・・・
1880年にベスビオ火山の山頂までのケーブルカー(イタリア語では「フニコラーレ(Funicolare)」)の「ヴェズヴィアナ鋼索線(イタリア語版)」が敷設されたが、当初は利用者が少なかった。そこで、運営会社が宣伝曲を作ることを考え、同社の依頼を受けた作曲家のルイージ・デンツァが作曲し、ジャーナリストの ジュゼッペ・トゥルコ(イタリア語版)(1846年 – 1907年)が作詞したのがこの曲である。世界最古のコマーシャルソングともいわれる。フニクリ・フニクラは、このフニコラーレの愛称である。
フニクリ・フニクラは世界最古のCM曲だったんです。確かにえっちらおっちら山を登る感じがしますよね!


すれ違う場所がある!


ポイント切替とかそういうの、ないみたいです
見ているとすれ違った後、ケーブルの通りが変わっています。「あれ?なんでー?」今までは向こうの線路を通っていたケーブルがなくなって、手前のガイドローラーを通るように変わっています。


調べてみた
初めのうちは、引き揚げるときだけケーブルを掴んで、降りるときはブレーキ操作だけで降りるのかなあ・・・などと思っていたのですが、それだとブレーキが故障したら恐ろしいことになりますし、そもそも急斜面で鉄のレールと車輪のフニクラーが停まれるのかどうかギモンです。
箱根登山鉄道のWEBページにとても詳しく書いてあって、それを見たらわかりました。ちょっとそれを描き直してみます。
↑2台の客車はケーブルで繋がっていて、ゼッタイにぶつからないようになっているんです
筑波山ケーブルカーの赤いもみじ号は山頂に向かって必ず右側を通り、緑のわかば号は必ず山頂に向かって左側を通る
そして必ずこのすれ違い場所ですれ違う。なぜなら2台は繋がっているから。
なぜ切り替えなくても同じ側を通るかというと、ガイド車輪があるからだそうです



繋がっていなくて、下りがフリーだったら危ないよな
納得したので安心してみていられます。

