調べてみると、いろいろ大変だったんだなぁ・・・と
間違いや勘違いが多いかもしれませんがとりあえずいってみます
ヴァルトラの歴史は、ヴァルトラヨハン・ジ?エフロン・ムンクテル(Johan Theofron Munktell:人名なんで、どう読むのかよくわかりませんが)というスウェーデンの人が創始者にあたるようです。
この人がスウェーデンのエスキルストゥーナの川のほとりに工場を作り、スウェーデンの鉃道のために同国初の蒸気機関を開発して、1850年代~1890年代にかけて蒸気機関車を製造しはじめました。ヴァルトラ、元々はスウェーデン生まれだったんですね。
グーグルストーカー
早速チェックしてみましょう。例によってグーグルストーカー(やっぱりことばが悪いのでグーグル探偵団とします)です。
ここに違いない・・・水に近いし、何となく全体の雰囲気が似ている・・・
話は戻って・・・
そしてムンクテルさんの会社は19世紀初頭にセミディーゼル機関を開発し、1913年に最初のトラクターを作ったそうなんです。
それから、セミディーゼル機関ってなんだ? と、調べてみると、「hot bulb engine」と呼ばれるものらしく、日本語訳では「焼き玉エンジン」と呼ばれる重油を燃料としたエンジンで、ウィキペディアによると・・・
焼玉エンジンは混合気が焼玉球殻の内表面の熱面着火により燃焼が始まる。それに対し、ディーゼルエンジンは圧縮で高温高圧にした空気内に液体微粒子状の燃料を噴射し、粒状燃料周囲に気化燃料と高温空気のミクロな混合気帯が形成され、そこで自己着火を起こし燃焼が始まるという違いがある。焼玉エンジンは焼玉球殻の内表面が燃焼開始点がある。それに対し、ディーゼルエンジンは液体微粒状燃料と空気からなる噴霧で燃焼開始するという違いがある。
というわけで、蒸気機関と船舶用焼き玉エンジンのムンクテルさんの会社はその後、第一次世界大戦の大きな需要がなくなると傾いて1932年に Bolinderという会社と合併?してBolinder-Munktell (BM)となったそうです。
まだ全然フィンランドじゃないし、ヴァルトラでもないですね・・・
Bolinderは、1920年代の世界焼き玉エンジン市場シェア80パーセント誇る大きな船舶エンジンメーカーだったみたいなので、もしかしたら吸収合併だったのかもしれませんね。
1950年、ボルボが出てきた
そして1950年、このBolinder-Munktell (BM)社はボルボに買収され、フィンランドにあったBolinder-Munktell (BM)の工場は、第二次大戦後、フィンランドのソビエトへ賠償金支払のための方針で(このあたりの事情はよくわかりませんが、外貨を稼ぐためなのかもしれません)トラクターの生産を割り当てられた感じになっています。
ここまででMunktell→Bolinder-Munktell→Volvo BMになりました。ヴァルトラの前身はボルボの元でトラクターを作ることになります。
ヴァルトラが生まれる前からそのゆりかごは揺れに揺れています。
続きます