ちょっと早い誕生日プレゼント
友達から、「ちょっと早いけど誕生日プレゼントが届きますよ。お楽しみに!」というメールが来た翌日、荷物が届きました。
「やった!」出てきたのはきれいな緑と黄色のミニカー、Jhondeere LANZ 700とトレーラーでした。メーカーはマッチボックスという、昔から知っているようなメーカーのものでした。ところがいじくっているうちにタイヤがぽろぽろと全部落ちてしまいます。???
なにっ?45歳?
Jhondeere LANZ 700は一部WEBによれば1962 – 1966年製。2.7L、53馬力ディーゼルです。お礼のメールを出すと、返事に「トラクターだけじゃなく、ミニカーそのものが今はなき英国レズニー社のアンティークなんだよ」とあります。
調べてみると、1966年のカタログにあるので、45年くらい前のものです。「ひえ〜〜!」年数を考えるとずいぶんときれいなものです。どおりでタイヤがとれちゃうわけです。
マッチ売りのパイオニア英国レズニー社
英国レズニー社のマッチボックスはまず箱の大きさが決まっていて、それに入るようにスケールが決まるミニカーで、ディスプレーの関係なのでしょう。75車種の枠の中で、新しい車種を入れたら、古いものがカタログ落ちする・・・というシステムを取っていたそうです。
記憶にあるミニカーは、外国製も日本製もみな、小さい本棚のようなディスプレーに入れられて売っていました。ということは、ミニカー販売の基本形を作ったのが英国レズニー社だったのでしょう。(そのレズニー社は倒産してしまい、現在はマテルのブランドになってるようです)
すっかり他のものも欲しくなってしまい、オークションなどで見てみるのですが、やっぱりカッコいいものは高い!ちょっと欲しいくらいじゃあ太刀打ちできない感じです。「コレクター魂」をその値付けからも感じることができます。キングサイズのインターナショナル・・・欲しいなあ。
本題から外れるけどマッチボックス遊び
マッチ、ストーブの着火に使ってはいますが、この「マッチボックス」サイズ、最近使っていません。昔は100円ライターなんかなかったですから、着火道具といえばこの「マッチボックス」。それ以外はダンヒルとかデュポンとかでした。ジッポとかイムコとか知ったのはずいぶん後だったかも。
今はあんまり見ない「マッチボックス」子供の頃は色々なところで目にしました。例えば映画にはよくスリ紙のいらないマッチが登場していました。帽子のつばで「シュッ」って着けるヤツです。
映画の中ではすっごくいい感じのこのマッチ、なぜか近所では売っていませんでした。そこで、スリ紙の薬を水でふやかして集めて、丁寧にマッチの頭に塗って、乾かして作り、映画の主人公になったつもりになって火をつけて遊んだりしたものです。
また、外国の物語でポケットにマッチが入っている・・・なんて話はみんなこのタイプのマッチでではないでしょうか。中にはロウでコーティングしたものもあったようですから、海洋冒険小説に出てくるようなマッチはこれかな?「マッチ売りの少女」が売っているマッチもこのタイプかもしれません。
あ!もう一つ
ああ、それから「マッチボックス」といえばもうひとつ遊びがありました。このスリ紙をガラスや金属の上で燃やすと、そこに茶色いヤニが付きます。これを、親指と人差し指につけて、ネチャネチャすると、あら不思議!!指から煙が出てくるのです。なんてことはないんですけどね。
このスリ紙、一体何者なんでしょう? 全く不思議なヤツです。良い子はまねをしないでくださいね!