巨人用竹とんぼでも、検疫のハードルは飛び越えられなかった。

7月に水戸市の国田小学校で行われた、小さな日英交流事業?それとも地元公園の啓発普及?のワークショップ(この言葉の守備範囲が僕にはイマイチ理解できていません)の中でお手伝いで作った巨大竹とんぼの修理をしました。

8/18日の茨城新聞に「水戸・国田小学校と英国小学校、巨人伝説通じ交流」とその記事が載ったそうですけど、うち新聞とってないしなあ・・・

そもそもダイダラボウはたまたま七つ洞公園に遊びに行っただけで、普段はこっちの大串貝塚公園に居るんだけど・・・こっちの子供も混ぜておくれよぉ

飛べ!イギリスへ!

せっかく七つ洞公園で拾い集めてきた素材ですが、イギリスへ送るために問い合わせたところ、「名前のわからない植物はそもそもダメ」「クリ、松は何が何でも絶対ダメ」なんだそうです。

松食い虫がイヤなのでしょうけど、クリはどうしてでしょう?

お客さん、それは困ります

以前フランスにバイクを送った時に、「木枠は絶対ダメ」と言われて逆輸入車用鉄枠をバイク屋さんで貰ってきて梱包した経験があったので、「大丈夫かなあ」って思ってたんですけどやっぱり「ダメ」でした。

しかしその割には、逆にフランスからバイクが帰ってくる時には木箱に入っていて「なんだチクショウ」と思ったのですけど・・・日本は森林国なのに木材輸入国でもあるから平気なのかなぁ・・・

以前はこういう感じでした

以前のモデル。合板や市販材は大丈夫なのだそうです。子供たちの作った竹とんぼは英国へ渡る場合、イリーガルタイプとされちゃいます。
以前のモデル。合板や市販材は大丈夫なのだそうです。子供たちの作った竹とんぼは英国へ渡る場合、イリーガルタイプとされちゃいます。
「飛ぶ象徴」のこのヘッドマーク、てっぺんのイガイガと木の皮がアウトです。残念!
「飛ぶ象徴」のこのヘッドマーク、てっぺんのイガイガと木の皮がアウトです。残念!

軸になっている部分や、横軸など、ちょっと名前のわからない木材、それと木の皮が問題・・・ということは大工事になります。

カナメモチ、ツゲ、ウメ、クワなどはOK!

家にある材料は、この間切ってきたカナメモチやツゲ、それから庭の梅の木の枝を落としてもいいかなあ・・・聞いてみるとなぜかそれらは木の皮までOKなのだそうです。その基準がよくわからないですが、皮の厚くなく、虫などが入り込めないような樹木でしょうか?

メインシャフトをツゲに、小さな竹とんぼの軸は全部カナメモチに付け替える

巨人用竹とんぼ、リーガルタイプに改造完了! ま、わからないでしょ? ちょっとカッコよくなった。
巨人用竹とんぼ、リーガルタイプに改造完了! ま、わからないでしょ? ちょっとカッコよくなった。

木の皮はカナメモチの削ったのに変えて、小さな竹とんぼの軸をすべてカナメモチの小枝に差し替え。巨大なローターの補助動力装置としての小さな竹とんぼなんです。(乗ってるだけで回らないし、抵抗になるだけ・・・なんて言っちゃダメです。)
木の皮はカナメモチの削ったのに変えて、小さな竹とんぼの軸をすべてカナメモチの小枝に差し替え。巨大なローターの補助動力装置としての小さな竹とんぼなんです。(乗ってるだけで回らないし、抵抗になるだけ・・・なんて言っちゃダメです。)
こちらも竹とんぼの軸を全部カナメモチに。問題児が一人だけいるけど、ちょっとこれはパス。
こちらも竹とんぼの軸を全部カナメモチに。問題児が一人だけいるけど、ちょっとこれはパス。
こちらもクリのイガイガを取り除いて、カナメモチをスライスした栗のイガ風ぼんぼりを付けます。白い木屑はホオ材なので、それは残し、カナメモチの皮を削って杉の皮と取り替えます。
こちらもクリのイガイガを取り除いて、カナメモチをスライスした栗のイガ風ぼんぼりを付けます。白い木屑はホオ材なので、それは残し、カナメモチの皮を削って杉の皮と取り替えます。
巨大竹とんぼ
イメージとしてはこんな風に付きます。

これじゃ大きくて送れないので、シャフトをぶった切る

ツゲのシャフトを切ります。穴を開けて・・・
ツゲのシャフトを切ります。穴を開けて・・・
穴の中にナットをエポキシとともにぶっ込み、上から接着剤を付けたトタンで押さえます。念のために木ネジを3本ほど・・・
穴の中にナットをエポキシとともにぶっ込み、上から接着剤を付けたトタンで押さえます。念のために木ネジを3本ほど・・・
ボルトのほうには小さなナットをエポキシでくっつけて・・・
ボルトのほうには小さなナットをエポキシでくっつけて・・・
お飾りのほうにもボルトを仕込んで、ステムのボルトに共締めです。
お飾りのほうにもボルトを仕込んで、ステムのボルトに共締めです。
巨大竹とんぼ
図面を作っていっちょあがり!
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