2012シロウト向けトラクター田おこし講座  まとめ

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「一度トラクターに乗ってみたい!」という僕の希望を「どうせなら現場でやってみろ」ということでMさんが答えてくれて、Mさんの飼料稲の田んぼを一つ、もちろん補助付きですが田おこしさせてもらいました。

なんだか流れで代かき、田植えまでやらせてもらいましたが、今現在同じ日に植えた飼料稲の田んぼより成長が悪い感じがして「むむっ?」と思っています。

いろんなものが中途半端になっていますが、単に思いついたので今年のシロウト向けトラクター田おこし講座をまとめておきます。長いです。

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一回目の田おこし手順の一筆書きアニメーション

この田んぼで去年刈った田んぼの田起こしを回りかたを逆にして二回行いました。

 ↑ 動画(1分そこそこです)画面クリックでも再生します。

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田おこし1回目の概要 自分で耕した痕を踏まないよう、一筆書きが基本です

ここからのお話はずっとこの田んぼです。四角ならよいのでしょうが、こんな形をしています。この田んぼの形は真四角じゃないです。入口から入って・・・
ここからのお話はずっとこの田んぼです。四角ならよいのでしょうが、こんな形をしています。この田んぼの形は真四角じゃないです。入口から入って・・・
アニメーション版を見ればわかりますが、なにもしないで奥へ走っていきます。シロウトはちょっとビックリします。やっぱりいきなりやり始めたいですよね?
アニメーション版を見ればわかりますが、なにもしないで奥へ走っていきます。シロウトはちょっとビックリします。やっぱりいきなりやり始めたいですよね?
入口と反対の端っこまで行くのですが、耕し始めるのは車幅3台分をあけて・・・これも初めのうちはどうして?・・・と思います。
入口と反対の端っこまで行くのですが、耕し始めるのは車幅3台分をあけて・・・これも初めのうちはどうして?・・・と思います。
そしてやっとスタート。良い仕事は段取りが肝心ということなのでしょうか。外周は残してひたすら折り返します。
そしてやっとスタート。良い仕事は段取りが肝心ということなのでしょうか。外周は残してひたすら折り返します。
田んぼの内側が終ると外周に入ります。トラクターのターンの跡をこれで消していくわけです。
田んぼの内側が終ると外周に入ります。トラクターのターンの跡をこれで消していくわけです。
外周は大外から内側に向かって3周回っておしまいです。これで一筆書きの完成!
外周は大外から内側に向かって3周回っておしまいです。これで一筆書きの完成!

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その一回目の田おこし実写版です

 ↑ 動画(3分57秒)画面クリックでも再生します。

ここでのポイントは左端から三台分開けるための歩測をしっかりやること。また、スタート前には倍速ターン(多分小回りを効かせるために右左のタイヤの回転数を変えるのでしょう)レバーをオンに、オートブレーキ(クラッチを切るとブレーキがかかる)を入れて、PTO(パワーテイクオフ油圧の動力取り出し)を1速に入れ、さらにはエンジン回転数を2100回転/分くらいにしてスタートです。

まっすぐ走るには稲刈りの跡の切り株を参考にするといいそうです。しかしこの「まっすぐ」というのは大変難しいです。

こんな田んぼを一つおこしました
こんな田んぼを一つおこしました

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田おこし2回目は逆方向(2回目の田おこし手順アニメーション)

2回目は逆方向から田起こしをするのでした。ペンキを塗るのと同じで、確かにそうすれば均一になりそうです。

 ↑ アニメーション(1分そこそこです)画面クリックでも再生します。

2回目は目印が無くなって起こしにくいなあ・・・と思って聞いてみたら、遠くに目標物を設定するのだそうです。そこで僕は向こう側の畦に付いているゴミや枯れ草、電柱などを目標にしてみました。

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その二回目の田おこし実写版です

 ↑動画(2分40数秒)画面クリックでも再生します。

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変形の田んぼでは初心者はなかなかうまくターンできない

 ↑ 無様なターンを披露します(2分27秒)画面クリックでも再生します。

せっかく耕したところは踏みたくない、しかもある程度まで耕しておかないと外周回ってきても耕しきれない場合がある。四角い田んぼで「ちょいとバックしてハンドル目一杯」でターンするのだ・・・と教わりましたが、斜めのところではなかなかうまくいきません。つまりこうなっちゃうのです。

「ちょいとバックしてハンドル目一杯」という回り方では破綻してしまった例

 ↑ アニメーション(ほんの10数秒)画面クリックでも再生します。

ついにタオル(アドバイス)が入りました・・・なるほど・・・そういやそうだよな。

これが証拠写真

シロウト向けトラクター田おこし講座
フロントタイヤが土手に乗り上げちゃってます。何だか土手に全部タイヤの跡がついてます。

たまりかねて教官のMさん近づいてきます

シロウト向けトラクター田おこし講座 良くない例
だんだん近づいてくるM教官

ついにタオル投入!

シロウト向けトラクター田おこし講座 アドバイス
ストップをかけてアドバイスをしています。一々言われないでてめえで考えろ!って感じです。まったく

解決法は考えてみればなんてことないんですけど・・・

 ↑見ている皆さんはみんな気がついてるかもしれませんけど・・・ アニメーション(52秒)画面クリックでも再生します。

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2回目の田おこしが終りました。1回目になんだかできてしまった、うねりというか凸凹は、2回目の田おこしでも消えたとは言えず、M教官に「どうやったら消せるの?」と、聞いてみました。

凸凹なくたいらに直すにはどうしたらいいの?

 ↑ 凸凹を消すにはどうしたらいいか聞いてみました(1分34秒)画面クリックでも再生します。

その答えは「初めに出来てしまったものは仕方ない」でした。「がーん」

何か方法があるのかもしれませんが、そんな手間ひまをかけるなら初めにゆっくりやって平に耕すのが正解みたいです。ほんとに何事もそう・・・結局は初めが肝心・・・まとめ 

追加で田おこしのプレイリストを貼っておきます

トラクターのことばかりですが、ほぼ毎日更新しています!

「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」サイトURL検索
今まで「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」サイトURL検索の案内は「水戸市大場町」でお願いしていたんですが・・・
「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」サイトURL検索
「大場島」で検索してもらったほうが一番上に出てくるのでこっちにして貰おうと思います。おヒマな方は試してみてくださいね。
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“2012シロウト向けトラクター田おこし講座  まとめ” への4件の返信

  1. OPさん
    おはようございます

    スポンジ生地がよいたとえだとすれば
    なるべく泡が潰れないようにということですから

    粒子が壊れるとは、間隙がなくなってしまったり
    団粒構造が壊れてしまって
    そのためにやはりスキマがなくなっちゃうことを指すのかな・・・と想像しています
    きっとそのスキマに空気や水や養分を保持するのが正しい土壌なのでしょう

    「川底から揚げてきた土はそのまま使っても作物がとろけてできない」
    って近所の人が言っていたのはそういう意味だったのかな?

  2. スポンジ生地!
    良い例えだと思います。

    北海道は冬に積雪と土壌凍結が入り壊れた粒子が元通りになるという特性があります。
    なので練りすぎてしまっても春には戻る場合が多いので、冬は畑が出来ない分府県に比べて不利ではありますがへたくそな自分にとっては助かってます(笑)。

  3. OPさん
    おはようございます

    小難しい話をすると田畑は一度機械を入れると粒子の構造が変わってしまい、やり直しのつもりでもう一回走らせても同じにはなりません。 それをふまえて収穫時の状態を想像しながら準備・作業する必要があります。 ベテランの皆さんは経験からそれをわかっていて淡々と効率的かつ最適な作業をしています。 これらの要素は機械化されるほど、又は機械が大型化されるほどそれぞれに注意すべき点があります。 機械で体はラクになってもアタマで考えることは減りません。

    たいへん興味深いお話ですね
    となると、入れるたんびに変わってしまうわけですか
    ねちねちいじくっているうちにダメになってしまうスポンジ生地みたいな感じでしょうか?
    となると順方向逆方向でも変わりそうですし
    タテヨコなんてやったらもっと変わりそう
    手早く最適かつ確実に機械を入れるためのおつむを要求される・・・
    体を動かすのも機械を動かすのも結局頭ということですね

  4. 小難しい話をすると田畑は一度機械を入れると粒子の構造が変わってしまい、やり直しのつもりでもう一回走らせても同じにはなりません。
    それをふまえて収穫時の状態を想像しながら準備・作業する必要があります。

    ベテランの皆さんは経験からそれをわかっていて淡々と効率的かつ最適な作業をしています。
    これらの要素は機械化されるほど、又は機械が大型化されるほどそれぞれに注意すべき点があります。
    機械で体はラクになってもアタマで考えることは減りません。

    自分はまだまだなのでたまにやり直し~(笑)とかありますが、そういう圃場はやはり思うような結果は得られません。
    うまくいかないと次回はもっとうまくやろう、と思っていろいろ工夫しては成功/失敗の繰り返しです。

    ただ個人的には難しい理屈を抜きにしても、トラクタは面白い乗り物であることに間違いありません!!!
    貴重な体験ですよね!

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