1600も1900もあった。ヤンマーYM1600/YM1900「昔のカタログ」

燃料タンクが白いなぁ・・・と思ったら、カタログにこうありました。

今日はShioikaさんに送ってもらった、ヤンマーYM1600/YM1900昔のトラクターカタログシリーズです。4ケタシリーズはYM1300/1500/1700/2000と、この4台ばかりと思っていたら、こんなに細かく刻んでいて驚きました。

Shioikaさん、いつもありがとうございます!

1973年6月のものと思われるYM1600/YM1900カタログ表紙です。 この年代のヤンマーカタログはこのパターンで統一されていたのですね。花や虫、自然な子供の写真、畑・・・このようなごく普通の写真がカタログの顔である表紙の写真に「選ばれた」ということに興味があります。すごく良いのだけど、なかなかこのように使われることはないと思うのです。「有名な人が撮った写真だから使われた」とか「偉いヒトが撮ったから力関係もあって選ばれた」わかるのですけど・・・
1973年6月のものと思われるYM1600/YM1900カタログ表紙です。
この年代のヤンマーカタログはこのパターンで統一されていたのですね。花や虫、自然な子供の写真、畑・・・このようなごく普通の写真がカタログの顔である表紙の写真に「選ばれた」ということに興味があります。すごく良いのだけど、なかなかこのように使われることはないと思うのです。「有名な人が撮った写真だから使われた」とか「偉いヒトが撮ったから力関係もあって選ばれた」ならわかるのですけど・・・
農業近代化の歩みを世界へ 「農機事業」というヤンマーのpdfでは、1967 年 5 月にいち早くひも苗式の田植機(動力苗まき機)TP21 を発売したにもかかわらず、市場をマット苗式に席巻された苦い記憶として記されている田植機部門。同PDFには『1972(昭和 47)年 2 月にヤンマー農機、ダイキン工業、神崎高級工機の3社技術陣で新たなプロジェクトチームを結成して散播・マット式田植機の開発に取り組み、同年末には AP2 を、翌 1973 年8月には YP2 を発表した。』と書かれています。また、ヤンマー100年史にも同じく『田植機「伊吹」YP2、YP4を発表』とありますので、誕生日は間違いなさそうです。そして1974年。他社に出遅れた分、感性に訴えることにしたのでしょうか。カタログはおねえさん少なめ、風景が多めになっています。
以前トラクター狂さんに送っていただいた写真・・・1973 年8月に発表されたヤンマー田植機 YP2「伊吹」のカタログです。あ!何となく法則はある感じですね。圃場の写真、季節の花、機械の部分写真、人々の営み・・・そんなテーマが感じられます。
貴重な青ガエル4種は立ったの3年しか生きていなくて、生まれた時から絶滅危惧種・・・
それにしても、ヤンマーの社史には70年代のトラクター、これだけしか書いていなかったのにまだまだ隙間に入っていたのですね。妄想年表にもこれらを追加しなくては・・・
中のイラストも田植機伊吹のカタログとテイストが統一されていて好感が持てます。 ただ、カタログのテキストは「古色蒼然」といった趣。
中のイラストも田植機伊吹のカタログとテイストが統一されていて好感が持てます。 ただ、カタログのテキストは「古色蒼然」といった趣。

エンジンが「ネバリ」強かったり、「一発」で始動したり、エアクリーナーの保守が乾式のため「楽」など、具体的ではない「個人の感想です」な感じの文句が並んでいます。

Shioikaさんに送ってもらったカタログの見開き部分です。
同じくShioikaさんに送ってもらった伊吹のカタログの見開き部分です。イラストが同じテイストですよね!
燃料タンクが白いなぁ・・・と思ったら、カタログにこうありました。
燃料タンクが白いなぁ・・・と思ったら、カタログにこうありました。

●1日分の燃料がはいる大型タンク
作業中燃料補給のわずらわしさがありません。また、タンクはポリエチレン製で、一目で残量とタンク内の汚れ具合がわかります。

とありました。ブルトラなどと同じポリだったんですね!

燃料タンクです。燃料タンクまでオレンジ!見えないところに気を使っています。オシャレ!
ブルトラB5000の燃料タンクです。ポリタンクでこちらは白ではなくオレンジ!

また、トラクターのエンブレムですがYM1600/YM1900は眉間の間にはありません。何といったらよいのか、ウエイトのハンガーのちょっと上、赤い箱(なんでしょう?おもり?カバー?)に斜めに「YANMAR」のエンブレムが付いています。

ネットで探してきた写真です。これを見る限りエンブレムはREDではないですね。
同じ顔なのに、YM2210Dには丸に斜めYANMARのエンブレムが付いています。しかし、カタログの写真を見る限りYM1600/YM1900には元から付いていなかったようです。
YM1300Dのエンブレムです。
このエンブレムです。
ポジションコントロールの説明があります。下降速度の調節はコントロールレバーを上げ下げする速度と書かれています。僕、このあたりよくわからないのですが、これが一般的だったのでしょうか?なんだかものすごく感覚的でわかりやすいような気もしますし、でも、毎回ムラが出てしまいそうで別のレバーとかつまみで調整できたほうがいいような気もするし・・・
ポジションコントロールの説明があります。下降速度の調節はコントロールレバーを上げ下げする速度と書かれています。僕、このあたりよくわからないのですが、これが一般的だったのでしょうか?
ものすごく感覚的かつシンプルででわかりやすいような気もしますし、でも、毎回ムラが出てしまいそうで別のレバーとかつまみで調整できたほうがいいような気もするし・・・

何かが違う!!
20馬力クラスの性能と風格

ここでもかなり感覚的。「風格」という、トラクターのカタログでは見かけないオリジナリティ溢れる表現もポエムとはまた違った味わいです。

カタログページ、年表にも絡んでくるしまだ続きがあります。続きはボチボチやるとして今日はこれでおしまいです。また明日!

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