1967年型式認定シバウラS-1100「朝1分の農機考古学」

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もう実機は見られないであろう運輸省型式の若い番号の古い農機を本や雑誌から探している「朝1分の農機考古学」。今朝は農機実業総覧-1969年版の広告より1967年型式認定のシバウラS-1100です。シバウラ最初の本格乗用トラクターS-17の改良型ということらしく、それからするとS-20型がS-1400になったように、S2桁→S4桁の流れが腑に落ちます。

農機実業総覧-1969年版の広告です。『定評あるS-17形を基調に製作したものです』とあり、他にもS-20型がS-1400型にという例もあるのでS2桁→S4桁の流れというものが腑に落ちました。ただ、ややデザインに凝ってしまった(どこかで自動車デザインをしていた人間の手によるものと読んだ記憶があります)S-17に比べるとスッキリとしたトラクターらしい形になっています。
農機実業総覧-1969年版の広告です。『定評あるS-17形を基調に製作したものです』とあり、他にもS-20型がS-1400型にという例もあるのでS2桁→S4桁の流れというものが腑に落ちました。ただ、ややデザインに凝ってしまった(どこかで自動車デザインをしていた人間の手によるものと読んだ記憶があります)S-17に比べるとスッキリとしたトラクターらしい形になっています。
機種名:シバウラトラクタ 形式・仕様:S-17型 17馬力 製造社・国:石川島芝浦機械株式会社 日本 導入年度:1960(昭和35)年 使用経過:国産トラクタは各社で発売を開始する。プラウやロータリ作業の普及が始まる。玉置は中古で入手するが、以前の経過は不明。
こちらはそのS-17です。必要以上にエンジンフードが幅広いところが「自動車デザイン」を感じさせます。自動車を扱っている人からしたらトラクターのナローさは我慢ならなかったかもしれませんね!
S-1100の部分だけ拡大します。今気がついたのですが、S-17も、このS-1100もエンジンはシバウラ製ではなく三菱KE35が搭載されています。ざっと見たところこれ以降他社エンジンが載った例はありません。
S-1100の部分だけ拡大します。今気がついたのですが、S-17も、このS-1100もエンジンはシバウラ製ではなく三菱KE35が搭載されています。ざっと見たところこれ以降他社エンジンが載った例はありません。
S-1100は小型特殊自動車運輸省型式認定番号農561号シバウラS-1100型となっています。ここしばらくSKD、HM、S-1100とシバウラの鉱脈を掘っていました。このようにメーカーは一度に何代分か書類を出すようで、それがまとめて認定されるので連番になります。コンバインだけは別にプールされてコンバインだけで認定されるようなのでメーカーでは固まらずコンバインで固まるようですけど。
S-1100は

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農561号
シバウラ S-1100型

となっています。ここしばらくSKD、HM、S-1100とシバウラの鉱脈を掘っていました。このようにメーカーは一度に何台分かまとめて申請書類を出すようで、それがその通りにまとめて認定されるので連番になります。コンバインだけは別にプールされてコンバインだけで認定されるようなので、メーカーでは固まらずコンバインで固まるようですけど。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝も寒かったです。朝起きると家の中はことし1番の低い気温(14度)でした。今日はここまでです。それではまた明日!

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