サトーH50と同じじゃないかな?1971年型式認定フジイFS-500「朝1分の農機考古学」

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もう実機は見られないであろう運輸省型式の若い番号の古い農機を本や雑誌から探している「朝1分の農機考古学」。今朝は農機具名鑑昭和46年版の広告から1971年型式認定フジイFS-500です。見た目もエンジンも佐藤造機のサトーH-50と同じ。各社乗用コンバインを流れに乗り遅れずに市場に出そうという水面下の動きが伺えます。

農機具名鑑昭和46年版の広告です。藤井農機のハーベスタとコンバインが載っています。
農機具名鑑昭和46年版の広告です。藤井農機のハーベスタとコンバインが載っています。コンバインの型式FSは藤井・佐藤の頭文字でもありますし、続く数字もサトーのH-50を思い起こさせます。
コンバイン部分のみ拡大します。OEMなのかどうなのか、今となっては証明する証拠もありませんけど、1971年の型式認定の動きを見ると自脱乗用コンバインというものが手始めの耕運機のようなインパクトを市場に与えたのではないかと想像してしまいます。
コンバイン部分のみ拡大します。OEMなのかどうなのか、今となっては証明する証拠もありませんけど、1971年の型式認定の動きを見ると自脱乗用コンバインというものが出始めの耕運機のようなインパクトを市場に与えたのではないかと想像してしまいます。最後のブルーオーシャンというか、これに乗り遅れたら会社存亡の危機に繋がるというか・・・実際、自脱乗用コンバインを発売できた会社しか今は残っていないわけですしね。(もちろん自脱乗用コンバインを出せた会社で残っていない会社もありますけど)
コンバイン部分のみ拡大します。OEMなのかどうなのか、今となっては証明する証拠もありませんけど、1971年の型式認定の動きを見ると自脱乗用コンバインというものが手始めの耕運機のようなインパクトを市場に与えたのではないかと想像してしまいます。
左はサトーH50右はフジイFS-500です。同じです。同じですよね?
フジイFS-500は資料によれば小型特殊自動車運輸省型式認定番号農713号フジイFS500型となっています。(運輸省型式はハイフンの取れたFS500となっていることに注意)また見えている表についてはほとんどが自脱乗用コンバインになっています。見渡すとロビンのGH-52がやはり先進的な形をしています。これが売れていれば歴史が変わっていたかもしれません。
フジイFS-500は資料によれば

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農713号
フジイ FS500型

となっています。(運輸省型式はハイフンの取れたFS500となっていることに注意)

また、見えている表についてはほとんどが自脱乗用コンバインになっています。見渡すとロビンのGH-52がやはり先進的な形をしています。これが売れていれば歴史が変わっていたかもしれません。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝はこんな感じです。不鮮明な広告写真だとしても今まで見つからなかった農機の形を見ることができるのは嬉しいです。それではまた明日!

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