1958年農耕作業用軽自動車型式認定アキツV1「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は手持ちの資料から、1958年農耕作業用軽自動車型式認定の牽引型耕耘機、京都福知山市宇土にあったアキツ工業株式会社のアキツV1です。実写の証拠なし、資料ベースでお届けします。

大変不明瞭ですが、アキツ工業株式会社のアキツV1です。3.5馬力クラスの牽引型でした。
大変不明瞭ですが、アキツ工業株式会社のアキツV1です。3.5馬力クラスの牽引型でした。
アキツ工業株式会社は調べた限りにおいて川西航空機の流れを汲んでいるようです。川西航空機のwiki年表に三輪自動車『アキツ号』の製造を開始と書いてあること、また、アキツブランドの製造元として新明和興業(現在の新明和工業)という表記がある資料も存在するので、そこは間違い無いのではないかと思います。運輸省農耕作業用軽自動車型式認定番号は、1958年型式認定の農41号でした。
アキツ工業株式会社は調べた限りにおいて川西航空機の流れを汲んでいるようです。川西航空機のwiki年表に三輪自動車『アキツ号』の製造を開始と書いてあること、また、アキツブランドの製造元として新明和興業(現在の新明和工業)という表記がある資料も存在するので、そこは間違い無いのではないかと思います。運輸省農耕作業用軽自動車型式認定番号は、1958年型式認定の農41号でした。
1950年代後半は、戦時中に航空機を作っていたような会社もこのような小さな農機を作っていたのですね。考えてみれば戦争に負けてからわずか13年後
1950年代後半は戦時中に航空機を作っていたような会社もこのような小さな農機を作っていたのですね。考えてみれば戦争に負けてからわずか13年しか経っていません。空を飛ぶような技術が土を耕す機械に降りてきた・・・そんな感じだったのでしょうか・・・今でいうと「宇宙技術が耕耘機に」どんな耕耘機ができるでしょうか?!

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今朝も晴れて寒いです。でも明るいと気分がいい!それではまた明日!

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