効果的なのはたぶん人の目『ゴミのポイ捨て防止に何が効果的なのか』実験3

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島地区農地・水・環境保全会の範囲から少し外れますが、隣接する場所にゴミがよく捨てられている「気になる」エリアがあります。(もちろんその通り全体でゴミは捨てられているのですが、特にという意味で)これまでも対策されているのですが、田んぼを作っている方にお願いして実験をさせてもらっています。(もちろん、対象外の場所ですから予算は使わず「自費」です。そこのところ誤解無きよう!)

今日は設置後2週間経った時点の報告です。

たて600mmよこ450mmの小さな看板を両面に、小さいですが、一応ギラギラの反射材で作ってあります。クルマの運転者をターゲットに、目線を意識して高さ1500mmほどに設置してみました。6/12日に設置して、二週間後にどうなったかのお知らせです。
たて600mmよこ450mmの小さな看板を両面に、小さいですが、一応ギラギラの反射材で作ってあります。クルマの運転者をターゲットに、目線を意識して高さ1500mmほどに設置してみました。6/12日に設置して、二週間後にどうなったかのお知らせです。

はじめに

ここは経過を知らない方への説明なので既知の方は飛ばしてください。

設置前

場所的には2車線の道幅が急に狭くっている場所です。車はスピードを落とさなければならず、それもゴミが捨てられる要因になっていると考えられます。(相手は捨てやすい場所を自由に選べますからね)
場所的には2車線のずっと続く直線道路の道幅が急に狭くっている場所です。自転車にしてもクルマにしても、スピードに変化の付く場所で、それもゴミが捨てられる要因になっていると考えられます。(相手は捨てやすい場所を自由に選べますからね)
そしてその凹んだ内側に主にゴミが捨てられてしまいます。空き缶類が多く、弁当ガラも少し・・・ただ、お茶のスチール缶、コーラの超ショート缶のようなちょっと特徴的なものが特に多いので、捨てる人間はせいぜい2〜3人で、その人たちが常習的に捨てていると思われます。この人たちに捨てるのを思いとどまらせる対策を打たねばなりません。
僕が看板を設置する前から対策は取られています。主に看板ですが、背の低いものが中心です。道路が狭くなったその凹んだ内側に主にゴミが捨てられています。

空き缶類が多く、弁当ガラも少し・・・ただ、お茶のスチール缶、コーラの超ショート缶のようなちょっと特徴的なものが特に多いので、捨てる人間はせいぜい2〜3人で、その人たちが常習的に捨てていると思われます。プラス、ワンタイム遺棄者が何人か・・・という感じでしょうか。この人たちに捨てるのを思いとどまらせる対策を打たねばなりません。

これまでの看板は背が低く、狭い道のすぐきわに建っていますから、クルマで走っていると投棄時には見えません。(もちろん少し離れれば見えるのですが)変化をつけて看板を高い位置につけてみようと思いました。

というわけで6/12日に看板を設置してみたのでした。

二週間後

結論から言うと、田んぼの中のペットボトルは3本のままで変化なしです。
結論から言うと、田んぼの中のペットボトルは3本のままで変化なしです。
一つは伊右衛門
一つは伊右衛門
そしてもう一つは綾鷹。
そしてもう一つは綾鷹。
残りの一つも綾鷹で、当初捨てられていたものと銘柄も一致します。位置はかなり変わっていますが、ペットボトルは多少中身が入っていても、風で随分位置が変わるみたいです。
残りの一つも綾鷹で、当初捨てられていたものと銘柄も一致します。以前と位置はかなり変わっていますが、ペットボトルは多少中身が入っていても、風で随分位置が変わるみたいです。これは新しい発見!
作り主が除草剤を撒いたらしく、法面の草が黄色くなっています。そこで一つ発見・・・これは以前からあったものか、それとも新しく捨てられたものか判断できません。
作り主が除草剤を撒いたらしく、法面の草が黄色くなっています。そこで一つ発見・・・これは以前からあったものか、それとも新しく捨てられたものか判断できません。

想像がかなり混じり込んだここまでの結論

設置後二週間、設置直後に少し捨てられたものの、その後の様子から「看板の認知後は効果が出てきている」と言えるのではないかと思います。

農地・水・保全管理支払交付金 共同活動 地域の清掃
ポイ捨てする人=右側的いかにもな想像をしてしまうけれど、実は右のような、まだいろいろ想像できていない小動物的な人という考えも成り立つと思うのです。

「ゴミ捨てするのは小動物的な人」その見地に立つと、息を吸うようにゴミのポイ捨てをする人は、捨てた後どうなっているか想像が繋がっていないのではないでしょうか?

本来、誰も手を下さなければそこはゴミだらけになって、何十年後かにはうず高く積み上がっているはずですが、「誰かが処分しているからそうなっていない」というところまで想像できていない人と考えてみます。

となると、今まで看板はあったにもかかわらず、捨てられてしまっていたのは、低くて見難かったというのもありますが「目がなかったから」じゃないかと思うのです。

今までの看板と今回の看板の違いは、防犯カメラがついているかいないかです。つまりそのカメラを意識することで、やっとゴミを捨てることに対して困っている人、怒っている人がいることを感じたのではないかと想像するのです。

本来、最も安価で効果のあったはずの鳥居を設置して何かを止めさせることは「誰もいなくても神様が見てるよ」ということだったと思います。しかし、その想像力はすでに失われているのではないでしょうか?

しかし、防犯カメラは意識できる・・・

つまり、「鳥居→神様が見ていると意識させる→迷惑行為を思いとどまる」という三段階プロセスは、忙しい現代にそぐわないのではないかということです。

そこで「神様が見ている(俺が見ている・・・でもいいですが)→迷惑行為を思いとどまる」という、二段階プロセスがスが有効なのではと感じました。具体的には、このように目を書き入れるわけです。
そこで「神様が見ている(俺が見ている・・・でもいいですが)→迷惑行為を思いとどまる」という、二段階プロセスが有効なのではと感じました。具体的には、このように目を書き入れるわけです。ちょっと怖いかな・・・

僕は、困っています。迷惑しています。という文字だけでは困ったり、迷惑したり、怒ったり、している人を想像できない人のために、このような看板が効果的なんじゃないかと思い始めています。

随分時間が押してきてしまいました。今日はここまでです。また明日!

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