今日はあまり農業に関係ないのですが、Dさんの追加タレコミ情報により、先日の『大量輸送の解はいまだにこれしかないんじゃないかな? TC497 The Overland Train Mark II ほか』の続きです。
話があちこち飛んで読み辛いかも・・・では、行ってみましょう!
前回はモーリタニア鉃道に気が行ってしまっていたので「大量輸送はやっぱり列車じゃない?」という結論になりましたが、特殊な状況下では陸路列車(オーバーランドトレイン)が有用であると判断され、あのバケモノ(TC-497オーバーランドトレインMk II )が生まれたようです。
このモンスターができるまで何段階か過程があるようで、順番に並べてみます。
まずはコンセプトというか設計案から・・・そこはWikipedia陸路列車(オーバーランドトレイン)に詳しく書かれていました。
まずは設計案、構想?
1950年代初頭にテキサス州ロングビューに本拠を置く重機メーカーのルトーノー社が、ディーゼル電気変速機を使用した6×6多輪駆動車というコンセプトを打ち出しました。とあります。
少し脱線してしまいますが「ディーゼル電気変速機ってどういうこと?」と思い調べてみました。(だって、ディーゼルエンジンという動力が載っているのに、電気を使うって変じゃないですか?)
具体的なことは掴めませんでしたが、ディーゼル機関車のWikipediaに
内燃機関は回転数に関わらず発生トルクがほぼ一定である特性があるため、発進から加速に移行する速度域で大きな力を必要とする鉄道車両に内燃機関を用いる場合、トルクを増大させる装置を別に必要となる
ディーゼル機関車
この内燃機関を動力に使う機関車の場合、変速装置に難しい構造が必要なのに対し、電気モーターは回り初めで最大トルクを発生させることができます。
「なら、ディーゼルエンジンで発電して電気モーターを回しちゃえ!」となり、その電気を制御して変速するということだと理解してみました。(合っているかどうかわかりませんが)
次に形に、VC-12トーナトレイン
トラックの入れない不整地での材木などの運び出し用途にルトーノー社の考えた6×6多輪駆動車はそぴったりでしたが、1台の車両は小さすぎてコスト的に合いません。
そこで「どんどん繋げてたくさん運べるようにしよう!」となり、VC-12トーナトレインが誕生しました。
必要とされた状況が変化したVC-22 Sno-Freighter
この頃、アメリカとカナダは、道路がなく、空軍基地が少ない地域や、海氷によって船がサイトにアクセスできないことが多い地域にあるDEWライン(遠距離早期警戒線)の開発を進めていました。
遠距離早期警戒線(えんきょりそうきけいかいせん Distant Early Warning Line,DEWライン)とは、アメリカ大陸北岸の北極圏に設置されたレーダー網のことで、冷戦期にソ連の爆撃機からアメリカ本土を防衛することを目的としています。
このVC-22は輸送作業に従事したものの、1年でジャックナイフになって、それが原因かどうかわかりませんけど火災も発生し再起不能になったようです。
今はアラスカのハイウェイ脇に打ち捨てられていて、グーグルマップで見ることができます。
LCC-1スノートレイン
そして最後に54輪駆動のTC-497オーバーランドトレインができるわけです
この操舵装置は素晴らしくて、運転者が舵を切ると同時に後続の車輛の舵が切られるのではなく、順番に伝わっていく仕様。
ですからあたかも複数の車輛が列をなして進むように、先頭が舵を切った場所で後続のトレーラーが舵を切る・・・鋭角に角も曲がることができたようです。
映像を見れば少しその感じがわかるかもしれません。
これって1960年の頭の話ですよね?テレビにパソコンにレーザーディスク、電子レンジって一体・・・夢みたいな話です。
攻められる恐怖が陸上列車を含めこれだけのものを生み出したのです。すごいなぁ。
一番気になったのはresistと書かれた部分。初めこちらが寝室かと思ったら違いました。
車両の電気的な推進・制動 や車両の電気的な推進・制動で使われるグリッド抵抗器だったのです。抵抗器にこんな巨大なスペースが必要なのですね。
もしかしたらここが冒頭のディーゼル電気変速機にあたるのかもしれません。
しかし不整地大量輸送は高速輸送に取って代わられた
陸路も海路もない北極圏にレーダーサイトを建設するために、敵に攻められる恐怖がために、列車とは別に生き延びた陸路列車でしたが、それも長い間ではなかったようです。
結局陸上大量輸送の手だてで残ったのは、レールを使った列車輸送ということになります。
時間がなくなってきてしまいました。今日もまとまりがなく読みにくくてすみません。それではまた明日!