週末であまり人が来ないので、ダラっとしたことを・・・(若干本筋から外れているかもしれません)
今日はいつものように、この人仕事してないんじゃないか?もしくは週末は一日中情報取集に当てているのではないか?と思われるDさんのタレコミ情報です。送られてきたリンクが僕にとって驚愕の内容でした。見にくる人が少ないのに、普段より時間がかかってしまうという、いつものパターンとなってしまいました。
それがこのブログ
早くもまとまりがなくなる予感がしていますが、まず順番に行ってみましょう。
ロードトレイン
ロードトレイン(Road train)はウィキペディアによると
オーストラリアで用いられている、長大なトラックのこと。コンテナを積載したトレーラーを大型トラックに複数連結し、ハイウェイを利用して大量の貨物を輸送する。その長さは100 mを超えることもある
ロードトレイン(wikipedia)
大量輸送マシンなのでしょう
いろいろ順番に
初めて見るものなので順を追っていきましょう。まずLeTourneauという会社から。1929年にアメリカはカリフォルニアで設立された建機メーカーです。
この会社が荒野で主に木材を運ぶ手段として考案したのが、オーバーランドトレインというわけですね。一度に、少人数で、大量に木材を運ぶとなるとこういう形しかないですよね。当初はコンセプトモデルという感じ・・・量産されていたわけではないようでした。
動画も上がっています
どうも最終形がThe Overland Train Mark IIというらしい
こいつがすごいマシンで、最初に紹介したブログによれば、6輪の駆動輪を持つ先頭車には、6人の乗組員用の居住区があり、寝室、食堂、衛生設備(おそらくシャワーやトイレ)が完備されていたと書かれています。
気になるスペックですが、4つのソーラー社製ガスタービンエンジン(それぞれ1,170hp、合計4,680hp!!)で発電機を回し、ホイールことに付いている合計54のモーターに電気を供給し駆動していました。
繋がった12台のトレーラーのうち、2台はタービンと発電機の運搬専用だったというのが面白いです。自分を動かすエンジンと発電機を引っ張って歩いていたんですね。
そのせいもあってか、積載重量は150トンほどと「すごくたくさん」というわけではなかったようです。
ソーラー社製ガスタービン(順番に!)
ウィキペディアによると、ソーラー社は航空機系の会社で、今はキャタピラーの完全子会社でした。
陸上および洋上発電、海洋推進、天然ガスおよび石油の生産、処理、輸送用の産業用ガスタービンを設計および製造している会社で、1927年にアメリカ・サンディエゴに設立されました。
不整地を走る長大なトレーラーという発想もすごいですが、乗っているエンジンがガスタービンエンジンというのもぶっ飛んでいます。
日本じゃ考えられないですよね。朝も5時から近所で田植え機のガスタービンエンジンのタービン音が早朝の空気を劈いているなんて想像するだけでおぞましいです。
「これまでがどうだったか」ということは考えず、「目的に最適なパッケージを作っちゃう」というシンプルさがいいですよね!
今ではこのような環境に配慮しない機械は外国でも作れないのでしょうけど。
TC-497オーバーランドトレインMKIIの写真、結構上がっています
カラーの写真も見つけた
しかし最も引っかかったのは
延々とオーバーランドトレインの話を続けていましたが、最も引っかかったのはこれではなく、最大3kmの長さになるという世界最長の呼び声高い貨物列車なのでした。
モーリタニア鉄道
でかい、たくさん運べる、長い・・・ということでオーバーランドトレインを紹介したわけですが、その流れで紹介されていたリンクに引き込まれてしまいました。
結局のところ「一度にたくさん運ぶためにはレールを敷くしかない」ということがよくわかる映像でした。
モーリタニア鉄道は
モーリタニア鉄道(Mauritania Railway、Chemin de fer de Mauritanie)とは、モーリタニアのズエラットとヌアディブを結ぶ鉄道である。
モーリタニア鉄道
ズエラットには、鉄鉱石を産出するフデリック鉱山が存在しており、ここから沿岸部へ鉄鉱石を搬出するために建設されたのがモーリタニア鉄道である。路線はズエラットからシュームまで南下して、そこからほぼ西へ向かってヌアディブへ到着する。全長は717 kmあり、軌間は1,435 mm(標準軌)、最大軸重は26 t、全線非電化単線である
ズエラットからヌアディブ?
ズエラットからヌアディブ?なんだか聞いたことあるような地名だな・・・もしかしたらズエラットは行ったことがあるかもしれない。とはいえ、砂、砂、砂でどこも同じような景色。行ったかどうかもよくわかりません。
まして鉱山や鉄道があるなんて想像もしていませんでした。「この人たち、一体どうやって生活しているんだろう」などと思っていたくらいです。その生活の一端もナショジオの動画には写っていました。
港町から砂漠の奥へ、鉄道を使って魚を運び生活の糧を得ていました。モーリタニア、漁業が盛んなんですね!
上がフレデリック鉱山。砂ばかりで何もないと思いきや、赤錆色の山がそびえています。映像にもあった貨車に鉄鉱石を積み込む施設が見えています。
ただ単に「ズエラット」が僕の聞いたことのある単語だっただけで(ただ通りかかっただけだと思いますが)俄然興味が湧いてしまったモーリタニア鉄道。
今日の結論としては、物を決まったところに継続的にたくさん運ぶにはレールを敷くしかない。目的地が都度都度変わるのであれば、たくさん運ぶのは諦めて個別に・・・自分を自身で運ぶしかない。
今日はこんなところです。また明日!
雲野さん こんばんは
あ!宇部セメントのロードトレインも同じ意図で作られていますよね!!
産地から港まで・・・大量輸送はモーリタニア鉃道と同じく鉱山から港までというパターンが多いですけど
宇部セメントは美祢市の石灰石の鉱山から港やセメント工場に運ぶための
全長31.94kmの「日本で一番長い私道」らしいです
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E9%83%A8%E8%88%88%E7%94%A3%E5%B0%82%E7%94%A8%E9%81%93%E8%B7%AF
ほぼ同じですよねえ・・・
Dさんからはさらに追加で世界最強の電気機関車を擁するオーフォート鉄道のリンクが送られてきました
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E9%89%84%E9%81%93
やっぱり鉄鉱石です。
山口県に連結トレーラーを走らせる企業専用私道があると聞きましたよ。記事の事例とはフツーと逆な桁違い、比較にならないけど。大量輸送の要求はどこにもあるのかな。