土日、休みの日は定番記事以外はほとんど見にくる人がいないので、ダラっとしたことをいつも書いています。今日は今年最初の草刈りの後に「島地区に自生する野生の薄荷が芽を出した」というお話です。(正確にはいちいち田んぼまで行って観察するのはめんどくさいので、田んぼの畔から庭に移植したハッカですけど・・・。)
最初の草刈りは憂鬱
もちろんご褒美もあります
それは快感。「やらなきゃ」「やらなきゃ」と先延ばしにしていた草刈りをやっつけたという達成感。そして当然の結果である綺麗になり、ぐっと広くなった庭。
例えばハリガネムシのように・・・
このリンクの「生活史」のところ、読んでみてください。すごいです。
成虫になったハリガネムシは宿主の脳にある種のタンパク質を注入し、宿主を操作して水に飛び込ませる
ウィキペディア/ハリガネムシ
ハリガネムシがなんでそんなにめんどくさいことをするのか・・・おそらく体型的に自分ではできない長距離の移動や飛行を可能にするということなのでしょう。最終目標は種の保存、繁栄として。
そんなことがあるだけに、種の性質上床屋に行けない雑草のコロニーが、ヒトになんらかの圧力をかけて(例えば草の匂いの中に含まれる化学成分とかで)脳を操作し、草刈りをさせている・・・などと考えてしまいます。
そしてもう一つのご褒美(やらされているとしても)
このハッカ、葉っぱをちぎるとびっくりするぐらい大きく立ち昇るのが、西洋種のミントのように青臭さがなく、ピュアな「よく知っているハッカの香り」なんです。
と、いうわけで毎年草刈りの後、示し合わせたようにわっと日本ハッカが芽を出します。これは雑草コロニーがヒトの脳に何かの働きかけをしたとしても、ヒト、植物、とにかく生物全部が織りなす奇跡みたいなものです。
「突然思いもよらぬことが起きる」というのを奇跡と呼ぶならわしがありますけど、僕なんか「草刈りをしたらハッカが芽を出した」というのも十分奇跡だと思うんです。だって、草刈りのタイミングが違えばハッカは高く高く伸びた雑草の下で死に絶えてしまうわけですから。
全体の動きが例年通り進行したからこそ、災害や事件が起きなかったからこその「去年と同じ」。う〜ん・・・そう考えると感染症で同じようなことを言われてるかもしれない・・・
今年もいつも通り、冬、雑草がおとなしくなるまで、里山に脳を支配されて草刈りをすることにしましょう。それではまた明日!