日本ハッカにはアレロパシーはないの?(自分の住みたいトコは他の人も住みたかった)

今日は大場町島地区の絶滅危惧種、日本ハッカの話です。町内に唯一自生する場所から取ってきて庭に2010年から植えていたのですが、これがなかなか気難し屋でした。

前回までのあらすじ

ところが今年、草刈りをした後に去年よりたくさんのハッカが芽を出しました。これは一体どういうことなのでしょう・・・
前回のお話は去年絶滅したのではないか?と思ったら、10年前、初めに移植した場所から3mも離れた所でかなりの数芽を出した・・・というところまででした。

それがこうなりました

ハッカも元気に育っていますが、他の草はさらに元気。ハッカの間からボーボーに噴出しています。前回かなり除草して住みやすくしてやったのになぁ・・・
ハッカも元気に育っていますが、他の草はさらに元気。ハッカの間からボーボーに噴出しています。何がなんだか見分けがつかない状態になっています。前回かなり除草して住みやすくしてやったのになぁ・・・

ハッカにはアレロパシーはないの?

今年は島地区の絶滅危惧種、野生のハッカのバックアップとして庭の隅に植えている日本ハッカに勢いがあります。
以前、ハッカがもう少し日陰の場所に生えていた時は他の草はほとんど出ていなかったので、自分たちだけがその場に栄えるように他の植物の邪魔をするシステム(Wikipediaではある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称。と言ってます。)アレロパシーを持っているものだとばかり思っていました。匂いのある植物ですしね。
左奥がヒシなのですが、水路の壁を見るとホテイアオイの勢いがわかります。
以前島地区の水路にはびこっていたホテイアオイ(外来種だそうです)はアレロパシーがあるそうです。
9/20の時点ではもっと花は増えていました。でも増えすぎて少し撤去してしまったのでしょうか。お疲れ気味で数は少ないようでした。
花も緑もきれいでしたが、とにかく増えるので除去されてしまい、今は見ることがありません。
ハッかに戻ります。3年かけて「自分の住みたい場所」に移動してきたハッカ。しかし、自分の住みたいトコは他の草にとっても居心地の良い場所だったということではないでしょうか?そこには苛烈な競争があります。人の手が加勢しているのにハッカ以外の草の勢いもすごいです。
ハッカに戻ります。中にはこのように立派な株もあります。10年かけて「自分の住みたい場所」に移動してきた甲斐があったようです。しかし、自分の住みたいトコは他の草にとっても居心地の良い場所・・・そこには苛烈な競争があります。人の手が除草で手助けしているのにハッカ以外の草の勢いもすごいです。
いくつか有望株があります。しかし秋までに何回も草取りをしなくてはならなそうです。
いくつか有望株があります。しかし秋までに何回も草取りをしなくてはならなそうです。

おしらせ

バックアップが取れなかったことで中断していた、サイトのメンテナンスを日曜に行なう予定です。

多分月曜からトラブル多発だと思うのでよろしくお願いします。(何をよろしくなのか・・・)具体的にはリンク切れが起きたり、PCで(特に古いブラウザで)ページが見られなくなったりすると思います。(スマホは大丈夫なはず)

今日はこんなところです。それではまた明日。

種はチャンスを待っている(ハッカの話)

太くて強そうな株もありますし、期待できそうです。去年はダメだったのになぜ今年は?僕の草刈りのタイミングを待っていたとしか思えません。

今日は大場町島地区の絶滅危惧種、日本ハッカの話です。町内に唯一自生する場所から取ってきて庭に2010年から植えていたのですが、これがなかなか気難し屋でした。

あそこもイヤ、ここもイヤ

今年は島地区の絶滅危惧種、野生のハッカのバックアップとして庭の隅に植えている日本ハッカに勢いがあります。
ミントは放っておいてもどんどん増えて始末に負えないなどとよく聞きますが、雑味のない素晴らしい香りを持つ日本ハッカはそうではありません。虫に食われるし(そういえば大葉もバンバン食われます)雑草にも弱い・・・あとは、生育場所にもこだわりがあるみたいで、暑いところはイヤ、乾いたところはイヤ、でも湿ったところもイヤ、日陰はイヤ、でも日なたもイヤ・・・イヤイヤだらけです。これは2017年の写真です。
ところが2019年の今年、シーズン初めの草刈りを仕事が忙しかったので少し遅らせたせいかもしれません。ほんの数株しか出ませんでした。
いつもその年一発目の草刈りをした後にわぁぁぁぁぁっと芽を出すのですが、去年、シーズン初めの草刈りを仕事が忙しかったので少し遅らせたせいか、ほんの数株しか出ませんでした。
たったこれだけです。
たったこれだけです。(雑草に負けないよう、草むしりをして場所を確保しています)その数株、順調に成長したのにもかかわらず、花を咲かせることなく秋には枯れてしまいました。「花を咲かせない」ということは「タネもつけない」ということで、種の連鎖は止まってしまったことになります。
日本ハッカの花
本来ならこのように花をつけ、タネを落とすんじゃないかと思うのですが、それもせずに終ってしまいました。

ところが今年

ところが今年、草刈りをした後に去年よりたくさんのハッカが芽を出しました。これは一体どういうことなのでしょう・・・
ところが今年、草刈りをした後に去年よりたくさんのハッカが芽を出しました。これは一体どういうことなのでしょう・・・
太くて強そうな株もありますし、期待できそうです。去年はダメだったのになぜ今年は?僕の草刈りのタイミングを待っていたとしか思えません。
太くて強そうな株もありますし、期待できそうです。去年はダメだったのになぜ今年は?僕の草刈りのタイミングを待っていたとしか思えません。

発芽には条件がある?

シソ科の植物のこぼれ種のことを検索していたら、サカタのタネQ&Aにこんな記述がありました。

一見、こぼれ種は市販の種より発芽率がよく、勢いもあるように見えてしまいますが、発芽しているこぼれ種は、実は前年の秋に数え切れないほど多く落ちたうちのごくごく一部なのです。シソの発芽適温は25~30℃ですので、地温が十分に上昇してから種まきします。硬実種子のため、種を一晩水につけて吸水させてからまくと発芽が促進されます。また、好光性種子なので覆土は薄くして軽く鎮圧し、種と土を密着させます。種まき後にたっぷり水やりをして、発芽するまでは水を切らさないようにします。適温、適湿であれば、10~15日で発芽します。

「発芽するのは数えきれない程多く落ちたうちのごくごく一部」つまり、多くの発芽しないタネがまだ残っているとも言えます。

その残ったタネが翌年条件がよくなったので発芽した・・・とも考えられます。

条件は草刈りのタイミングだけではない

一番上、2017年にたくさん日本ハッカが茂っている場所の今年の写真です。草刈りのタイミングは同じなのに一株も日本ハッカは芽を出していません。発芽の条件は草刈りのタイミングだけではなく、その場所というか陽当たりとか湿度などにもよるのでしょう。
一番上、2017年にたくさん日本ハッカが茂っている場所の今年の写真です。草刈りのタイミングは同じなのに一株も日本ハッカは芽を出していません。発芽の条件は草刈りのタイミングだけではなく、その場所というか陽当たりとか湿度などにもよるのでしょう。

思い出すと、10年前、ハッカを移植した場所と今年目を出した場所は3mほど離れています。

つまり、10年かけてハッカは3m移動してきたことになります。

自分の「居たい場所」を探して3m旅してきたハッカ・・・今年芽を出した場所は彼らの安住の地なのか、それともさらに移動していくのか、これからも注目してみたいと思います。

それにしても絶滅しなくてよかった良かった。今年は花を咲かせてほしいな。

それではまた明日!