投稿日: 2020年9月20日2020年9月20日 投稿者: noraダイキンAK50形5馬力空冷エンジン(多分石油発動機)今日は千葉県の伊藤産業機械さんに連れて行っていただいた、私設の農機具歴史資料館で見た、石油発動機と思われるダイキンAK50型空冷エンジンです。ダイキンAK50形空冷エンジンです。 シャシの上に載っていて、動力として使っていたもののようです。何といっても気に入ったのは流線型、ストリームラインのライトカウルです。ダイキンのWEBページを探しても、ネットを探しても年式はわかりませんでしたが、50年代後半から60年代の耕耘機の流れを汲んだデザインで、イメージとしてはそれよりはほんの少し後のものじゃないか?と想像しています。文字部分、拡大してみます。 ダイキン ダイキン工業株式会社 AK50形空冷エンジン 常用馬力 5.0 常用回転数 1600 最大馬力 7.0 最大回転数 2000 JIS表示許可工場その下は取扱説明のようで、1号灯油 始動用にガソリンとありますかし、フュエールラインが2系統ありますから石油発動機なのだと思います。高いところにあったので、こんなアングルで撮っています。なかなか貴重なのではないでしょうか?流線型はライトと燃料タンクをカバーしていると思われます。カッコいいけど容量はそれほどない感じ。 限られた時間の中で見学していますから、例によって写真が少ないです。同じような場所に新品(デッドストック)と思われる発動機のクリーム/小豆色ツートンの流線型カバーがたくさんありました。「1960年前後に大流行したのでは?」と僕の考える色と形です。異様にカッコいい昔の耕耘機。埼玉・川越 片山製作所、日の出式ハンドトラクター「昔のカタログ」クリーム/小豆色ツートンといえばこの日の出式や・・・フルカバードの耕耘機はホンダのF150をキッカケに生まれた。メリーティラー「昔のカタログ」同じくメリーティラー・・・『お嬢さん、そんなにイヤそうな顔しないでくださいよぉ』三菱耕うん機CT-70「昔のポスター」三菱も流線型カバー共々採用していました。1960年セル付きワンボデータイプ耕うん機クボタKV型「撮りトラ」もちろん、クボタも・・・ワンボディ耕耘機はツートンと決まっていたかのようでした。電車だってこの色のツートンでした・・・(写真はWikipediaより)ホンダのテーラー/耕耘機ホンダも色あいは違いますけど、ワンボディ耕耘機はシルバー/赤のツートン。というわけで、これから何がわかるというわけでもなかったのですが、気になって数枚写真を撮っています。あ!それからヘッドランプの銘は「SANSHIN」と書いてあるように見えます。ISHIKAWAが解決したと思ったら新たな謎メーカーの登場です。もちろん「SANSHIN」ぱっと調べて出てくるようなヤワな会社じゃありませんでした。どのような言われのある品物で、なぜこのように誰かの手にわたらずにここにあるのでしょう・・・この彼がもし喋れたなら色々物語がありそうですが・・・今日はこんなところです。また明日!上の記事とゆるく関連しているほかの記事:ダイキン・ヤンマーの田植機1965-1973年までの年表多分1963年型式認定。ダイキン耕うん機K42/K62/KC72「朝11985年型式認定クボタ・スカイロードRX1050「朝1分の農機考古学蕎麦の実を挽いて粉にする2(動画)ダイキン・ヤンマー田植機の流れを整理「田植機考古学」クボタKL33R/KL34R ダイナミックフェア2013