『トラクタータイヤの「あの形」とうしてああなんだ』早いトコ切り上げようと思いつつ深みにハマってしまいました。今週はトラクタータイヤの「あの形」週間です。
トラクタータイヤ(ゴムの)の歴史
調べてみると、1930年(昭和のはじめころ)以前のトラクタータイヤは鉄車輪またはソリッドゴムのタイヤ。空気の入ったゴムのタイヤが初めからトラクターに付いて売られるようになったのは1932年からだったそうです。
初めてテストでトラクターに履かせたのは航空機用のタイヤなんですって!
また、このサイトによれば1920年代に田舎の道路まで舗装されるようになり、鋼製ラグホイールが道路を削ることに反対の機運が高まって、多くの州で鋼製ラグホイール禁止の法律が制定されることになったそうです。
あ!これ、アメリカのお話です。
そのため当時の農家は自分で農道を整備するか、走ってしまった場合は罰金を払うことになってしまいました。
日本でスパイクタイヤが道路を削るため、粉塵公害が問題になり、1990年に法律で禁止されたのと似ていますよね?
最初のトラクタータイヤはFirestone(諸説ありかもしれませんけど)
前出のサイトによれば各社競っていたようですが、最初のトラクタータイヤとして市販ベースに乗せたのはFirestone社でした。
1930年の初め頃には各社さまざまなタイプが考えられたようで、大気圧のノーパンクタイヤなどというものまでできたとあります。ムースタイヤみたいなものでしょうかね?
日本の発動機や田植機などもそうだったように、黎明期に花が咲き乱れるような・・・さまざまな会社がさまざまなアイディアを競っていたのでしょう。
鋼製ラグホイールと空気入りゴム製ラグタイヤの性能比較では、空気入りゴム製ラグタイヤのほうが優れていたにもかかわらず、農家は保守的なのでなかなか売れなかったそうですよ!
今日はこんなところです。明日はトラクタータイヤの「あの形」をもう少し掘り下げてみたいと思います。それではまた明日!