今日は北海道開拓の村で見た、Massey-Harris 16 Pacer「撮りトラ」です。
北海道開拓の村(ほっかいどうかいたくのむら、英称:Historical village of Hokkaido)は、北海道札幌市厚別区厚別町小野幌(野幌森林公園内)にある野外博物館で、明治の頃の建物がたくさん移設されている魅力的な施設です。
入場券などを販売する管理棟は札幌停車場で、木造だと思われるのに写真のフレームに納まりきらない大きさです。
暗い倉庫の中に置かれたMassey-Harris 16 Pacer。tractordata.comによれば1953年から1955年まで生産され、16馬力の1.5リッター4気筒ガソリンエンジンが搭載された、お腹の下に作業機を抱えるタイプのトラクターです。(写真ぶれちゃってすみません)写真でほとんどわかりませんが、キャブレーターのメーカーが、Marvel-Schlebler という会社で、アメリカの国の史跡(The National Register of Historic Places ( NRHP ) )にも指定された古い会社が大もとになっているそうです。調べてみると、現在は航空機のキャブレターに特化したようになっています。
顔はとりたてて印象の残らない感じ。
でも、横から見たフォルムはお腹の下に作業機を抱えるだけあって、エンジンフードとハンドルポスト部分の大きな段差がちょっと変わっていて印象的です。「こんなに細くて大丈夫?」と思われるステアリングのロッド、突っ立っている何かのポールを避けるように弓なりにカーブしていますよね?
ネットで探してみると、曲がっちゃったのか曲げているのか様々な形状が見受けられます。
これなどはストレート。それから、この写真ではダイナモの上に乗っかっている機器・・・
僕の見た機体は日立製作所のものがついていました。ボルテージレギュレーター。
今日気になったのはこれ。このヘッドランプに謎の銘をまた見つけてしまったんです。
SEISAKUと書いてあります。もしかしたらちょっと離れてSHOと書かれているのかもしれません。ナントカ製作所? これだけじゃ何もわかりませんね。もちろん、オリジナルではないのでしょう。
そういえばずーーーーーーーっと謎だった、ランプの銘、ISHIKAWAは、株式会社イシカワ製作所のものでした。イシカワ製作所の新たな表記パターン?とにかく引き続き注目です。
今日は大したことはわかりませんでした。それではまた明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事: