投稿日: 2020年1月24日2020年1月24日 投稿者: nora多分60年代。水冷4気筒エンジンの三菱 R301「撮りトラ」今日は某所で見た三菱トラクター R301「撮りトラ」です。 見事にレストアされた三菱トラクターR301。資料がないので詳しい年式はわかりませんが、土の館で見た同じ顔のR210が1960年製ということなので、その近辺の生まれなだと思われます。 こちらがそのR210。ヘッドランプの位置や大きさが違いますね。R301のほうはヘッドランプが大きく、かわいい感じ。でもオデコ?頭?の特徴的な八の字の凹みが共通です。ここがかなり古いトラクターっぽいです。 キャプションによれば三菱トラクタ1960年(昭和35) 三菱重工業㈱製 (日本)R21D型 20馬力 空冷ディーゼルエンジン1961年(昭和36) 長谷川途中入手のもので経過は不明。昭和45年まで使用していた。三菱トラクタ初期のもの。MITSUBISHI TRACTORYEAR:1960(Showa 35) Manufacturer: Mitsubishi(Japan)Model: R21D Output: 20ps Engine: Air-cooled dieselThis tractor was purchased by Mr. Hasegawa in 1961(Showa 36) and used for some time. Nothing is known about the outcome of his having used it.It was in use until 1970(Showa 45). This is one of the first tractors produced by Mitsubishi. ああ、これってMF25に受ける印象というか雰囲気がにてますね。 ボディ形状は曲線を基調としたこちらのほうが好きかなあ・・・ 三菱R200などというのもありました。1950年代の面構えですが、1965年生まれだそう。 R301に戻ります。三菱農用トラクタR301形 35PS/2200rpm 1986cc三菱重工株式會社 三菱トラクターR301です。実際にデモンストレーションで走っているそうなので実働です。電装なども交換されていそうです。R210はダイナモでした。 非常にスッキリとしたインパネ。整然と並んだスイッチ類がカッコいいです。キーは三菱のマークが入っていて、オリジナルと思われます。 左右対称のレイアウト。こういうの好きです。 これは何を撮ったのかなぁ。多分計器の銘が入ってないかと気になったのだと思います。 なんと水冷4気筒ディーゼルエンジンです。R210が空冷2気筒エンジンだったことを考えると、そうとう豪華な立ち位置にあったトラクターだと思われます。銀色のケースにエンジンが載っていて、赤いボディ・・・ちょっとMFを意識したのかな?と思いました。砲弾型のライトカバーがめちゃめちゃカッコいいです。 ウインカーはよくある形。でも、レンズがピカピカです。今でも売っているということなのでしょうか? メーカーが知りたい・・・(銘は見当たりませんでした) テールランプ。後付けかもしれません。菱形にTSのマーク。MADE IN JAPANと書いてあって、以前調べたはずなんですが見つけられませんでした。 この先二度と作られることのないトラクターで貴重なものですが、レストアし、その後も動態で維持するのは大変なことと思います。博物館に入ってしまわないこのような古いトラクター、これからもこうやって残ってくれたらいいな・・・と思います。あ!ヘッドランプはスタンレーでした。電装部品のメーカーはいつも気になります。 今日はこんなところです。また明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:三菱トラクタその2・・・ダイナミックフェア2014三菱トラクタその1・・・ダイナミックフェア2014Narrow & small 完璧な形の三菱R200・・・「撮りトラ@土の館」ダイナミックフェア2013で見た三菱トラクタ270年代はスタンレーの時代だったりして? 三菱トラクターD2650FD・・・「撮りトラ」三菱青い時代は見たことのないトラクターがいっぱい