FORD以外のフェイスガードは少ない。人生いろいろ。ガードもいろいろ。MF165「撮りトラ」

今日は中古車屋さんで見た、マッセイファーガソンMF165+フロントローダー「撮りトラ」です。昨日からの続きで主にフェイスガードに注目しています。

 

マッセイ・ファーガソンMF165です。なにせ世界のベストセラー。ここでも多数紹介しています。そこで今回は昨日と同様フェイスガードに注目です。
マッセイ・ファーガソンMF165です。なにせ世界のベストセラー。ここでも多数紹介しています。そこで今回は昨日と同様フェイスガードに注目です。

 

FORDと同様MFのバッジが目立つよう、ちょうどオデコのあたりがガバッと空いているタイプ。しかし、造形はシンプル。太目のパイプを顔に沿って曲げただけのものです。まったく見た目を損なうことなく、しかも単体で見てもMFシリーズとわかるような素晴らしいフェイスガード。ヘンに主張していないところがいいです。
FORDと同様MFのバッジが目立つよう、ちょうどオデコのあたりがガバッと空いているタイプ。しかし、造形はシンプル。太目のパイプを顔に沿って曲げただけのものです。まったく見た目を損なうことなく、しかも単体で見てもMFシリーズとわかるような素晴らしいフェイスガード。ヘンに主張していないところがいいです。

 

MF165は、tractordata.comによると1964年〜1975年。58馬力。もはやおなじみの顔です。
MF165は、tractordata.comによると1964年〜1975年。58馬力。もはやおなじみの顔です。

 

MFのフェイスガードが他になかったか探してみました

 

マフラーは短い上にボディ中央に寄せられていてジャマになっていません。きっとローダーを上げてもぶつからないように短くしたに違いありません。
このサイトにあるデータの中でフェイスガードつきを探してみました。これは以前紹介したMF185です。

 

ちょうどフロントローダーとボディの間にマフラーが入っています。こすらないで上がるのだろうか・・・フロントローダーにはDUNLOPのステッカー。前後のタイヤはブリヂストンですから、ステッカーチューンですね。モータースポーツファンなのでしょうか?
今回紹介したフェイスガードと同じものじゃないでしょうか?どうも定番品のようです。

 

フロントローダーが付いていてちょっと顔がよく見えませんがMF165です
これも顔がよく見えませんがMF165です。これも同じタイプ。ベストセラーです!

 

ローダーのステーが付いていると、車名がわからないんですよね・・・でも、形から154とか174とか184、194のようなイタリアのランディーニ社製のトラクターじゃないかな・・・と思います。
こちらはランディーニタイプのMF。このフェイスガードはオデコのバッジを遮ってしまう残念なタイプ。

 

 

MF165は、tractordata.comによると1964年〜1975年。58馬力。もはやおなじみの顔ですよね。
これもMF165。このフェイスガードは他車の流用でしょうか?なんだか形が違います。JD用かな?

 

MF165は、tractordata.comによると1964年〜1975年。58馬力。もはやおなじみの顔ですよね。
帯鉄を曲げて作ったガードですが、オデコの形も合っていませんし。バッジに横桟が掛かってしまっています。MFのフェイスガード付き、結構ありました。

 

JDはどうでしょう?

 

本題に戻ります。昔、フロントローダーのメーカーは、今よりずっとずっと多かったのかもしれませんね。今残っているローダーのメーカーは超メジャーメーカーだった・・・ということかも。
このフェイスガードは素晴らしい!ライトを避け、単体でも非常におもしろい形。

 

よく調べたらJohn Deere Dromsonという名前になってる! これはJohn Deere Dromson JDS 70というモデル。ジョンディアのナローを受け持つことになったのかもしれませんね。かなりグレーのアイヒャーの雰囲気が残っています。
これはJohn Deere Dromson JDS 70というモデル。このフェイスガードもよく考えられて作られていることがわかります。それにしてもジョンディアは少ない・・・

 

tractordata.comによれば、1973年〜1978年。3気筒2.6リッターディーゼル54馬力/2600rpmとなっています。また、農研機構の安全鑑定はFIAT540DTが1976年の登録ですが、僕の見た機体は四輪駆動ではないので、これより前のものと思われます。社史、『久保田鉄工最近10年の歩み』ではFIAT640が1971年発売とありますので、この640と同時に1971年に発売された可能性もあります。
FIAT640です。フェイスガードが顔に沿ってちゃんと作られていますから専用ですね。

 

そしてこちらはFIAT550。屋根付きですね!tractordata.comによるとFIAT550は、1968年〜1978年。誕生が同じ頃ですから450/550は兄弟なのでしょうね。そしてエンジンはFIAT4気筒3.1リッターディーゼル、55馬力/2400rpmとなっています。
そしてこちらはFIAT550。多分上のガードと同じもの。これもベストセラー!

 

といっても残り一枚だけです。角は丸いけど所々にプレスラインの直線があってクボタL1000番台にすごく雰囲気が似てます。目は角目ですけどね。これを丸目にしたらまったく同じに見えちゃうでしょう。
FIAT640です。これも上のと同じフェイスガードですね!

 

tractordata.comによれば FIAT 82-94は1993年〜1996年と比較的新しく、4気筒3.9リッターディーゼルは80馬力/2500rpmとなっています。
FIAT82-94 シンプルで邪魔にならないけどちょっとつまんない。

 

fiat
このフェイスガードは何というか独自な主張を持っています。フェイスガードというよりはフロントガード?FIATはけっこう在庫がありました。

クボタはどうでしょう?

 

クボタトラクターKL50+グレイタスローダ・・・「撮りトラ」
KL50です。ちょっと顔の輪郭とフェイスガードが合っていませんね。

 

KL505+グレイタスローダ
KL505です。見たらグレイタスローダーでした。上のKL50についているものと同じタイプかもしれません。

 

でっかいバケットとローダーのアームでゴリラ顔が見えにくいですが、クボタGL430です。
クボタGL430です。とって付けたようなフェイスガード。

 

やっぱり目がありません。モグラじゃなかったら深海の甲殻類な感じ。
在庫の写真の中ではクボタが圧倒的に多いはずなんですが、じゃあフェイスガードはどうか?というと実はすごく少なくて、あとはバックホーローダーのものしかありませんでした。これはクボタM62。

 

トラクター(正確にはトラクターではないけれど)は目がないと、深海の生物かモグラみたいに見えてしまいます。目を探して違和感を感じてしまい、
同じくクボタのバックホーローダーL39。

日の本もあった!

 

日の本E404です。Fローダーを避けて前方に倒されたマフラーは破けてボデイが排気で真っ黒です。それとは対照的に屋根はキレイにブルーシートで補修してあります。混沌の中に秩序が光るこの一台、きっと自分に実害がある所から修理していく方が使っていたのでしょう。屋根の修理の緻密さから、マフラーを修理するとしたら、それはそれできっちりと修理されるのではないでしょうか? 何となく気持がわかります。僕だとこんなにきっちり修理できないですけど・・・
日の本E404です。

 

E404と顔は一緒です。
山陽機器のドッキングローダーでした。フェイスガードはまったく主張しない形。

 

ヤンマーも見つけた!

 

昨日のYM2700Rとほぼ同じ顔。(オデコのヤンマーマークが入る部分が少しくぼんでいる以外は)ヘッドライトもヤンマーロゴ銘入りのスタンレー製でした。この機体はフロントローダー付で、ただでさえ剣道の面を付けているみたいなのに、更にダブル面です。
YM276です。造形も輪郭に合っていませんし流用かもしれません。

 

年式などはわかりません。60年代終盤?それとも70年代初頭?中頃? ごついローダーのアームが付いているので、以前のスキッドステアローダーのときみたいに「どこから乗るの?」という感じです。これなど、それこそ後ろからか、タイヤとフェンダーを乗り越えて運転席に入らなくてはならなかったかもしれません。
コマツインターなんかに似合いそうです。

 

ドイツトラクターも!

 

ネットで色々写真を探していたら、興味深い写真を見つけました。フロントローダー付きのこの機体、D4505かどうかはわかりませんが、05シリーズなのは間違いないようです。あの四角い穴は、このようなローダーが付いているときにどうなっているかというと・・・
ドイツのこのタイプのトラクターはローダーのブラケットをつけるためのボルト穴とエンジンフードの切り欠きがありました。そんな準備万端の車体なのに、フェイスガードはお粗末な感じ。

 

フェイスガード・・・思ったよりは見つけ出しました。全体としてやはりFORDが多い感じ。以外と見つけたのはMFやFIAT。そしてクボタは圧倒的に少ないです。使われかたが想像できるような結果となりました。

 

また、造形の美しいものは外車用の古いものに限りました。その中でもやはりFORD用!

 

今日はこんなところです。また明日!

 

 

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