休みの日は見に来る人も少ないので今日は趣向を変えて・・・国立科学博物館で開催されていた、明治150年記念、日本を変えた千の技術博という特別展で見たものいろいろ・・・その21です。
Wikipediaで調べてみると・・・
雑種強勢
両親の交配により、どちらよりも優良形質な雑種を生み出すことである。品種改良で優れた種同士を掛け合わせ、より優良な「新種」を産生する事象とは異なる。
雌馬と雄ロバの子であるラバや、カイコの養蚕や、ニワトリの養鶏にも利用され、雑種強勢を利用したハイブリッド品種やF1作物と呼称される農作物が多種産生されている。種苗会社が繁殖用品種の親株とする二種を別々に自植または同種の他殖で栽培を継続し、毎期その間に産生される雑種を一代限りの栽培品種として販売するものがF1作物で、これを購入後に栽培し収穫する農家が、栽培品種から雑種第二代(F2)の種子を得ても、優良形質はほとんど得られない。
うわ!なんだか思っていたのと違う・・・字面から「雑種は強いよ」ということかと思ったら、「トンビが鷹を生む。でもその子供はトンビ」ってことじゃないですか!!(ですよね?違います?)
種苗会社がずっと商売を続けるしくみみたいなものでしょうか。優れた作物の種を採って再生産することはできず、毎回種を買わなくては同じ結果が得られないということと理解できるような書き方です。へ〜。
この展示のカタログには
日本はカイコの餌となる桑の生育に適しており、江戸時代には、幕府も奨励したため、養蚕は非常に盛んになっていました。さらに養蚕の技術も進み、「養蚕秘録」のような、技術書も書かれています。19世紀後半以降は、微粒子病によって欧州の養蚕業が大打撃を受けたことや、アメリカ市場の活況もあり、殖産興業を掲げる明治政府にとって生糸は一番の輸出品であり、結果として我が国の近代化を支えることになりました。
と書いてあります。日本の近代化は僕の苦手なイモ虫、カイコが支えていた・・・ということなんですね。そして、そのカイコを育てていたのが桑。
日本はカイコの餌となる桑の生育に適して云々・・・とありますが、本当にそう思います。どこもかしこもノラ桑ばかり。僕の家も頼んでもいないのにいつの間にか桑が生えて、あっという間に大きくなってしまいます。
根本ギリギリから切り倒しても、春になるとボーボーと葉っぱが出てきて始末におえません。桑の息の根を止めるのにはどうしたら良いのでしょうか・・・
今日はこんなところです。また明日!
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