今日は某所で見た、コマツ・インターナショナル276「撮りトラ」です。写真、ちょっとしかないのですが、初登場なのでご勘弁を・・・
コマツ・インターナショナルトラクター276です。コマツインターの中でも初期のもので、グリルやエンジンフードの形など、すごく繊細な感じのする機体です。以前『「昔のカタログ」富士小松ロビンインターナショナル・・・長いな』の記事で、昭和42年12月、このインターナショナルを販売するため、「富士小松ロビン株式会社」ができ、そのわずか2年と半月後、昭和45年6月にはなくなってしまったという、小松ロビン株式会社のコマツインターナショナル総合?カタログを紹介しました。
これがそのカタログ・・・インターナショナル434(43.5PS) インターナショナル276(37.5PS)とあります。下の段のインターナショナル276の実機というわけです。これは初めて見ました。
同時期のコマツ・インターナショナル232は以前紹介しました。
コマツインター232(23PS) コマツユニカ LT1200(12PS)と書いてあります。こちらはコマツインターなんですね。今気がついたのですが、このカタログの写真のバッジ、松葉のコマツではなく、漢字の「小」のコマツバッジになっています。
以前『コマツロゴの変遷3「家紋風マークにも色々あった!」』で明らかになったように、コマツロゴはこのように移り変わっていきました。と、いうことはこの機体は1968年以前のものかもしれませんね。
コマツインター232です。カタログではわかりませんでしたが、こちらのグリルも繊細なもの。
やはり276のほうもカタログではわからなかった細かい網がグリルの後ろにある、二重構造になっていることがわかります。それと、おもろいなと思ったのは、エンジンフードの上、センター部分に換気口のような屋根が載っていること。この屋根、取外しができそうです。コマツ・インターナショナルトラクター276のスペックはカタログによると、水冷ディーゼル4気筒2360cc、3755馬力/1875rpm
全長2953mm 全幅1651mm 全高1498mm
重量は1692kgとなっていました。
網部分、拡大するとこんな感じ。
メーターはスミスみたいです。もしかしたら違う機体の写真かもしれませんけど・・・
一部しか写っていませんが、おなじみのコマツインターの銘板。ちょっと気になったのは一番下の部分です。
拡大してみると、KAWAまではハッキリ見えます。KAWAGOE?僕の見たことのあるのは大抵MOHKAだかMOOKAだか忘れてしまいましたが、真岡の地名でした。川越にもコマツの工場があったのでしょうか?
調べてみると川越にはコマツユーティリティというコマツに関係した会社の工場があったようです。しかし現在は移転してなくなってしまったとのことで、詳細は不明でした。
今日はこんなところです。また明日!
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