


バラされた部品の中にオイルポンプがありました。それがなんと4つも! よく見ると形状が少しずつ違います。
聞いてみるとドライサンプなのでオイル汲み上げ用のものとか、DCT用のものとかがあって、それぞれに役割があるのだそうです。必要なオイル量や吐出サイクルに応じてポンプのギア形状、直径、厚みなども違い、あたりまえですけど緻密に計算されているのだそうです。
その調子で、どの部品も聞くとそれぞれ「どういう理由で・・・」と説明が返ってきます。
目の前に並べられた部品の数々。それら一つ一つについてみな役割があって、ちゃんと計算されて作られているんだなあ・・・と改めて思いました。
ということは、エンジンだけでなく、車体についても構成部品一つ一つ、これまた同じように作られているわけで、何だか話を聞いていて気が遠くなってしまいました。
僕などは何かを作るとき、部品も何となく決めてしまい、「ダメだったらやり直す」場当たり的にやってしまうのですが、「もう少し緻密にやろうかな」などと思うのでした。
だって「これはどうして・・・」聞かれた時にすぐに返事をせず、「いや〜なんとなく」などと答えるのってカッコ悪いですもん。