今日はhokkaidoujinさんのところで見た、僕の壷のトラクター？？（結局は違ったのですけど。いや、でもそれは確定ではなく、わかりません）「撮りトラ」です。
ここへ見に来る人達は新しい機械のほうが好きらしく、「クボタの新製品が出る！」と、なると結構やってきてくれたりするのですが、このような何だかわからない「僕の壷」みたいな機械だと現金に半分以下になってしまいます。
というわけで、そもそも来訪者の少ない土日にひっそりと・・・
パッと見、運搬車のような形。いかにも働きそうなシルエットで、置場の中でも光って見えました。大きな機械、安定感のある機械ももちろんいいのですが、僕には少しバランスが崩れたあたり、腰高で頭でっかちのこのようなシルエットが魅力的に映ります。いったいこれ、何をする機械なんでしょう・・・メーカー名らしき「WADO」の文字が見えます。
荷台のないトラックのようにも見えます。しかし、構成しているパーツはほぼトラクターのそれ。錆だらけでヤレてはいますが、すぐに動き出せそうな感じ。まだまだ生きています。
このクリアランス。管理用トラクターの部品の流用でしょうか。
リヤ部分もこのハイクリアランス。う〜ん・・・これはきっとトラクターの改造車ですね。ミッション他の操作部分がリンクを追加されて前に伸びています。本来の座席はタイヤの上あたりにあったのではないでしょうか？
エンジンは3気筒でしょうかね・・・
キャビンはカクカクの四角い形。どうも、トラクター部分とは別のところがキャビン他の部分を作っているように見受けられます。テイストが合いません。
こちらから見ると、エンジンを左にオフセットして運転席を横に並べた作りがよくわかります。エンジン出力はギア、もしくはチェーンでセンターに戻しているようです。トラクターの油圧リンクも残っています。トラクターのエンジンを左にずらし、運転席を前に持っていき、操作関係はリンクを介して前に延長されてした・・・ということですね。（もう、トラクター改造の前提で見てしまっていますが・・・）
と、ここまで見てきて気がつきました。
と、ここまで見てきて気がつきました。謎の改造トラクターは、隣にあったこのWADOブームスプレーヤのスケルトンなのではないか・・・と。タンクには「ワドーBS15」その下にはかろうじて「ブームスプレーヤ」という文字が見えます。
名前は消えかけていますが、「どさんこ」道産子と言うからには北海道限定バージョンなのでしょうか？
こちらはD21。ディーゼル21馬力とか？？
あ！なるほど。ブーム部分を油圧リンクで上げ下げしているんだ！
というわけで、カッコいいマシンはブームスプレーヤのバラバラの姿・・・というオチでした。
WEBで調べてみると、WADO、ワドー、和同産業株式会社は1941年岩手県盛岡市で創業された、現在は除雪機に力を入れている会社のようです。そのためなのかなんなのか、この「どさんこ」を検索しても全く何も出てきませんでした。上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
