今日は「撮りトラ」。hokkaidoujinさんの案内で見た夕日に光るシバウラトラクターSD2640です。
シバウラ2640です。2640Dではなく2640。暗がりの中で夕日に光っています。シバウラ2640は農研機構のWEBサイトによると登録が1976年。3気筒26馬力ディーゼルでした。(とても情報が少ないです)思ったより古いトラクターでびっくりです。ダルマみたいなかわいらしい顔と「四角くて丸いという」独特のデザインのせいでしょうか?
ウインカーもちゃんと付いていますしミラーもオリジナルみたい。マフラーもちゃんとしてるし・・・もしかしたら相当に状態の良い機体なのかもしれません。
このトラクターの顔は本当にユニーク。こんなに制限がある(と思われる)トラクターの顔デザインの中にあって突出した個性!
あれ?デラックスのエンブレムがあるなあ・・・SD2640Dなのだろうか・・・でもこのエンブレムのないSDって見たことがないんだよなぁ・・・
以前見たシバウラSD3000のカタログではD(デラックスのことなの?)タイプが前進24段・後進8段+乾式デュアルクラッチでただのSD3000では前進12段・後進4段+乾式シングルクラッチということになっていました。
ここにもSD2640としか書いてありません。だんだん自信がなくなってきました。ステッカーにはこう書いておいてDかDジャないかはDeluxeのエンブレムの有り無しなのかもしれない・・・と思えてきました。
ヂーゼル機器のポンプ。細かい字もよく見える状態の良さです。『長期間放置する場合は使用前後に潤滑油を交換してください』とあります。この中にオイルが入っているんですね。ちゃんと交換するようになっているんだ!TOKYO JAPAN と言う表記が時代を感じさせます。
後の作業灯も反射材もちゃんと付いています。40年以上どこもぶつけず、モノもなくさず、割らず・・・一体どういう人が使っていたのでしょう。
ウインカーのレンズだって前後ろ残っちゃってます。
ウインカーはスタンレー。この白いウインカーはあまり好きじゃないなあ。
あ!ヒューズボックスのカバーだけ欠品ですね。40年以上使って、なくしたのはヒューズボックスのカバーだけ!カギだってちゃんと付いてます。それと左下はシガーライターですね。よく見るとコックピットはこのころのトラクターにしてはとてもゴージャスです。
ハンドルの真ん中にタンクキャップみたいなフタ。
トラクターだったら「角の立ったシャープなものが流行った」とか、「空気抵抗はあまり関係ないスピードなんだけど、とにかく流線型」そんな流行のカタマリがあったと思います。
カタマリは時代と結びついてしまいますから、別のカタマリがやってきた時には前のカタマリは古く感じてしまう。
でも、フォロワーがいないというか、流行らなかったというか、たった1車種だけのSDみたいな形は時が経過しても古く見えず、自分の中でどの引き出しに入れたらいいか迷ってしまいます。
・・・今日はこんなところです。また明日!
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芝浦さん こんばんは
ものすごくゆっくりですね!
クリープってそんな感じなんですねぇ
Dは超微速 クリープ速度 1時間に100m走ると言う事です。