Nさんに連れて行ってもらった、クボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「クボタサマーフェア」で見た、輸出仕様のクボタトラクター L245-Ⅱ DTとほぼ顔や形が同じのクボタL1501(スペシャルの)比較撮りトラその2です。
L245-Ⅱ DT
クボタ教の教祖Nさんに連れて行ってもらった、クボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「サマーフェア」2017。倉庫の隅に置いてあった30年以上前のクボタL245-Ⅱ DT。 tractordata.comによればKubota L245は1976年 – 1985年、1.1L3気筒25馬力/2800rpmのエンジン。ループアンテナみたいなROPS【安全キャブ・フレーム(Roll-Over Protective Structure「ROPS」)】が輸出モデルっぽいです。
KUBOTA Corporation OSAKA. JAPAN
ROPS MODEL NO. SPL-20
L245-Ⅱ DTと紹介してましたけど、よく見たら再度に書いてある文字はKUBOTA L245-Ⅱ少し離れて4WDとだけでした。
L1501
一方こちらは以前見たとてもきれいなクボタL1501 tractordata.comによるとL1501は1975年〜1978年。クボタZ751 2気筒0.7リッター 15馬力エンジン。「同じ機体か?」と、見まごうばかりに似ています。ただ、エンジンのカバーが付いているところが違います。あ!あとこちらは二駆でした。DT(Double Traction)ではありませんでした。
L245-Ⅱ DT
排土板のようなアタッチメントが付いている!と思ったら、これは後ろの車両のバケットでしたね・・・アタッチメントは何も付いていなかったのでした。L1501
L1501とはシートが違いました。このシートは自決鉄椀シートにカバーがかかっただけ。L245-Ⅱ DTのほうは同じく自決鉄椀シートですが、鉄椀部分がなぜか黒色。
L245-Ⅱ DTのシート
L245-Ⅱ DTのシート部分を拡大します。形・仕様は同じで、鉄板部分の色だけが違うものと思われます。
今は水が溜まらないよう、シートを倒していますが、運転時はここに鉄椀部分が乗っかるようになっています。これ、シートサスペンションと言うよりは、きっと「パタン」と戻したときに大きな音がしないためのダンパーなんでしょうね。どんな乗り心地なのでしょう・・・恐いもの見たさで乗ってみたいような気もします。
先ほども書きましたが、Double Tractionの表記ではないです。国内向けの四駆モデルに「DT」の名が与えられていたのに、なぜ輸出モデルでは「4WD」表記なのか・・・試しにDouble Tractionで検索してみると大抵は機関車2両で牽引する列車だったり、二輪の前後輪駆動モデルだったり、「2」と言う数字がキーになっています。確かにこいつは前後輪駆動ですけど、タイヤは4つですし、輸出先(主にアメリカ?)では4WDの呼び名のほうが普及していて、そちらに合わせた・・・ということなのでしょうね。それにしても、国内モデルの呼び名はどういういきさつでDT(Double Traction)になったのでしょう。知りたいです。
L1501サイド
クボタL1501 2気筒と3気筒の違いがはあれど、まったくレイアウトがL245-Ⅱ 4WD(ここから呼び名を改めます)と同じですね。
L245-Ⅱ 4WD
見慣れない形の燃料ポンプ
機番 □ 久保田鉄工株式会社 筑波工場
アラビア語?と英語でエアクリーナーを綺麗に。と書いてあります。エンジンフードを開けて作業するものらしいです。近くにあるリッドとはあまり関係がなさそう。
これがこの機体の最大のポイントじゃないでしょうか?残量計付燃料キャップ。さすがにこれはL1501には付いていなかったと思います。日本の保安基準では当時付けられなかったのではないおでしょうか? 僕の想像に過ぎませんけど。
多分マフラーのつなぎ目の金具を撮ってるんだと思います。
真ん中の切れた「8」の形の薄板を折り曲げて作っているんだなあ・・・
あらー スイッチ割れちゃってる。
今日はここまでです。
最後にオレンジスタイルと言うサイトにあった年表のスクリーンショット載せときます。それでは良い休日を!






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