昔の道具その2@美原農機具生活用具歴史館

今日はhokkaidoujinさんに案内していただき、andoさんと一緒に見た、個人で昔の道具を収集、保存、展示している美原農機具生活用具歴史館の道具たちその2です。

この美原農機具生活用具歴史館の由緒などについては『昔の道具その1@美原農機具生活用具歴史館』を見てくださいね!

かさなりをとりながら撮っていますので重複する部分がたくさんあると思いますが、そこは様々な角度から見る・・・ということでご勘弁下さい。

①砕土用ハロー 馬で引く 大正初め〜昭和30年まで使用 ②大豆小豆集め機 昭和60年頃まで ③水田除草スキー 昭和40年頃まで使用 ④米選機 二連(動力)昭和35年頃
①砕土用ハロー 馬で引く 大正初め〜昭和30年まで使用 ②大豆小豆集め機 昭和60年頃まで ③水田除草スキー 昭和40年頃まで使用 ④米選機 二連(動力)昭和35年頃

米選機って聞いたことあります。ちょっと画像を探してみました。すると結構展示会で見ていることがわかりました。↓これは2015年に見た、米選機。ネオライスグレーダーというのがそれに当たるようです。

左上は光って読めないのでパス。 左下 サタケ ネオライスマスター NPS6000C 価格¥3348000 ●6インチロール 三相200V/あとは良く読めず ●「残留レス」仕様、(別売りコンプレッサ3.7kw以上が必要です) ●エアブローにより昇降機下部の残留米を排出します 右 サタケ ネオライスグレーダー NVG45V 価格¥388800 ●縦型米選機 インバータ装備 ●選別は自由に設定を変えることができます (最大で選別金網の目幅で1ランク下の選別率に変更可能) ●残米もワンタッチで排出 ●3軸キャスタでラクラク移動
左上は光って読めないのでパス。 左下 サタケ ネオライスマスター NPS6000C 価格¥3348000 ●6インチロール 三相200V/あとは良く読めず ●「残留レス」仕様、(別売りコンプレッサ3.7kw以上が必要です) ●エアブローにより昇降機下部の残留米を排出します 右 サタケ ネオライスグレーダー NVG45V 価格¥388800 ●縦型米選機 インバータ装備 ●選別は自由に設定を変えることができます (最大で選別金網の目幅で1ランク下の選別率に変更可能) ●残米もワンタッチで排出 ●3軸キャスタでラクラク移動
①砕土用ハロー 馬で引く 大正初め〜昭和30年まで使用 ②水田除草スキー 昭和40年頃まで使用 ③米選機 一連(動力)昭和30年頃 ④米選機 二連(動力)昭和35年頃
①砕土用ハロー 馬で引く 大正初め〜昭和30年まで使用 ②水田除草スキー 昭和40年頃まで使用 ③米選機 一連(動力)昭和30年頃 ④米選機 二連(動力)昭和35年頃

現在のものが縦型ということは、この昭和30年頃の米選機は横型ということになるでしょうか・・・

①手掘り暗渠蓋切り 昭和10年頃 ②農業用馬具一式 昭和2年頃 ③暗渠(有材)の土管を挟み取る道具 昭和30年頃 ④排水渕を叩き切る道具 昭和30年頃 ⑤ネット・漏斗 もみがら暗渠に入れる 昭和30年頃 ⑥芋掘り鍬 昭和10年頃 ⑦ジョレン 排水の泥をすくい取る 大正10年頃 ⑧角スコップ 泥炭(燃料)角切用 昭和10年頃 ⑨ホソー 手掘り無材暗渠の底掘り用 昭和10年頃 ⑩エンピ 客土(穴掘り用) 昭和20年頃 ⑪鍬 立木の根切り 大正10年頃 ⑫舟(稲苗)押しながら苗を植える 昭和10年頃 ⑬開墾 鍬 大正10年頃
①手掘り暗渠蓋切り 昭和10年頃 ②農業用馬具一式 昭和2年頃 ③暗渠(有材)の土管を挟み取る道具 昭和30年頃 ④排水渕を叩き切る道具 昭和30年頃 ⑤ネット・漏斗 もみがら暗渠に入れる 昭和30年頃 ⑥芋掘り鍬 昭和10年頃 ⑦ジョレン 排水の泥をすくい取る 大正10年頃 ⑧角スコップ 泥炭(燃料)角切用 昭和10年頃 ⑨ホソー 手掘り無材暗渠の底掘り用 昭和10年頃 ⑩エンピ 客土(穴掘り用) 昭和20年頃 ⑪鍬 立木の根切り 大正10年頃 ⑫舟(稲苗)押しながら苗を植える 昭和10年頃 ⑬開墾 鍬 大正10年頃

手工具がいっぱい・・・この美原という土地は湿地泥炭地ということで、スコップやら暗渠用の道具などがたくさん必要だったんですね・・・きっと。

①バインダー 稲結束型 昭和43年頃 ヰセキのバインダーです
①バインダー 稲結束型 昭和43年頃 ヰセキのバインダーです
①耕耘機 昭和30年頃 クボタの耕耘機です
①耕耘機 昭和30年頃 クボタの耕耘機です
⑥芋掘り鍬 昭和10年頃 ②牛乳缶 牛乳会社へ運搬 昭和10年頃 ③ジョレン 排水の泥をすくい取る 大正10年頃 ④田植 苗入れ缶 腰に付けて使用 昭和33年頃 ⑤舟(稲苗)押しながら苗を植える 昭和10年頃 ⑥エンピ 客土(穴掘り用) 昭和20年頃 ⑦鍬 立木の根切り 大正10年頃 ⑧開墾 鍬 大正10年頃 ⑨マサカリ 薪割り用 昭和始め頃 ⑩笹刈り鎌 大正10年頃 ⑪金棒 牛・馬を繋ぐ 昭和5年頃 ⑫突きホー 手押し除草 大正10年頃 ⑬ジャッキ 家の土台上げ 大正10年頃 ⑭カラサオ 手作り 大正10年頃 ⑮カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ⑯カラサオ 鉄製 豆類脱穀用 大正10年頃
⑥芋掘り鍬 昭和10年頃 ②牛乳缶 牛乳会社へ運搬 昭和10年頃 ③ジョレン 排水の泥をすくい取る 大正10年頃 ④田植 苗入れ缶 腰に付けて使用 昭和33年頃 ⑤舟(稲苗)押しながら苗を植える 昭和10年頃 ⑥エンピ 客土(穴掘り用) 昭和20年頃 ⑦鍬 立木の根切り 大正10年頃 ⑧開墾 鍬 大正10年頃 ⑨マサカリ 薪割り用 昭和始め頃 ⑩笹刈り鎌 大正10年頃 ⑪金棒 牛・馬を繋ぐ 昭和5年頃 ⑫突きホー 手押し除草 大正10年頃 ⑬ジャッキ 家の土台上げ 大正10年頃 ⑭カラサオ 手作り 大正10年頃 ⑮カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ⑯カラサオ 鉄製 豆類脱穀用 大正10年頃
①苗植の型つけ 改良型引き 昭和30年頃(島津式厚浅植定規と書いてあります) ②カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ③チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ④手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃
①苗植の型つけ 改良型引き 昭和30年頃(島津式厚浅植定規と書いてあります) ②カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ③チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ④手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃

①笹刈り鎌 大正10年頃 ②金棒 牛・馬を繋ぐ 昭和5年頃 ③突きホー 手押し除草 大正10年頃 ④ジャッキ 家の土台上げ 大正10年頃 ⑤カラサオ 手作り 大正10年頃 ⑥カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ⑦カラサオ 鉄製 豆類脱穀用 大正10年頃 ⑧トンビ 山林で使用(丸太)大正10年頃 ⑨チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ⑩手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃  ⑪穀量器(米・豆)台秤に載せて使用 昭和20年頃
①笹刈り鎌 大正10年頃 ②金棒 牛・馬を繋ぐ 昭和5年頃 ③突きホー 手押し除草 大正10年頃 ④ジャッキ 家の土台上げ 大正10年頃 ⑤カラサオ 手作り 大正10年頃 ⑥カラサオ 竹製 豆類脱穀用 昭和20年頃 ⑦カラサオ 鉄製 豆類脱穀用 大正10年頃 ⑧トンビ 山林で使用(丸太)大正10年頃 ⑨チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ⑩手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃  ⑪穀量器(米・豆)台秤に載せて使用 昭和20年頃
①穀量器(米・豆)台秤に載せて使用 昭和20年頃 ②台秤 一部木製 昭和15年頃 ③棒秤 16貫用 明治時代 ④餅つき臼 昭和10年頃
①穀量器(米・豆)台秤に載せて使用 昭和20年頃 ②台秤 一部木製 昭和15年頃 ③棒秤 16貫用 明治時代 ④餅つき臼 昭和10年頃
①チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ②天秤秤(てんびんはかり)7キロ 昭和20年頃 ③手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃  ④吊り下げ秤 二貫目 昭和20年頃 ⑤台秤(小売用)昭和30年頃 ⑥草刈機(共立)二本棒(珍)昭和40年頃 ⑦スコップ 兵隊の携行品 昭和15年頃 ⑧飯盒 下級兵隊用(弁当二食分)昭和14年製
①チョンナ 柱を削る道具 大正10年頃 ②天秤秤(てんびんはかり)7キロ 昭和20年頃 ③手引鋸 一式(丸太立・横) 大正10年頃  ④吊り下げ秤 二貫目 昭和20年頃 ⑤台秤(小売用)昭和30年頃 ⑥草刈機(共立)二本棒(珍)昭和40年頃 ⑦スコップ 兵隊の携行品 昭和15年頃 ⑧飯盒 下級兵隊用(弁当二食分)昭和14年製

確かに注目は「珍」と書いてある共立の刈払機。これはどうなってるんだろう。

拡大してみます。おお!ベルト駆動で・・・これは両手で棒を持ってエンジンは腰の脇に吊り下げておくんでしょうか・・・見たことないです!
拡大してみます。おお!ベルト駆動で・・・これは両手で棒を持ってエンジンは腰の脇に吊り下げておくんでしょうか・・・見たことないです!

動力を使う道具もありますが、今では機械に置き換わってしまってどのように使うのかまったく知らない手道具も多く、気になります。

水戸芸術館で開かれている写真家、石川直樹さんの個展、「この星の光の地図を写す」を見ていたお客さんに昨日聞いた話なのですが、大工さんで未だに石斧が道具箱に入っている人がいるそうです。

その理由がふるっていて、チェンソーやノコギリは故障したり錆びたりすると使えなくなってしまうけど、石斧は何千年土に埋めておいても腐らない。「最終的に頼りになるのは石斧だ」と言っているそうなのです。

これはカーナビや電動工具、産業機械は発展してたけど、発展したり進化したのは企業や企業が持つ技術だけで、人間個人の能力はそれに比例して落ちて来ているんじゃないか・・・という話の中で出てきたものです。

今や現代人は小屋掛けをすることもできず、何もない状態では作物を作ることも獲物を捕ることもできません。手技や手工具の使い方を全部放棄してしまったので、これらみんな外注に出してボクらは一体何をしてきたのか・・・

ちょっと考えちゃうのでした。

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