Nさんに連れて行ってもらった、クボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「元氣農業応援フェア」その6です。
今日は中古として売られていた、(もうすでに売約済みになっていたようですが)クボタトラクター、GM49です。このGM49の49という数字、馬力を表しているようなのですが、49なんですねえ・・・
法制上の問題があるのか、誤差にしちゃってもいいくらいな一馬力とはいえ、切りよく50にはしないんですね。単車なんかだと248ccで「250」と称したりしているので、三桁にならないとそうはできないのかな? JISとかで決まってたりして・・・
そんなわけでGMシリーズの末弟GM49がこんな数字ですから、兄貴たちもGM56、GM64とここまで4気筒ディーゼルエンジンのV3300、そのあとV3300ターボで、GM73、GM75、GM82・・・ときて、なぜか打ち止め的に一番のお兄さんはGM90と切りがよくなっています。
写真を撮っている時に既にそう思ったのですが、正面に入ったつもりなのにキャビンが右にズレて見えます。ズレているというより、進行方向左側に拡張されているとも言えますけど・・・
取説によれば、検査成績表の発行日は平成11年ですから1999年、今から16年ほど経っています。
スペックは、クボタ4気筒ディーゼルエンジン V3300 3318cc 49馬力/2200rpmで、兄貴たちはターボが付いて2500rpm〜2600rpmで最大出力を発生させているみたいです。
変速方式はUシフト/U シャトルで、前進24、後進24(シャトル)・・・Uシフト・・・調べてもよくわかりませんでした。
撮りトラといっても、ホントに撮りたい部分は2〜3枚、あとはおさえておいて「眺めた時に何か大発見がないかなー」といった感じです。今日の撮りたかった部分は「キャビン出っ張ってるんじゃねーの?」ってとこで、「大発見(当社比)」はナシでした。ま、そんなもんです。
クボトラさん こんにちは
わかりやすく説明していただきありがとうございます
意図しない発進をしないためなのでしょうか
スタート時だけクラッチを使うというのがおもしろいです
>Uシフト
いわゆるセミ・オートマですね。発進時は通常のマニュアルミッション車と同じくクラッチを踏む操作が必要ですが走行し始めてからはクラッチを踏まなくてもシャトルレバーを任意の段数に入れることで好みの速度に変速できるミッションです。
副変速はハイかローのどちらかを選択し後はシャトルレバーの段数で好みの速度が選べるので運転は楽ですね。特に路上走行において信号のある交差点を横断しなければならないといった時もスムーズに横断できますし用水路を跨いで圃場へ進入しなければいけないといった場面でもギアの段数をゆっくり上げて行けば安全に進入することができます。
>クボタ4気筒ディーゼルエンジン V3300 3318cc
排気量とトルクはキングウェル(KL)より上で車幅と重量もあるので畑作の牽引作業(プラウ・サブソイラなど)などの重作業はGMの方が向いていますね。最も日本の場合、「農道はKLクラスまで、けどプラウ耕とか重作業もやりたい」という地理的要因に起因するユーザーの要望があるのでメーカーも中々車種統合に踏み切れないでいます。トラクターの価格が下がらない原因の一つですね…
野良犬さん こんにちは
コメントありがとうございます
ということは49あたりまでがギリギリで、50って言ってしまうと「盛りすぎ」になってしまうということですね!
このあたりはキングウェルと被る馬力帯だけれど…
グランドマックスのほうが車体がデカいから牽引部の油圧の力が大きいとかあるんですかねぇ
>切りよく50にはしないんですね。
カタログ値だとGM49の後継のMZ50や505が49.3馬力、レクシアのMR77が75.9馬力、MR97が95.6になってますね
おそらくGM49は47.6〜48.5馬力くらいなんじゃないかとおもいます