ストレークに引っかかった・・・クボタトラクタアタッチメント「昔のカタログ」

今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。

この中のストレーキというものに引っかかったので、その他は飛ばして眺めるだけです。

今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
Lシリーズはカッコいいですねえ・・・物凄くマフラーが高いな・・・
今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
この反転ストレーク、覚えておいてください。代かきセットも特殊代かきロータリも見たことがありません。
今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
右側の写真の器具、見覚えがあります。

『デビッド・ブラウン885・・・「撮りトラ」』で見ました!

ストレークっていうんだ!

デビッドブラウン885 気になるのはこの部分。ウエイトともとれますが、爪がパタンと反対側に倒れそう・・・スパイクとかグリップを増す装置? 
デビッドブラウン885 気になるのはこの部分。ウエイトともとれますが、爪がパタンと反対側に倒れそう・・・スパイクとかグリップを増す装置?

調べてみた

ストレークで検索してもピンポイントで出てこない感じです。どちらかといえば「ストレーキ(strake)」と出てきます。

strakeを辞書で引いてみると、

strake/stréik/
名 詞
1〘海事〙張り板, 条板.
2 輪がね.

輪がねってあるし、これでいいんじゃないかなぁ・・・ということで当面ストレーキに決定。

この輪がね、折りたたみストレークは半湿田での走行補助・畑地でのけん引力増大という用途に使うものとカタログにありました。

ただ、調べる限りこの輪がね用途よりは飛行機にくっついているフィンのことを話題にしている記事が多いです。

ウィキペディアによれば

ストレーキ(strake)は、航空機の胴体や機首の側面に設けられたフィンのことで、特に主翼付け根の前縁部分を前方に延長したものは前縁付け根延長(Leading Edge Root Extension)、略してLERXとも呼ばれる。

ピンク部分がストレーク(ストレーキ) こういう飛行機の翼、見たことあります! 離着陸時、迎え角が大きくなったとき、翼面を流れる気流の乖離をこれで防げるんですか・・・
ピンク部分がストレーク(ストレーキ) こういう飛行機の翼、見たことあります! 離着陸時、迎え角が大きくなったとき、翼面を流れる気流の乖離をこれで防げるんですか・・・

このストレーク(ストレーキ)、結局気流の乖離を防ぐものなので、エアインテークやエンジンのナセル、自動車のエアロパーツなんかもそう呼ぶことがあるみたいです。へぇー。

気流の乖離を遅くするというのには、ボルテックスジェネレータというものもあるらしい

乱流翼というのだそうで、ウィキペディアによると

翼面の境界層を故意に乱流化したほうが空気の流れの剥離が遅れ、揚力の増加、抗力の減少、失速に至る迎角度の増大、最大離陸重量の増加など翼型性能が向上し、飛行が安定する場合がある。

翼の上のボツボツ・・・見たことあります!これがボルテックス・ジェネレーターなんですね!
翼の上のボツボツ・・・見たことあります!これがボルテックス・ジェネレーターなんですね!

ということは意図的か意図的でないかという違いはありますが、翼に付いているものはすべてが乱流を生み出すものですから、みんながみんなボルテックス・ジェネレーターであり、ストレーク(ストレーキ)と言っちゃっていいということですね!

ボルテックス・ジェネレーター売ってる!

乱流を生み出すものだから何でもいいのでしょうが、こんなカッコいいものをアマゾンで売っています。なんでもあるなあ・・・
乱流を生み出すものだから何でもいいのでしょうが、こんなカッコいいものをアマゾンで売っています。なんでもあるなあ・・・

残りカタログページ

今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
Lシリーズもブルトラと同じでアタッチメントが豊富です。
今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
あとは飛ばしちゃいます
今日は「昔のカタログ」シリーズ、1978年(昭和53年)クボタ トラクタ Lシリーズの アタッチメントカタログです。
下向きマフラーのオプションがある!
ウィキペディアより ゴルフボールのボコボコも同じボルテックスジェネレータ的考え方なんですって!
ウィキペディアより ゴルフボールのボコボコも同じボルテックスジェネレータ的考え方なんですって!

いくら空気だっていっても、翼やゴルフボール自体から剥がれてしまっては当然仕事ができない(グリップしない?)わけですから、トラクターのタイヤの牽引力を増すためのストレーク(ストレーキ)と同じってことでいいのかな・・・相手が畑か空気かの違いで・・・

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“ストレークに引っかかった・・・クボタトラクタアタッチメント「昔のカタログ」” への6件の返信

  1. 木田さん おはようございます

    これ、細いし、まばらだし、鉄で重そうだし、ちょっとどうなのかと思っていましたが
    ちゃんと効果あるんですね!

    機会があったらぜひ見てみたいです

  2. ストレーク こっちで言う水田車輪ですね 昔はトラクタ持ってる家は かならずみんな持っていました
    今では 耕地整理が進められ 四輪駆動式が標準化され 付ける人はあまりいませんが うちでは山あいの田んぼで沼のように深く いまだにストレーク車輪にお世話になっております。
    これを付けると トラクタが左右に揺れながら進むので 高速作業が出来ず 代掻きも大変ですよ(笑)

  3. 愛読者さん おはようございます

    スプリングレーキとはこれですね!
     

     
    櫛形整地板も拡大してみました
     

     
    よく見たらL1500と書いてあります

    もっと大きいのでは代かき用アタッチメント
    こちらを逆に整地板に使う人もいたかも・・・いないか

    こっちはL2200ですね・・・

    そういわれてみれば昔のものと今のもの、色々似ています
    DNAが受け継がれている・・・ということですね

  4. アタッチメントカタログの「反転ストレーク」は、「フロート車輪」として残っていますが、「折りたたみストレーク」の方は見かけませんねぇ。。。

    畑作用の「くし形整地板」って、緊プロ仕様のドライブハローに採用されている「スプリングレーキ」の外付版みたいですね。

    これを代かき用整地板の代わりに使っていた先進農家(?)がいたんだろうなぁ。。。なんて思ってしまいました。

  5. 774さん おはようございます

    ストレーキ、今でいうこまかい不便の隙間を埋める「便利グッズ」だったのでしょうか
    「便利グッズ」は新製品が出たり、新しい流行が現れたりすると消えてしまうことが多いですよね

    そこそこ高価なものだったと思いますが、同じ音になる効果のほうはどんなものだったのか気になります

  6. ボルテックスジェネレータについて書こうとしたらウィキペディアに書いてましたね。
    こっちもなんでもありますねえ。

    ストレーキが気になって僕も調べてみたのですが今は廃れてしまったようで情報があまりないですね。
    重負荷牽引などでトラクションが欲しい時に使われたようですが、特殊な状況でしか使わず結局折りたたまれている事の方が多かった模様。土が掘れちゃったり路上で使えなかったのも良くなかったようです。
    トラクションは四駆やタイヤ自身で改善されてこのようなストレーキは消えていったのでしょう。

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