今年度から始まった資源向上支払交付金(長寿命化)の取組み、作業が終わりました。「終わりました」といっても自分たちでやったわけではなく、その道のプロにお願いしたわけですけど、見ているとやっぱり「大変そうだなあ」と思います。
こちらのほうに「直営施工の実態調査」というアンケート様のものが届いていますが、なかなかこの「直営施工」できないですよねえ・・・多面的機能支払のほうもあるし、時間的な問題もあるし・・・
何となく字面でわかったような気になっていましたが、「直営施工」調べてみると、農林水産省からpdfが配布されています。この、「農家・地域住民参加型の直営施工マニュアル」をちらっと見た限りにおいては、「直営施工」って別に資源向上支払交付金に限ったものではないみたいですね。
公共工事が予算が少なくなって絞られる中、「必要なものを自分たちで作っちゃおう!」的な感じでできるものみたいです。下から上がってくる要望ですから当然必要とされるものだし、自分たちが主体になって行うものだから大事にされる上に予算も少なくて済む・・・という皮算用みたいです。
ただ、対象となる施設が ●末端用排水路、耕作道路、区画整理(権利移動を伴わないもの)、暗渠排水、環境整備工など となっており、農業関係以外はないのかなあ・・・それとも他のお役所はそのお役所でまたマニュアルを出しているのかなあ・・・
そういえば島地区の水路、年長者のSさんが「いちばん初めは農閑期に手掘りで掘ったんだよ」といっていました。Mいくらで、力のある人はたくさん貰って、そこそこの人はそこそこ貰ったそうです。なんとも透明会計で、しかもまさに「直営施工」ですね!
排水路の柵板交換
取り外された柵板
こうやらなくちゃならないとは・・・
地域住民には油断のならないテクニシャンがいるということは頭では何となくわかっていますが、自分の引き出しだけで考えたら、とてもじゃないけど「直営施工」なんてできそうもない感じです。