おはようございます。今日は米子の児玉さんに送ってもらった「撮りトラ」。マッセイファーガソントラクターのMF165(たぶん)です。
児玉さんは、鳥取県東伯郡琴浦町というところで採取したそうなのですが、場所は大山の麓で海に面しています。開拓者の匂いがします。いいところなんでしょうねえ・・・
マッセイファーガソンMF165は5機目
今はなくなってしまったという、長野の農協にあったMF165
ukyさんが送ってくれたのはMF165はフロントローダー付
刷毛塗りの箱入り娘MF165
油圧取り出し口つきのMF165、現在は廃車
そして、この機体です。同じイギリスはコベントリー、バナー・レーン工場生まれのマッセイファーガソンでも、それぞれの持ち主の元で過ごした時間が違いを生んでいて、個性があるように見えるのが不思議です。
こうやっている間にもきっと歯が抜けるように1台1台減っていってしまっているんでしょうねぇ・・・再生され、鉄筋となって建物になったりしているのだと思えばそんなに寂しくないですかね。
車庫の中からこちらをのぞいています。MF165は一説によると、パーキンスAD4.203 4気筒ディーゼルエンジン 3334.8cc •ドローバー(定格):41馬力 •馬力(グロス):58.3 HP •PTO(定格):46馬力 だそうです。 息の長いモデルなので色々な仕様が考えられます。MFのヘッドマークがとてもきれい。
よく見ると、ミツウロコマークの中にはMFとトラクターが描かれていたのですね。知らなかった。このトラクターは東急自動車のカタログにも出てたし、有名なファーガソンシンボルなんだ!
「農具の土壌に喰込む力はトップ・リンク(上部連結桿) を通じて前輪を押え牽引力を増大します。」 独特の油圧装置及三点結合法を用いた所謂ファーガソン・ システムに依る農作業に於ては、トラクター車体に特別の 重量を加える事なく、農具に掛る自然の力を旨く利用する 事に依って小馬力で大馬力に相当する作業を容易にする事 が出来ます。実はMF165かどうかはよくわからない
この銀ぴかの円盤(エアクリーナーのフタ)に名前が書いてあるはずですが、消えています。塗装が当時ものの感じです。
ホコリやクモの巣をかぶってますけど、キレイです。
マフラーが右側にあるのと、このメーターまわりは「他のMF165と同じかなあ・・・」と思ったんです。メーター照明の左下にうっすらと「安全第一」の文字が読めますね。これは児玉さんに送っていただいた写真。他のMF165とメータまわりがほぼ一緒
これは長野の農協にあったというMF165。ほぼ一緒ではありませんか? おまけに「安全第一」の文字まで一緒。ハンドルのすぐ上にシリアルがあるのですが、読めません。
シリアルはこんな感じですね。こちらは刷毛塗りの箱入り娘MF165
同じく刷毛塗りの箱入り娘MF165のメータまわり。「安全第一」は見えませんが、程度はいい感じです。
拡大してみます安全第一はマッセイファーガソンの合言葉というか伝統なんでしょうか
ちょっと前のMF290だって・・・
コックピットには・・・
安全第一!安全第一はあたりまえですが、ずっと昔からメーターパネルに「安全第一」があり、その後も面々と続いていた・・・というのが興味深いです。
トラクタメーターはSMITHS!
メーターはイングリッシュフォードにも使われている、おなじみスミスのメーターです。
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