ただの鉄やゴムや油が人の手で機械に加工され、名前を付けられて世の中に送り出され、現在は動きを止めている状態です。再びただの鉄やゴムや油に帰ろうとしている姿はかつてalo Quicke 560だった、とか、かつてMF290だった・・・という過去形な感じです。
やがてその「かつて」もなんだかわからなくなって土に還っちゃうんでしょうねえ・・・
ストックホルムから北へ500キロほどウメオというきれいな町の郊外で、1947年に誕生した会社だそうです。そして、「Quicke」はブランド名みたいです。このaloには以前クボタKL505に付いていた「グレイタスローダー」を調べていて出てきた「TRIMA」というブランドもあります。
そういえば「グレイタスローダー」は売り文句が真面目だけどユニークな岡山の三陽機器株式会社というところで作っていましたね。「グレイタスローダー」は単体で400キロオーバーの「Quicke」と違って丸くて繊細な形です。
そういえば子供の頃は廃屋廃墟を見つけると中に入って遊んだものでした。きっと古いホコリまみれの新聞紙や、汚れて欠けた茶碗からかつて居たであろう人間を想像して楽しんでいたんだと思います。
でも、よく考えると天井が落ちてきたり、床を踏み抜いてケガをする可能性もあるし、元居た人間も円満に引き払ったとは限らなくて、事故や病気で死んじゃってたりしてたりしますよね・・・オバケが出る可能性もあったわけです。
う〜ん・・・考えすぎると何もできなくなっちゃうなあ・・・
続きます。