いよいよ2014年度(平成26年度)の米作りは本格始動。唐箕で飼料稲の選別作業

唐箕2014-動画

昨日は1933年生まれ、御歳81歳になる木製の唐箕による飼料稲の選別作業が行われました。今年はレイアウトが2012年と少し違っていて体に負担のかかるパターンでした。車は唐箕の裏に付けた方が良かったんだな・・・

ついでに過去の唐箕動画も・・・

↑2012年、唐箕動画

↑これは2012年、唐箕の構造ムービー

↑これは2011年、飼料稲の選別ムービー

↑2011年、同じ唐箕で蕎麦の選別をしています

↑2011年、そういえば震災前です。あんな地震が起こるなんて当時は考えもしなかった・・・

常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
風のない、穏やかな日でした。石川川、涸沼川にはほとんど波が立っていません。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
オオバン(https://oba-shima.mito-city.com/2011/02/21/fujyou/)ちゃんがのんびりと魚をついばんでいます。

で、話は戻って唐箕2014

常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
朝、Iさんが軽トラに種もみを積んでやってきました。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
唐箕を出して準備します。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
排出口にムシロをかけて準備完了

年代物唐箕のディテール

常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
年代物の唐箕 昭和八年の文字がかなり見えにくくなってきました。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
粉っぽい古い木材の唐箕になんだかひときわ映える赤い缶・・・対照的です。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
唐箕 よく見るとR部分には薄い木のバンドが回っています。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
栃木の米と書いてありますが、中古の袋を買ったのだそうです。一枚の田んぼの飼料稲を出荷せずに取っておいて、種もみを取ったのだそうです。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
唐箕 R部分の板押さえ薄い木のバンド。繊細なものだなあ・・・
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
年代物の唐箕のハンドル。古ぼけた木でできていて、火をつけたらあっという間に燃え尽きてしまいそうなシロモノです・・・しかし、働き続けて81年・・・大事に使えば持つものなんですね。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
軸受けにはブリキが入れられています。穴があるのは注油穴かもしれません。

選別作業

常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
2014年、今年の飼料稲選別のレイアウトです。Yさんが「腕が上がらなくて持ち上げるのが辛い」と言っていました。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合
これは2012年のレイアウト。重い種もみを持ち上げなくても良い形になっています。

年に一遍ですから色々忘れちゃうこともあるんですね・・・

常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
ホッパーに種もみを入れて・・・
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
グルグルハンドルを廻すと良いものは重いので手前に、悪いものは軽いので少し奥へ、そしてゴミは真後ろへ吹き飛ばされます。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
白いバケツは悪いモミ。ザルは良いモミです。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
選別されたモミは4キロ計って袋に入れます。
常澄産コシヒカリ/飼料稲の生産 水戸市大場町島地区生産組合 年代物の唐箕
袋を縛って出来上がり。これを110袋作りました。

買ったらそれなりの値段するでしょうから、現金の節約にはなりますね。暖かい春の日差しの中で午前中いっぱいこの作業は続きました。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です