前々からず〜っと気になっていた、ちいさなちいさなピンクの花。根性で調べてあたりを付けました。ヌカイトナデシコじゃないかと思います。
糸のようなまばらな葉っぱで、うちでは草丈5センチほど。たいてい一本ずつひょろっと生えていて、てっぺんに小さな花を付けているんです。いつの間にか見えなくなってしまうんだけど、毎年咲いている花。
ウィキペディアでも記述は少なくて
ヌカイトナデシコ(学名: Gypsophila muralis)は、ナデシコ科・カスミソウ属の一年草の一種。
分布
ヨーロッパを原産地とする。
日本では1997年の神奈川県横浜市での記録が初めてで、その後も北海道や本州の一部地域で報告されている。特徴
草丈は5-20cm。葉は対生で、托葉が膜質で左右で合着する。桃色の花には、雄しべが10本、花柱が2つある。
庭や公園、道端に生育する。
としか書いてありません。
パッと調べた限りでは、北海道の方が多く紹介しているように思います。ヨーロッパからの帰化植物だそうですが、中にはヨーロッパからの輸入牛糞に種が含まれていたんじゃないか?なんて書かれているのも見かけました。北海道で多く見られるのも酪農と何か関係があるのかもしれませんね。
本当はたくさん花をつけるみたいですが、田んぼの多い少し湿気った感じのうちのまわりでは、ヌカイトナデシコも少しいじけてるのかも。
ヒトやモノの行き来が激しくなってきた中、牛糞に紛れて茨城県の農村にやってきてしまった小さな花。これをみても、どんどんシェイクされてきているのがわかります。
そういえば、各国からの船の行き来で、船舶のバラスト水に含まれる水生生物が寄港地で繁殖しちゃってる・・・なんていうのも問題になっていましたね。植物も水生生物もグローバル化というか、その行き来は止められなくて、植物や生物が住みやすいところに定住するような時代になってきているのかもしれません。
なんとなく、地域の特色というか、メリハリは残って欲しいような気がしますが・・・