先日、パイプラインの通水試験を見てきました。
土地改良が行われた農地では、ある程度の農地を一つのポンプで一括して配水しています。ですから、代掻きや田植えの前に、全部の農地に水が行くかどうかテストしなければなりません。
環境保全会では、この通水試験と、パイプラインの清掃というのが活動項目に入っています。この写真をいつも忘れちゃうので今年はちゃんと撮ってみました。現場で動いていると、後から必要になるのはわかっているのに、夢中になると写真を撮ることを忘れてしまいます。
手順としては、まず揚げる水とポンプの間の配管を真空ポンプで引いて、内部を真空にします。そのあと実際に水を汲み上げるポンプを回して、各田んぼに水を配るためのメインのバルブを開けておしまいです。
しかし、シーズン中は毎日、朝動かして夕にこれを止めなければなりません。この係の人は、期間中は旅行とか行ってこの場を離れることはできないそうです。
パイプラインの通水試験2011動画
↑ 動画(2分1秒)画面クリックでも再生します。
しかし、地震の影響はこんな所まで・・・
テストOK!と、思ったら、地震で末端の蛇口が壊れて水が吹き出て止まらないと連絡が・・・見に行ってきました。
↑ 動画(37秒)画面クリックでも再生します。
今回島地区では大きな被害はありませんでしたが、ポンプ場が壊れた地域もあるそうです。集中一括配水するポンプ場が壊れると、関係する田んぼは全部使えない状態になってしまいます。「効率が良い」ということは、意外と危機に弱かったりするのかもしれません。