コシヒカリのタネを冷やす(催芽器というものがありました)

寝ているタネを、温度をかけて布団を一枚一枚剝いで行って、目を覚ましてやります。
寝ているタネを、温度をかけて布団を一枚一枚剝いで行って、目を覚ましてやります。

種をまく前に、タネを冷やす作業(いきなり蒔くのではなく、その前に芽を出すように促す作業)があるというので見てきました。

実際にはこの前に温湯消毒という、60℃くらいの温湯で消毒するという作業があったのですが、これは見られなかったので抜けています。

田んぼを田起こしで目を覚まし、コシヒカリや飼料稲の種籾にもそのように目を覚まさせる行程が必要なのだそうです。冷やすといっても温度を加える作業のようで、加えるといっても、加えた温度の総量「積算温度」(毎日の平均気温を合計したもの)というものが大事なのだそうです。

コシヒカリだと種子保証票によれば、積算温度で120℃とありますので、水温10℃一定で12日間。24℃なら5日間ということになります。

これが催芽器。水を循環させて種籾に掛け続けます。温度を一定に保つ能力あり。
これが催芽器。水を循環させて種籾に掛け続けます。温度を一定に保つ能力あり。

細かい機械器具がたくさん必要な米作り。催芽器の説明をしてもらいました。

↑ 動画(2分47秒)画面クリックでも再生します。iPhoneでは見られません!ごめんなさい。

飼料稲は自家製のタネでしたが、コシヒカリのタネは買ってくるのだそうです。
飼料稲は自家製のタネでしたが、コシヒカリのタネは買ってくるのだそうです。
温度調節が可能
温度調節が可能
下に落ちた水を汲んではかけ汲んではかけ、循環させます。
下に落ちた水を汲んではかけ汲んではかけ、循環させます。

この冷やす行為によって、タネは目を覚まし、芽を出す準備を始めるのだそうです。この先の苗作りを初めとして普通の人の目に触れる田植えまで、かなりの行程がバックグラウンドで行われていることが僕にもだんだんわかってきました。

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