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スガノ農機「土の館」トラクタ博物館

昭和37年(1962年)12月14日生まれ。空冷単気筒ディーゼル・ワンボディ耕耘機。イセキKF850「撮りトラ」

今日は時間がないのでさらっと行きます。

Nさんに連れて行ってもらった(Nさんありがとうございます!)、茨城県稲敷郡美浦村にあるスガノ農機の本社工場にある、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』の分館?で見た、イセキのハンドトラクター、KF850「撮りトラ」です。

 

中には古いトラクターや、プラウが展示されています。これについては後々(いつになるかわかりませんが)紹介します。

北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』の分館?の中には古いトラクターや、プラウが展示されています。

 

以前もエンジンのないドンガラを見たことがあるのですが、今度は中身の詰まったものでちょっとウレシイ!大きく口を開けた正面の開口部から覗くビクターオート製のSTHIL空冷単気筒ディーゼルエンジンのファンがカッコいいです。

以前もエンジンのないドンガラを見たことがあるのですが、今度は中身の詰まったものでちょっとウレシイ!大きく口を開けた正面の開口部から覗くビクターオート製のSTHIL空冷単気筒ディーゼルエンジンのファンがカッコいいです。

 

ヰセキ KF850型 動力耕耘機 表記馬力 8.5ps/2000rpm 最大馬力 10ps/2000rpm 排気量 498cc

に見たときはこうでしたから・・・

 

で、その時は気がつかなかったのですが、今回写真を見て初めて気がつきました。ウシの角とも飛行機の羽とも(これも時代的にストリームラインなのでしょうね)見えるような装飾物の上に・・・

で、その時は気がつかなかったのですが、今回写真を見て初めて気がつきました。ウシの角とも飛行機の羽とも(これも時代的にストリームラインなのでしょうね)見えるような装飾物の上に・・・

 

イセキのバッジが付いていたのでした。

イセキのバッジが付いていたのでした。

 

中身があって喜んで写真を撮ってはいますが、さすがにワンボディ&フルカバード。大した写真は撮れないのでした。エンジンは496ccと書いてあるのでしょうか・・・

中身があって喜んで写真を撮ってはいますが、さすがにワンボディ&フルカバード。大した写真は撮れないのでした。エンジンは496ccと書いてあるのでしょうか・・・

 

オイルバスフィルターが付いています。大きなシールから何か読み取れるでしょうか?

オイルバスフィルターが付いています。大きなシールから何か読み取れるでしょうか?

 

工研社・・・初めて見る会社です。

工研社・・・初めて見る会社です。

 

工研という言葉から受ける僕の印象と、サイトのイメージがちょっと違いますが(キレイな空気のイメージなのでしょう)現在もオイルバスフィルターを作ってるようです。

株式会社 工研社は1955年、東京都杉並区西荻窪に(有)工研社設立したのが始まりの会社です。工研という言葉から受ける僕の印象と、サイトのイメージがちょっと違いますが(キレイな空気のイメージなのでしょう)エアフィルター、エアクリーナー、各種エレメントを作っている会社です。現在もオイルバスフィルターを作ってるようです。

 

すみませんっ!時間がなくなっちゃいました。続きは帰ってきてから・・・

 

帰ってきたので追記します。

 

これまでのような、フレームの上に汎用エンジンを載せ、ベルト駆動で作業機を動かすような耕耘機から、このようなワンボディの耕耘機への転換は、本田のF150の爆発的なセールスから始まったのでしたよね!

 

展示プレートには、強制空冷4サイクル倒立2気筒OHV/排気量154cc変速機/前進6段/後進2段/常用出力/5PS/5,000rpm ホンダ初の汎用完成品。耕耘機で世界初のOHV倒立2気筒エンジンは低速重視。自動遠心クラッチとギヤ駆動採用。低重心、手元集中操作で扱いやすさを追求した。とあります。

『ホンダのテーラー/耕耘機』より。これがその黒船。昭和34年4月21日、1959年4月21日、ホンダ耕耘機F150 展示プレートには、強制空冷4サイクル倒立2気筒OHV/排気量154cc変速機/前進6段/後進2段/常用出力/5PS/5,000rpm ホンダ初の汎用完成品。耕耘機で世界初のOHV倒立2気筒エンジンは低速重視。自動遠心クラッチとギヤ駆動採用。低重心、手元集中操作で扱いやすさを追求した。とあります。

 

慌ててF150に遅れること8ヶ月、イセキは急遽ビクターオートと提携しエンジンを調達。1959年、昭和34年12月にF150と同じようにフルカバードでエンジンを縦置きにし、それがミッションに繋がるワンボディの耕耘機を発表したそうです。(井関農機60年史P116より)

慌ててF150に遅れること8ヶ月、イセキは急遽ビクターオートと提携しエンジンを調達。1959年、昭和34年12月14日にF150と同じようにフルカバードでエンジンを縦置きにし、それがミッションに繋がるワンボディの耕耘機を発表したそうです。(井関農機60年史P116より)

 

 イセキと同じくF150型から8ヶ月遅れの1959年、昭和34年12月にKB500型を発表します。


同じくF150型から8ヶ月遅れの1959年、昭和34年12月にワンボディのKB500型を発表します。(井関農機60年史P117より)

 

このKFのくだり、なかなか面白いので(井関農機60年史P118より)下記に引用します。

 

当初は「KF20F型」「KE42型」という名称の2機種であったが、34年7月、KF20F型が「KF850型」KE42型が「KB500型」と改称され、開発は急テンポで進捗した。

といっても、F150型に対抗できる新製品という至上命令があったから、エンジン、デザイン、コスト、性能などあらゆる面に、第二研究部の全機能を動員して研究を重ね、数次にわたる実施テストなどを行なって完成、同年12月14日、東京・上野の精養軒に農林省、通産省をはじめ各界関係者約130名を招待して、当社初のワンボディ型耕耘機KF850およびKB500型を正式に発表した。

 

中略

 

KF850型の特長は、

  1. 耕耘部が左右に移動するので、畔際耕耘が完全にできる。
  2. 主クラッチは単板乾式を採用し、自動車と同じ半クラッチができる。
  3. 副変速装置があるので、路上走行に便利。
  4. 後退時、耕耘刃が自動的に停止するので安全。
  5. アタッチメント取付けが非常に簡単。
  6. 耕耘部、車輪部に防水装置がしてある。
  7. ボンネットを上に取付けてあるので、雨中作業も可能。

 

と書いてありました。生々しい開発の記録が興味深いのと、「ボンネットって雨中作業のためにあるんだ!」という発見があり、収穫は多いです・・・・というところで今日は完結。

 

また明日!

 

「水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会便り」サイトURL検索

今までは「水戸市大場町」で検索するようお願いしていましたが、「大場島」で検索したほうが一番上に出てくるのでこっちにして貰おうと思います。おヒマな方は試してみてくださいね。

トラクターのシートに注目!ビクターオートCT101「撮りトラ@土の館」

今日は北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』でando、hokkaidoujinさんと見た、STHILの空冷単気筒ディーゼルをミッドシップに積んだチェリートラクターCT101トラクターシートに注目して「撮りトラ」です。

 

エンジンは車軸の中央に納まる完全なミッドシップです。もともと三輪タイプのトラクターから進化したためでしょう。一輪から二輪に変更した前輪部分がかさばったために、しかたなくこのようなレイアウトになったのでしょうね。

エンジンは車軸の中央に納まる完全なミッドシップです。もともと三輪タイプのトラクターから進化したためでしょう。一輪から二輪に変更した前輪部分がかさばったために、しかたなくこのようなレイアウトになったのでしょうね。前輪ユニット+燃料タンクがエンジンの前にボルトオンされています。

 

チェリートラクタ 1956年(昭和31) ビクターオート㈱製 (日本) CT-101型 10馬力 1957年(昭和32) 常呂町 長谷川が導入。 9年使用したものを今橋が譲り受け長く使用した。 1953年(昭和28)弘前市の神農工社がトラクタの開発に入り、三輪タイプを商品化している。 同型は4年間に道内に136台導入された。

キャプションには目を引くところはありませんねえ

チェリートラクタ

1956年(昭和31) ビクターオート㈱製 (日本)
CT-101型 10馬力

1957年(昭和32) 常呂町 長谷川が導入。
9年使用したものを今橋が譲り受け長く使用した。

1953年(昭和28)弘前市の神農工社がトラクタの開発に入り、三輪タイプを商品化している。

同型は4年間に道内に136台導入された。

CHERRY TRACTOR

YEAR: 1956(Showa 31) Manufacturer: Victor Auto (Japan)
Model: CT-101 Output: 10ps

This tractor was purchased by Mr.Hasegawa of Tokoro-machi in 1957(Showa 32). After using it for 9 years, it was passed on to Mr. Imahashi who used it for some time to follow.

 

シート部分を拡大してみましょう。背当ては付いていますが、オモチャのように頼りないシートは前支持で、後ろがバネでストロークするようになっています。

シート部分を拡大してみましょう。背当ては付いていますが、オモチャのように頼りないシートは前支持で、後ろがバネでストロークするようになっています。

 

どのくらいのバネだかわかりませんが、ちょっと体重がある人なら底付きしてしまうのではないでしょうか?

どのくらいのバネだかわかりませんが、ちょっと体重がある人なら底付きしてしまうのではないでしょうか?

 

ちゃんとストッパーは付いているようです。ただ、座り心地はよくなかったでしょうねえ・・・

拡大してみます。ちゃんとストッパーは付いているようです。ただ、座り心地はよくなかったでしょうねえ・・・

 

働き方改革が議論されている昨今からしたら、このシートで朝から晩まで作業しなくてはならないというのはゾッとすることで、緊急に改善しなくてはならない問題です。きっとそうやってトラクターのシートは少しずつよくなって来たのでしょう。でも、このようなトラクターが登場する以前は、動物を使って、もしくは働く人本人が長時間道具を使って土を耕していたことを考えると、ブラックとかホワイトとかは相対的なものとも言えます。今までホワイトだったものがブラックに変わるオセロゲームみたいなもの。もしかしたら技術革新はブラックをホワイトに変え、ホワイトは時が経つとブラックになり、またそれを技術でホワイトに変える・・・永遠のイタチごっこなのかもしれません。と、いうことは技術そのものがそのサイクルを生み出しているとも考えられます。そこまで考えて、なんだか少し「どよ〜ん」という気持になってしまうのでした。

働き方改革が議論されている昨今からしたら、このシートで朝から晩まで作業しなくてはならないというのはゾッとすることで、緊急に改善しなくてはならない問題です。きっとそうやってトラクターのシートは少しずつよくなって来たのでしょう。でも、このようなトラクターが登場する以前は、動物を使って、もしくは働く人本人が長時間道具を使って土を耕していたことを考えると、ブラックとかホワイトとかは相対的なものとも言えます。今までホワイトだったものがブラックに変わるオセロゲームみたいなもの。もしかしたら技術革新はブラックをホワイトに変え、ホワイトは時が経つとブラックになり、またそれを技術でホワイトに変える・・・永遠のイタチごっこなのかもしれません。と、いうことは技術そのものがそのサイクルを生み出しているとも考えられます。そこまで考えて、なんだか少し「どよ〜ん」という気持になってしまうのでした。

 

今日はここまでです。また明日!

 

 

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  • このカタログの表紙最高!KIMCO574HS/465/455「昔のカタログ」へのコメント (hyoukou240mより[01/23]) HSではなく、HST
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  • 1977年SD4000AD-0は2台目こちらはPower Steering「撮りトラ」へのコメント (noraより[01/20]) 匿名さん こんにちは
  • 1977年SD4000AD-0は2台目こちらはPower Steering「撮りトラ」へのコメント (匿名より[01/20]) すみません。質問なん
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  • 1974年生まれ。業界初の4輪駆動というのだけど、ちょっと違うかも・・・ヤンマーYM1300D「撮りトラ」へのコメント (木田ヤスオより[01/13]) おはようございます。
  • 長寿命化、工事のための現調をしてきました。2018へのコメント (noraより[01/12]) H2さん こんにちは
  • YM1300Dは藤井製作所の血を引いているのじゃないか?物語。YM1300D「撮りトラ」へのコメント (noraより[01/12]) Blue_Buffa
  • 1974年生まれ。業界初の4輪駆動というのだけど、ちょっと違うかも・・・ヤンマーYM1300D「撮りトラ」へのコメント (noraより[01/12]) 木田さん こんにちは
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  • 長寿命化、工事のための現調をしてきました。2018へのコメント (H2より[01/11]) 平地は畔が低くていい
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  • 1974年生まれ。業界初の4輪駆動というのだけど、ちょっと違うかも・・・ヤンマーYM1300D「撮りトラ」へのコメント (木田ヤスオより[01/03]) どうもです。
  • あけましておめでとうございます!へのコメント (おじまより[01/01]) 明けましておめでとう
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