来年は僕にもやらせてください!・・・「田んぼアート」を見てきました。

仕事で那珂湊へ向かう途中、鹿島線の高架の下にちょっとした櫓を見つけました。なにやら作業している方達も見えます。以前、環境保全会の会長さんに「水戸市の川又町で田んぼアートやるらしいよ」と聞いていたのでピンときました。きっとその作業用の施設です。

こういう事にしろトラクターにせよ一体どうやって近づいたらよいのだ?

「帰りちょっと寄ってみよう」僕は人見知りな上に忘れっぽいので、こう決心してもなかなか実際に行動することはないのですが、今回は違ったようです。帰りに覚えていて、ちゃんとじわじわと現場に接近する事ができました。

さりげなく、急がず、でも興味があるようにじわじわと近づいていく・・・その際「怪しいものじゃありません」光線を発するのが肝要。って、怪しすぎるだろ・・・実際。意識すればするほど怪しくなる・・・幸い、相手のほうから声をかけてもらいました・・・「ホッ」
さりげなく、急がず、でも興味があるようにじわじわと近づいていく・・・その際「怪しいものじゃありません」光線を発するのが肝要。って、怪しすぎるだろ・・・実際。意識すればするほど怪しくなる・・・幸い、相手のほうから声をかけてもらいました・・・「ホッ」
こういう集落の深部に潜入するっていうの、意識するとおかしなことになります
こういう集落の深部に潜入するっていうの、意識するとおかしなことになります

「うちのまわりに他県ナンバーで来た歩きのおっさん4人がウロウロしてたら絶対怪しいと思う。」という、勘十郎堀の時のことを思い出してしまう・・・

そんなことはどうでもいい

川又田んぼアート協議会の田んぼアート
こんなやぐらが建ってます
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
大洗鹿島線の高架、つまり汽車から見えるように作るから、確認用ですね・・・これは。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
櫓の前に概要が貼ってあります。

川又田んぼアート協議会の田んぼアート
やぐらの正面の田んぼでは作業している方がいます。まだ形はよくわかりません。植えたばかりのようです。
新聞にも載ったんだな・・・「田んぼアート始動」田んぼアートに取組むのは、市の呼びかけに応じた地元農家13人で構成する「川又田んぼアート協議会」(山崎千正会長)。場所は鹿島線臨海鉃道大洗鹿島線常澄駅から大洗駅の間で、会員所有の水田約1万平方メートルをキャンバスにして、縦95メートル横40メートルの大きさで描く。  この日は、会員と家族など約30人が参加し、みとちゃんの絵柄をかたどる作業を実施。来場者の観賞用に設置した物見台からレーザープロジェクターで輪郭を映し出し、これに沿ってアシの棒を立てた。  絵柄をかたどる作業は通常「測量しながら行うため長時間化かかる」(同市農政課)が、今回はレーザープロジェクターを活用することで作業時間の短縮を実現した。デザインの遠近処理から投影までを担当した茨城大学工学部の住谷秀保准教授は「全国的に珍しい手法ではないか」と話す。  8日には田植えを行い、周辺の食用稲とともに鑑賞用稲を植える。  みとちゃん部分に使う稲は5種類。このうち3種類は葉色を生かし、みとちゃんの肌は白の「ゆきあそび」、口や衣装は赤の「べにあそび」、はかまなどはオレンジの「あかねあそび」の各種を使用。残りの2種類は稲穂の色を利用し、頭部は黄色の「赤穂波」、輪郭線などは紫の「紫穂波」を用いる。  山崎会長は「今回のアートを農業と農業地域の活性化につなげたい」と話し、父親が会員の栗原繁裕さんは「稲が育つまでは心配だが、たくさんの人に見てもらえればうれしい」と期待を寄せた。 とあります。
新聞にも載ったんだな・・・「田んぼアート始動」田んぼアートに取組むのは、市の呼びかけに応じた地元農家13人で構成する「川又田んぼアート協議会」(山崎千正会長)。場所は鹿島線臨海鉃道大洗鹿島線常澄駅から大洗駅の間で、会員所有の水田約1万平方メートルをキャンバスにして、縦95メートル横40メートルの大きさで描く。 この日は、会員と家族など約30人が参加し、みとちゃんの絵柄をかたどる作業を実施。来場者の観賞用に設置した物見台からレーザープロジェクターで輪郭を映し出し、これに沿ってアシの棒を立てた。 絵柄をかたどる作業は通常「測量しながら行うため長時間化かかる」(同市農政課)が、今回はレーザープロジェクターを活用することで作業時間の短縮を実現した。デザインの遠近処理から投影までを担当した茨城大学工学部の住谷秀保准教授は「全国的に珍しい手法ではないか」と話す。 8日には田植えを行い、周辺の食用稲とともに鑑賞用稲を植える。 みとちゃん部分に使う稲は5種類。このうち3種類は葉色を生かし、みとちゃんの肌は白の「ゆきあそび」、口や衣装は赤の「べにあそび」、はかまなどはオレンジの「あかねあそび」の各種を使用。残りの2種類は稲穂の色を利用し、頭部は黄色の「赤穂波」、輪郭線などは紫の「紫穂波」を用いる。 山崎会長は「今回のアートを農業と農業地域の活性化につなげたい」と話し、父親が会員の栗原繁裕さんは「稲が育つまでは心配だが、たくさんの人に見てもらえればうれしい」と期待を寄せた。 とあります。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
なるほど・・・レーザーで下絵を描いたんだ。ついこの間田植えをしたばっかりで、補植をしているところだったんだな。

描かれるのはご当地キャラクターのみとちゃん

わらづとかぶった「みとちゃん」を描くんですね。みとちゃん!みんな「夏は納豆菌が繁殖して頭を洗うのが大変だろうなー」って心配していますよ。
わらづとかぶった「みとちゃん」を描くんですね。みとちゃん!みんな「夏は納豆菌が繁殖して頭を洗うのが大変だろうなー」って心配していますよ。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
設計図はこれです。それぞれ植える稲の番号が振ってあってわかるようになっています。ちなみに背景の濃い緑は「ちよひかり」で、足元の楕円の少し色の薄い部分は「マンゲツモチ」だそうです。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
なんとなーく「みとちゃん」がわかるかしら
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
会長さんは「自分の田んぼにだって入らないんだもん。大人の遊びだよ」って笑います。確かに田植機で田植えしちゃいますから、なかなかこんなに長時間ズボズボ田んぼに入ることはないんでしょうねえ・・・

観賞用の稲は食べられないそうです

川又田んぼアート協議会の田んぼアート
これは確か「マンゲツモチ」と聞いたはず
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
これは観賞用の「ゆきひかり」かな? 聞いたのに忘れちゃいました。観賞用の稲の種はビックリするほど高いそうです。出回っていないですからね。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
ここに観賞用が3種、食用が2種の計5種類乗っているそうです。こうやって見ると明らかに色が違いますね!

櫓登ってもいいよ・・・というので喜んで登ってみました

川又田んぼアート協議会の田んぼアート
ちゃんと階段が付いてます
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
「WAO!」最高の天気! 最高の景色! 鹿島線臨海鉃道大洗鹿島線常澄駅方面を眺めます。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
そしてこちらが鹿島線臨海鉃道大洗鹿島線大洗駅方面を眺めるの図
いい天気だなあ
いい天気だなあ
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
レーザーが届かなくてちょっと絵柄が小さくなってしまったそうです。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
こんな感じになるってことでしょうか?
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
これが・・・
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
こうですね
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
ちょうど鹿島線が通りかかりました。きれいにできあがったら鹿島線もここで徐行運転してくれるそうです。
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
ああ!これは原稿にはないけどJAのAだな・・・きっと。

水戸市川又町の活動組織は茨城県知事賞を取っていたんでした

川又田んぼアート協議会は平成21年、第二回茨城県美しい水土里づくり優良活動「農地・水・環境保全向上対策部門」で表彰された「川又地域資源保全向上活動組織」の有志で構成されているのではないかと思われます。

パンフレットの表紙を飾っているビオトープの写真がそうです。「帰りに見ていきな」といわれて行ってみたのですがうまいこと辿り着けませんでした。(早合点屋で方向音痴なため)看板も出てるじゃん! なのに見つけられなかった・・・トホホ
パンフレットの表紙を飾っているビオトープの写真がそうです。「帰りに見ていきな」といわれて行ってみたのですがうまいこと辿り着けませんでした。(早合点屋で方向音痴なため)看板も出てるじゃん! なのに見つけられなかった・・・トホホ
川又田んぼアート協議会の田んぼアート
茨城県知事賞です
「温暖だけど、夜は海から冷たい風が吹いて気温が下がり、寒暖の差があるのでおいしいお米ができるんだよ」といいます。食べてみたいなあ・・・島地区のお米とどんな風に違うかな?
「温暖だけど、夜は海から冷たい風が吹いて気温が下がり、寒暖の差があるのでおいしいお米ができるんだよ」といいます。食べてみたいなあ・・・島地区のお米とどんな風に違うかな?

田植えのイベントでは70人も集まったそうです。農地水のほうも水戸の先駆者で7年もやっていて、ずっとバイタリティを持って継続して活動を続けていることに敬服します。

ちょくちょく見に行かせてください。そして来年は僕にもやらせてください!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“来年は僕にもやらせてください!・・・「田んぼアート」を見てきました。” への6件の返信

  1. おじまさん おはようございます

    僕もそれは不思議だなあと思いました
    川を渡るまでは水戸市ですから、田んぼを借りてる大洗の方が協力したのかもしれませんね
    このあたりは買物も大洗に行く人が多いですし、大洗も水戸もない感じだし・・・と勝手に納得していました

    今度その辺りの方にお会いしたら聞いてみたいと思います

    お米が混じっちゃう件、確かにそうですよね
    考えれば考えるほど大変ですが、リンクの田舎館村やみらい市のNPOの田んぼを見ると
    それらをクリアした上でこれだけのことをやっているんだなあ・・・と感心します

    地上絵は本当に良いアイディアだと思います!

  2. 話に水を差すようで恐縮ですが,
    川又地区は水戸市,ガルパンは隣の大洗町ということで,
    去年の田んぼアート(ではなく地上絵(文字))は,もしかして近隣の別の地区の取組みではないでしょうか?
    大洗なら「みとちゃん」ではなく,「アライッペ」というキャラですし。。。

    田んぼアートは,青森県の田舎館村がなんと言っても有名ですが,茨城県内ではつくばみらい市のNPOの人達がTX沿線でやっているのが先駆けと思います。

      田舎館村
        http://www.vill.inakadate.lg.jp/
      NPO古瀬の自然と文化を守る会
        http://furuseno.fureai.or.jp/tanbo/

    どこから見てもらうのかを決めて,そこから自然に見えるようアートをいかに上手く描くかという課題もありますが,複数品種を1枚の田んぼに作るので,その種がこぼれて次の年に生えてくると,もし次の年に普通に主食用品種を作ろうとすると混ざって問題(色付きの米なので特に目立つようです)になるので,その対策も課題のようです。

    大洗の地上絵(文字)なら,混種の心配はしなくてすみますね。モノクロですが。

  3. shiroemodonさん おはようございます

    「やだもー」そういうことだったんですか!
    めんどくさい著作権に引っ掛りそうもないし
    トラクターでサクッと作れるし
    なかなかセンスの良いチョイスですね!
    これから流行るんじゃないでしょうか?

    なるほど・・・艦これでも・・・
    きっと大洗の人は聡いですからもうリサーチして何か計画を作ってますね・・・きっと

    ありがとうございました!

  4. 「やだもー」ですか。ガルパンの登場人物の武部沙織(大洗出身)の、有名な台詞ですね。意味はそのままです。

    大洗は確かに何事にも本気な街だと思います。ファンの皆さんとの交流も親しみに溢れていますし、なんだか穏やかな雰囲気を持っていると感じています。
    痛大絵馬は、混雑を避ける為に友人とちょっと遅くに行きました。

    また、今大洗はガルパンだけではなく、艦これというゲームでもちょっと知られた土地となりました。軽巡洋艦 那珂という艦艇の慰霊碑が大洗磯前神社内にあるので、訪れる方がいるそうです。
    ちょうど、「痛」大絵馬を見に行った その3 の「絵」絵馬写真の3枚目に描かれています。(左側)

    大洗は海釣りでも行きますが、遊べて買い物には不便なく、住むには良い場所だと思います

  5. shiroemodonさん おはようございます

    検索すると出てきました!
    恥を忍んでお聞きしますが「やだもー」ってどういうことですか?

    https://www.youtube.com/watch?v=ujejKYaYp1k

    アニメは見ていなかったのですが気にはなります。

    大洗はいろいろなことにアツくていいですよね。
    いつもファンの方達が町を歩いていて、「いいなー」と思います。
    しかも、なんだかみんなお金持ちそう・・・
    クルマはなぜかスバルインプレッサWRX率高いし・・・

    大場町島地区は大洗と接していて近所なのでよく行くし大好きです。

    ガルパンも気になっていていくつか話題にしています

    戦車が橋を越えてやってきた

    「痛」大絵馬を見に行った その1

    「痛」大絵馬を見に行った その2

    「痛」大絵馬を見に行った その3

  6. 去年の11月にも大洗町を舞台としたTVアニメ「ガールズ&パンツァー」の田んぼアートが、ちょうど取材された地区で行われていました。稲刈り跡をトラクターで耕運して文字を書いたものです。YouTubeに動画があるので、「大洗 田んぼ」と検索するとヒットします。
    私はこのアニメが好きなので大洗に一度鹿島線で行った時に、最初は文字と気付かなかったのですが、「変に耕運しているな」と思って観察していたら、文字と気付いた時は車内にいたファンの方々と驚いてました。
    製作工程が気になっていましたが、この記事を読んであの正確な絵柄に納得しました。

    私の住んでいる地区でも、「農+芸術」と叫んでいる市長がいますが、何事も中途半端な市政の自治体がどこまで実施するかは疑問です(苦笑)

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