顔がボコッと外れるんだ!FIAT540「撮りトラ」

Veglia Borlettiは同じFIATのクルマにもたくさん使われているみたいです。これはランチアのメーター(Wikipediaより)

今日はhokkaidoujinさんの案内で行った中古屋さんで見た見た、フィアットトラクターFIAT540「撮りトラ」です。

 

tractordata.comによれば、1973年〜1978年。3気筒2.6リッターディーゼル54馬力/2600rpmとなっています。また、農研機構の安全鑑定はFIAT540DTが1976年の登録ですが、僕の見た機体は四輪駆動ではないので、これより前のものと思われます。社史、『久保田鉄工最近10年の歩み』ではFIAT640が1971年発売とありますので、この640と同時に1971年に発売された可能性もあります。
tractordata.comによれば、1973年〜1978年。3気筒2.6リッターディーゼル54馬力/2600rpmとなっています。また、農研機構の安全鑑定はFIAT540DTが1976年の登録ですが、僕の見た機体は四輪駆動ではないので、これより前のものと思われます。社史、『久保田鉄工最近10年の歩み』ではFIAT640が1971年発売とありますので、この640と同時に1971年に発売された可能性もあります。

それにしても、このFIAT、顔がボコッと外れちゃうんですね。なんだかおもしろいです。

 

わかりにくいですが、顔が外れる・・・のと同じくらい気に入ったのがココ。ウエィトがコンクリートの側溝のフタです。気休めにマイカ線で縛ってあるのもGOOD!
わかりにくいですが、顔が外れる・・・のと同じくらい気に入ったのがココ。ウエィトがコンクリートの側溝のフタです。気休めにマイカ線で縛ってあるのもGOOD!

 

このFIAT540は前進8段後進2段・・・そう、「8」マンでした。以前、なぜFIATの側面には「8」と書いてあるのか不思議に思っていたら皆さんにその理由を教えてもらったのでした。
このFIAT540は前進8段後進2段・・・そう、「8」マンでした。以前、なぜFIATの側面には「8」と書いてあるのか不思議に思い、皆さんにその理由を教えていただいたのでした。変速段数のことでしたね!

 

この機体は運転席左側の屋根に工具箱が独自にセットされています。実際に工具が入っていたのか、それともお菓子やお弁当を入れていたのかはわかりませんが・・・
この機体は運転席左側の屋根に工具箱が独自にセットされています。実際に工具が入っていたのか、それともお菓子やお弁当を入れていたのかはわかりませんが・・・

 

リヤタイヤの前には作物避けのヒゲが付いています。そういえばフロントタイヤの前にも何か付いています。管理作業に使われていたのでしょうね。
リヤタイヤの前には作物避けのヒゲが付いています。そういえばフロントタイヤの前にも何か付いています。管理作業に使われていたのでしょうね。

 

インパネのメーターは・・・
インパネのメーターは・・・

 

このメーカー(ブランド)Veglia Borlettiは、一番最初に『合併合併合併!スペリーニュー・ホランド クレイソンコンバイン8050』のアワーメーターで見かけました。
Veglia Borlettiです。このメーカーは一番最初に『合併合併合併!スペリーニュー・ホランド クレイソンコンバイン8050』のアワーメーターで見かけました。他にはFIAT450/550にも付いていました。

 

めちゃめちゃいい! ピストンの絵(白)の目盛が回転数、赤の軸の絵(PTO?)が軸の回転数を表しているんですね!! わかりやすいです。
FIAT640のメータで見てみましょう。 ピストンの絵(白)の目盛が回転数、赤の軸の絵(PTO?)が軸の回転数を表しているんですね!! わかりやすいです。

 

調べてみるとVeglia Borlettiはイタリアの自動車部品メーカーで、計器などは1930年代から50年代にかけて主にレースシーンで活躍していたみたいです。現在は先ほど紹介したSIEM同様、エルコレ・マニェーティとフィアットが共同出資した電装会社、マニエッティ・マレリ傘下にあるそうです。

 

計器類のJaeger(前述のクレイソンコンバイン8050やMF240など、ちょくちょく見かけます)もこのマニエッティ・マレリ仲間です。

 

Veglia Borlettiは同じFIATのクルマにもたくさん使われているみたいです。これはランチアのメーター(Wikipediaより)
Veglia Borlettiは同じFIATのクルマにもたくさん使われているみたいです。これはランチアのメーター(Wikipediaより)

 

Veglia Borlettiは元々Vegliaという名前で設立され、 Borlettiによる買収によりVeglia Borlettiと改名されました。その後、Magneti Marelliに買収されたのですね。

 

Veglia Borlettiのファンページなのでしょうか?Facebookページもあります。メーターの写真ばかりが並んでいてなかなかcool!
Veglia Borlettiのファンページなのでしょうか?Facebookページもあります。メーターの写真ばかりが並んでいてなかなかcool!

 

写真が少なくてごめんなさい。正月気分から早く抜け出さなくては・・・今日はこんなところです。また明日!

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