必要だったことが趣味に追いやられても、必要なのは変わらない

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エンジン自分で運搬機による 唐箕(とうみ)の駆動

水戸市大場町島地区の唐箕(とうみ)の進化形をネットで見つけました。タイの方の映像ですが、これは手でで回すハンドルもあるようですが、さらにプーリーが付いていて、それを管理機?からベルトを介して回しています。

タイ国の唐箕(とうみ)

お米の餞別をしているようです。タイにはもちろん最新鋭の機械もたくさんあって、ここでたまたまこういう機械を使っていた・・・というだけですが、こういう映像を見ていると色々と考えさせられます。

島地区の78歳手回しの唐箕

手回しの代わりに動力を使う

それを僕は思いつけたか?

同じような光景を最近(といっても1年前ですが)テレビで見ました。地震で電気ががこなくなり、東北の地震の被害に遭われた人が精米機をこのようにベルトタスキ掛けで動かして玄米を精米していたのです。

食料確保のため保管していた玄米を精米する必要にかられてだったようですが、それを知った今ならいざ知らず「当時の僕だったらこれは思いくことはできなかったでしょう。

ポータブルスタンドアローン動力

そもそもこの手押しタイプの管理機は「農発」みたいな「動力」をタイヤをつけて持ち運べるようにしたもののように思います。「動力」を「動力」自身の「動力」で好きな所へ移動できるようにしたもの(ややこしいですけど)・・・なんて便利なんでしょう!

島地区の現役農発

クラウドもしくはセントラルキッチン方式動力

対して電力というのは蛇口をひねれば水が出る水道のようなもので、それを「動力」に使うということは「動力」がインフラになったということなのでしょう。電気も道路も網の目のように張り巡らされて複数失ってもバックアップできて大事には至らないのですが、今回のような広域的な災害の場合はダウンしてしまいます。

単に僕がエンジン好きというだけではなく、電気に「動力」や普段の生活の大部分を託すというのはこういうことだったんだなあ・・・と思います。少なくとも電気がこなくなってお手上げというような状態にならないよう普段から備えていないとなりませんね。

中央から動力、煮炊や暖房に使う熱、それから橋や道路がやってきて何も考えず蛇口をひねればドウドウと流れ出す・・・インフラってそんなもんで、電気に限らずクラウドコンピューティングみたいなネットやPCの世界にだって様々なレベルで同じようなことが言えます。

趣味に走れ!

大量に作って、それを配るシステムも作って、それが認知され使われるようになると、今までのスタンドアローンの「農発」「動力」「PC」などは経済的に引き合わなくなってそれぞれの端末に置き換わってしまい、どちらかといえば趣味のほうに追いやられてしまう感じです。

「農発」もそうですし、水戸市大場町島地区の唐箕(とうみ)も、もしかしたら趣味の範囲に入っちゃうかもしれません。道路もよくなってそんな必要もないのにオフロードバイクでラフロードを走る僕もそうです。

僕からしたらそんなことするんだったら、ラフロードを1000キロ走ったほうがまだマシ・・・と思えるようなマラソンや、今のランニングブームもそうかもしれませんね。

大昔は直接的に生きるために必要だった歩くこと走ることは今や趣味の範疇に入っている感じです。これもひねるとジャーのインフラのおかげです。

使い方を教えてください!

趣味でもいい、体やハンドツールを使いましょう。頭も使いましょう。地図を見ましょう。天気を読みましょう。農発、エンジン、仕事に使わなくてもカラ回ししましょう。単車のエンジン、乗らなくてもかけましょう。唐箕(とうみ)もクルクル回しましょう。そしてどうやって使うか教えてください。僕もなにか・・・なんだろ? 単車と障害を乗り越える術を伝えます。

きっとそれがインフラストラクチャーがダメになった時、イザというときを乗り越える知恵の元になるんじゃないかな・・・と思います。