なぜか軽自動車表記1967年型式認定ホンダF25「朝1分の農機考古学」

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毎日サクッとネットオークションの写真で「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1967年型式認定のホンダ耕うん機F25です。制度が変わって小型特殊自動車として認定されているはずなのに、銘板はなぜか軽自動車表記。クルマ屋さんなのでこっちの方がカッコいいと思ったのでしょうか。ホンダはそういう耕耘機が多数あります。

ネットオークションで見つけてきたホンダF25です。小型特殊自動車とはいえ貴重な1960年台マシン。しかもオリジナルでここまできている感じです。
ネットオークションで見つけてきたホンダF25です。小型特殊自動車とはいえ貴重な1960年台マシン。しかもオリジナルでここまできている感じです。
昔の機械は手仕事を感じさせる大きなRの各部がいいですよね! 当然機械加工をしているわけであくまでも「手仕事感」ですけど。
昔の機械は手仕事を感じさせる大きなRの各部がいいですよね! 当然機械加工をしているわけであくまでも「手仕事感」ですけど。
例えば、プーリーの後ろ、ケーブルの通っているアルミ鋳物の部品だと思うんですけどこういう部品です。今だったらこんな形にはなっていないと思うんです。なだらかな曲線というかだらしないRというか・・・一瞬プラスチックかな?と思わせる形です。
例えば、プーリーの後ろ、ケーブルの通っているアルミ鋳物の部品だと思うんですけどこういう部品です。今だったらこんな形にはなっていないと思うんです。なだらかな曲線というかだらしないRというかぼんやりしているというか・・・一瞬プラスチックかな?と思わせる形です。
このタンクキャップも面白い形をしています。「なんか今と違う」そんな造形です。もちろん、理由があるのでしょうけど。
このタンクキャップも面白い形をしています。「なんか今と違う」そんな造形です。もちろん、理由があるのでしょうけど。
市女笠いちめがさというらしいですけど、似てますよね!!
今回取り上げたのは銘板が写っているというのもあります。軽自動車運輸省型式認定番号農548号ホンダF25型とあります。冒頭にも書きましたが正式には小型特殊自動車として型式認定されています。
今回取り上げたのは銘板が写っているというのもあります。

軽自動車
運輸省型式認定番号 農548号
ホンダ F25型

とあります。冒頭にも書きましたが正式には小型特殊自動車として型式認定されています。そうなったのは1963年中頃からですので、とっくに軽自動車型式認定の時代は終わっています。それなのに軽自動車表記・・・銘板が余っていたのか、それともこれがかっこいいと思っていたのか、なかなか興味深いです。当時はあまり気にした人はいなかったでしょうけど。
シートに記入します。遡ってみると、F90もF100もF50も本来小型特殊自動車のはずが軽自動車表記になっています。きっとF30もそうでしょう。すごく興味深いし、そこに何があったのか知りたいです。
シートに記入します。遡ってみると、F90もF100もF50も本来小型特殊自動車のはずが軽自動車表記になっています。きっとF30もそうでしょう。すごく興味深いし、そこに何があったのか知りたいです。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

今日も遅くなってしまった・・・今日はここまで。また明日!

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