今日はNさんからタレコミ情報のあった、当社比最恐(ウソ。ホントはかわいくて好き)のコンバイン。1971年ソビエト生まれ、1984年まで作られたコロスSK-4コンバインです。コロスはおそらくですが大きな彫像コロッサスを指しているものと思われます。
僕はこのビジュアルにやられました。「怖いロボット!」もうそれだけです。農業機械じゃなくたって思い切りフックしていたと思います。それだけに実態としての中身はたいしたことなく、普通のコンバインでした。
Kolos(Колос) SK-6はそのユニークな形を除けばちょっと大きめの平均的な汎用型コンバインです。
スペックはロシアのサイトとチェコのサイトにありました。両者微妙に違います。全機形と後期型なのかな・・・
- 刈り幅:5 m、後のタイプ6および7 m
- 脱穀ドラムの長さ:1500 mm
- 脱穀ドラム径:600mm
- スループット:8 kg / s
- 穀物タンク容量:3m³
- 燃料タンク:300ℓ
- 分離装置:5つのシェーカー
- 移動速度:1.6〜20 km / h
- エンジンタイプ:SMD-64
- エンジン出力:150 hp(110 kW)
- 速度数:前進3段、後進1段
- トランスミッション:マニュアルトランスミッション付きバリエーター
- 重量:8235 kg SK-6Ⅱは9455 kg
何といっても燃料タンクが300ℓというのに驚かされます。エンジンはSMD-64とありますが、これは以前見たベラルーシトラクターに載っていたエンジンと同じく、ミンスクのエンジン工場で作られたものと思われます。
動画を見る限りV8ディーゼルのように見え、パーツリストを見ることができたSMD-62はV6だったので、V型エンジンなのは間違いなさそうです。
視界・・・ということもあったのでしょう。タンクのすべての角が落とされ、下に落ち込んでいます。そのため、こんな特異な形ができあがったというわけですね。
両サイドには入母屋というか錣屋根のように窓があります。これはきっと中が見えるようになっているのでしょうね。
もう一つの特長であるこれまたユニークなブラインドは、視界が良くなったキャビンが温室になってしまって暑い・・・ということの対策なのでしょう。
ユニークな構造を採用したらデザインもユニークになってしまったというわけですね!
もっと突っ込みたかったですが、また会うこともあるでしょう。今日は時間がなくなってしまいました。それではまた明日!