今日も田植機考古学。昨日の続きです。トラクター狂さんが前回と同じ「機械化農業」72年3月号からヰセキPF20の商品説明&写真を送ってくれました。情報が各部から補強され嬉しいかぎりです。トラクター狂さん、ありがとうございます!

〔機構とその調整〕
①株間=株間は、スプロケットを交換し、チェンを延長(または短縮)することによって調節する。
②植込み深さ=フロートの取付け穴を変えることによって2段階に調節できる。
③植付け本数=苗の生育状況によって、植付け本数を調節しなければならない場合は、苗送りギヤーを組みかえる。

〔運転時の注意〕
①植付け時の圃場状態は、手植えよりやや固めがよい(人が歩いてみて、足跡が消えない程度。水かげんは、全面浅水(0.5〜2cm)が良い。
②植付け苗の水分は、やや控えめが良い。苗が湿りすぎだと、苗がすべりすぎたり、苗の継ぎ足し補給のとき苗がもり上がり、植付け精度がさがる。乾き気味の苗は、分離するときに苗床がくずれる。(5図)。
③左右の苗が同量に減らないときは、苗取口スキマの調節が不良。
④フロートの全面を有効に使う。特にフロート後尾が土中に沈まないこと。
価格=176,000円

昭和46年、1971年の176,000円です。当時の大学初任給が46,400円とどこかのサイトにありました。今年の初任給は210,200円だそう。その比率で行くと現在の感覚で
ちょっと信じられない感覚・・・今なら50馬力から60馬力くらいの大きめのトラクターを買う感覚ですよね。昔は農機が高かった。ちょっと前の記事、カンリ

なおしておきます!
みみずくさん
がくっ・・・計算間違い・・・
それなら何とか買えますかねえ・・・
>現在の感覚で約800万円!ということになります。
ちょっと信じられない感覚…というより、手が出ません。
がしかし、その比率だと約80万円の間違いでしょうね。