投稿日: 2020年3月15日2020年3月15日 投稿者: nora当時の感覚で約80万円!発売価格¥176,000のヰセキ最初のフロート式超軽量動力田植機PF20「さなえ」今日も田植機考古学。昨日の続きです。トラクター狂さんが前回と同じ「機械化農業」72年3月号からヰセキPF20の商品説明&写真を送ってくれました。情報が各部から補強され嬉しいかぎりです。トラクター狂さん、ありがとうございます! やっぱり田植機はおもしろくないですかねぇ・・・(見る人が極端に減ります)もともと訪問者の少ない週末なので続けてしまいます。〔機構とその調整〕①株間=株間は、スプロケットを交換し、チェンを延長(または短縮)することによって調節する。②植込み深さ=フロートの取付け穴を変えることによって2段階に調節できる。③植付け本数=苗の生育状況によって、植付け本数を調節しなければならない場合は、苗送りギヤーを組みかえる。 ⑤植込み杆(←てこって読むんですね!!!)=植付けクラッチレバーを「切」にした時、植込み杆の停止位置が、植込み杆の下がり行程の4図の範囲で停止するよう、植込み諌稈(←今度はこの字になっています。調べてみると読みはカン/わら。稲や麦などの穀物の茎とのこと)駆動チェンで位置決めしておく。〔運転時の注意〕①植付け時の圃場状態は、手植えよりやや固めがよい(人が歩いてみて、足跡が消えない程度。水かげんは、全面浅水(0.5〜2cm)が良い。②植付け苗の水分は、やや控えめが良い。苗が湿りすぎだと、苗がすべりすぎたり、苗の継ぎ足し補給のとき苗がもり上がり、植付け精度がさがる。乾き気味の苗は、分離するときに苗床がくずれる。(5図)。③左右の苗が同量に減らないときは、苗取口スキマの調節が不良。④フロートの全面を有効に使う。特にフロート後尾が土中に沈まないこと。価格=176,000円 イセキのサイト、ドリームギャラリーにあったPF20型昭和46年、1971年の176,000円です。当時の大学初任給が46,400円とどこかのサイトにありました。今年の初任給は210,200円だそう。その比率で行くと現在の感覚で約800万円!約80万円ということになります。ちょっと信じられない感覚・・・今なら50馬力から60馬力くらいの大きめのトラクターを買う感覚ですよね。昔は農機が高かった。ちょっと前の記事、カンリウ人力田植機が販売されたというのもわかります。動力式田植機に手がでない人はたくさんいたに違いありません。(計算間違いをなおしました。これなら何とか手が出るかなぁ) 実は今日のトピックは「田植機は高かった」その一点。それではまた明日! 上の記事とゆるく関連しているほかの記事:田植機考古学:ヰセキ最初のフロート式超軽量動力田植機PF20「さなえ」詳報田植機考古学:ヰセキ最初のフロート式超軽量動力田植機PF20「さなえ」超古いかと思ったら、そうでもなかった。ヤンマー歩行型田植機AP200+その他@ダイナミックフェア2018ヰセキとカワサキ。なんだか韻を踏んでいるようだけど広範囲に仲が良かったみたい。@「北海道開拓の村」イセキ最初の田植機は4条植のP4A「田植機考古学」業界初の乗用田植機はアーティキュレート方式!・・・ヤンマーYP6000「撮り田植機」
なおしておきます!
みみずくさん
がくっ・・・計算間違い・・・
それなら何とか買えますかねえ・・・
>現在の感覚で約800万円!ということになります。
ちょっと信じられない感覚…というより、手が出ません。
がしかし、その比率だと約80万円の間違いでしょうね。